@コメント禁止とは (アットコメントキンシとは) [単語記事]

「@コメント禁止」とは、投稿者用メニューから使用できるニコスクリプトのひとつである。
関連項目：ニコスクリプト

概要

ニコニコ動画には、「ニコスクリプト」と呼ばれる動画投稿者のみが使用できる特別な機能があり、それを利用することで、動画プレーヤーでのコメントの書き込みを禁止することができる。

ニコスクリプトは、通常の視聴時ではなく専用の編集画面(投稿者コメント編集モード)で使用する。

「@コメント禁止」は、ニコスクリプトのひとつで、「一定時間コメントを非表示にし、動画プレーヤーのコメント入力欄を使用不可にする」機能である。

このスクリプトで指定された範囲では、動画プレーヤーのコメント入力欄に「投稿者によってコメントが禁止されています」と表示され、コメントが出来なくなる。
既にあるコメントを消去はしないが、範囲内にあるコメントはプレーヤー側の設定に関わらず非表示にされる。

尚、ニコスクリプトに限らず、ニコニコ動画の仕様は予告無しに変更される場合があるため、使用方法の詳細については、各自でニコニコのヘルプも参照することをおすすめする。

使い方

投稿者コメント編集モードの開き方

ニコスクリプトを使用するためには、まず「投稿者コメント編集モード」を開く。
開き方は2種類あり、以下のどちらかの方法で開く。

マイページの投稿動画一覧画面から、編集したい動画の項目の右側にある「編集」から「投稿者コメントを編集」を選択する。
または、自分が投稿した動画の動画視聴ページを開き、その最上部にある「投稿者メニュー」の「編集」から「投稿者コメントを編集」を選択する。

動画プレイヤーのコメント入力欄に「投稿者コメント」と表示されているのを確認する。
動画の右側にはリストモードが表示されている。編集を終了したい場合や編集内容を保存する場合は、ここから選択することになる。

ニコスクリプトの入力方法

ニコスクリプトは、投稿者コメント編集モードにて通常のコメントと同様に書き込む方法と、スクリプトエディタで直接書く方法の2種類がある。

コメントと同じように記述する場合

仮に、再生時間2分の動画を最初から最後までコメント禁止にしたい場合は、0秒の時点で動画を止めて、動画プレイヤー下部のコマンド欄に「@120」、コメント欄に「@コメント禁止」と書き込んで「コメントする」。
コマンド欄の@120とは、120秒間コメント禁止を続けるという意味。
時間は必ず半角で@数字を入力すること。

仮に、動画の途中からコメントを禁止したい場合は、コメント禁止を開始したい位置にコメントを書き込むことで、その位置から指定時間分コメントが禁止状態となる。
例えば、45秒のところから1分のところまでの15秒間のコメントを禁止したいときは、動画の45秒の位置で、コマンド欄に「@15」、コメント欄に「@コメント禁止」と書き込む。
こうすることで15秒間コメント入力ができないようになる。

エディタを使う場合

動画プレイヤー右側のリストモードから「エディタを表示」を選択して入力欄を開く。
以下のコマンドを入力し終わったら、「リストに反映」を選択して戻る。

Flash版の場合
0秒の位置から120秒間コメントを禁止する場合、「0:@120:@コメント禁止」と書く。
最初に開始位置の秒数指定、次にコロン(:)で区切った上で持続させる時間を@で指定、最後に再度コロンで区切って@コメント禁止。

45秒の位置から15秒間コメントを禁止する場合は、「45:@15:@コメント禁止」と書く。
HTML5版の場合

[
{
"time": "00:00.00",
"command": "@120",
"comment": "@コメント禁止\n@コメント禁止\n@コメント禁止\n@コメント禁止\n@コメント禁止\n@コメント禁止"
}
]

抜け穴

「@コメント禁止」によって、動画の最初から最後まで全てを指定してコメントを一切禁止してしまう事も可能だが、現状これを回避してコメントを投稿する手段は幾つか残っているので注意が必要である。

動画の再生前と再生終了後の位置はスクリプトの効果が及んでいないため、コメントが普通に可能である。
再生前なら動画を読み込んで再生する前、もしくは一時停止をした後に一番最初まで巻き戻す。再生終了後は最後まで再生して放っておくと、現在なら「とりあえずマイリストに登録しますか？」と言う表示が出る部分である。
この部分にされたコメントは非表示にもならず、普通に動画上に表示される。

また、オミトロンなど一部の外部ツールを通しスクリプトを無効にした状態で閲覧している場合、禁止されている時間中でもコメントが普通に可能。
この方法でされたコメントは「@コメント禁止を設定する前からあったコメント」と同様で、コメントログには残るが、同じくオミトロン等でスクリプトを無効にして視聴しない限りは強制的に非表示にされる。

@コメント禁止を設定している動画が「世界の新着動画」で紹介された場合、現在では世界の新着動画からは普通にコメントが可能である。世界の新着動画で視聴している限りはスクリプトが働かず、オミトロンでスクリプト無効にして視聴しているのと同じような状態になる。
従って、世界の新着動画にてされたコメントはコメントログにも反映され、元動画から見ると「@コメント禁止を設定する前からあったコメント」のようにただ非表示にされるだけである。