はちぶんぎ座 単語


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ハチブンギザ

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はちぶんぎ座
Octans
略符 Oct
象徴 the Octant
設定者 ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ
概略位置:赤経 22
概略位置:赤緯 -85
21時正中 10月15日
広さ 291平方度(50位)
3.0等以上の恒星 0
最輝星 はちぶんぎ座ν星(3.73等)
メシエ天体数 0
隣接する星座
  • きょしちょう座
  • インディアン座
  • くじゃく座
  • ふうちょう座
  • カメレオン座
  • テーブルさん座
  • みずへび座
星座の一覧

はちぶんぎ座とは、全天88星座の1つ。

南天の星座で、領域内に天の南極がある。日本からは観測できない。

しかし戦前は日本から観測出来たと言うネタも有る。

戦前の日本の最南端は現在のミクロネシア連邦カピンガマランギ環礁であり天の南極のほんの目に見える星すら無い一部エリア以外ほぼ全域を見る事が可能である。

概要

1756年にラカーユによって作られた、比較的新しい星座。観測器の「八分儀」がモデルである。

はちぶんぎ座を構成する星は暗い星が多く、あまり目立たない。周囲の星を参考にするほか、みなみじゅうじ座を用いて探すことができる。

天の南極に最も近い星座で、南半球では1年中観測ができる周極星である。ただし、天の北極の北極星(こぐま座・ポラリス)にあたるような明るい星(南極星)は存在しない。

なお、他に観測器をモデルにした星座は、しぶんぎ座とろくぶんぎ座がある。しぶんぎ座は、現在はりゅう座の一部となっている。

主な天体

恒星

はちぶんぎ座には、σ星以外に固有名を持つ恒星は存在しない。

  • はちぶんぎ座ν星
    • 4等星で、はちぶんぎ座で最も明るい星。
      橙色巨星で、惑星が存在している可能性がある。
  • σ:ポラリス・アウストラリス(Polaris Australis)
    • バイエル符号の付いた恒星の中で、最も天の南極に近い。
      「南極星」とされることもあるが、5等星と非常に暗いために実用的ではない。

データ

名称 視等級 絶対等級 距離(光年) スペクトル型 変光星型 変光幅 備考
ν はちぶんぎ座ν星 3.73 2.10 69 K0III 橙色巨星
連星
β はちぶんぎ座β星 4.13 0.96 140 A9IV-V
δ はちぶんぎ座δ星 4.31 -0.35 279 K2III 橙色巨星
σ ポラリス・アウストラリス 5.45 0.86 270 F0III 脈動変光星
たて座δ型
ごく僅か

歴史

フランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーユが1756年に設定した14の星座のうちの1つ。

天体観測や測量に用いられる八分儀をモデルに作られている。「八分」とは360°の八分の一という意味で、弧が45°であることからこの名前が付いた。

なお設定当時は、八分儀より大きな角度を測ることができる六分儀(ろくぶんぎ座)が普及していったという。

関連コミュニティ

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関連項目

  • 星座の一覧
  • 八分儀
  • 日本から見えない星座
    • ふうちょう座
    • カメレオン座
    • テーブルさん座

ラカーユの星座(1756年)

  • がか座
  • じょうぎ座
  • テーブルさん座
  • ぼうえんきょう座
  • レチクル座
  • けんびきょう座
  • ちょうこくぐ座
  • とけい座
  • ポンプ座
  • ろ座
  • コンパス座
  • ちょうこくしつ座
  • はちぶんぎ座
  • らしんばん座

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