またしても何も知らないスレッタ・マーキュリーさん(17)とは、何も知らないままアスティカシア高等専門学園に入学した17歳のスレッタ・マーキュリーである。
あらすじ(スレッタ目線)
スレッタ・マーキュリーは同世代の子どもがいない水星で生まれ育ち、幼い頃からモビルスーツ(MS)であるエアリアルと共に過ごしてきた。
母から「水星を豊かな星にするために勉強してきなさい」と言われ、アスティカシア高等専門学園に編入することになるが……
概要
アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公であるスレッタ・マーキュリーが学園の常識を知らなかったり、生徒・大人達の思惑に巻き込まれたことによる展開・結果に対して用いられるネタ。
元ネタは北海道テレビのバラエティ番組『水曜どうでしょう』で何度もドッキリに遭った大泉洋に対して、公式が用いたテロップ → またしても何も知らない大泉 洋さん(23)
なお、記事名のままではニコ動のタグの字数制限である全角20文字を超えてしまっているので、タグとしてはスレッタの姓を省略した「またしても何も知らないスレッタさん(17)」、さらには年齢も省略した「またしても何も知らないスレッタさん」が使われることが多い。また、作品名と元ネタから「水星どうでしょう」という語呂が良すぎる呼称もできてしまっている。
尤も、元ネタがコメディ前提で笑いの平穏であるのに対し、こちらはその裏でうごめく部分が見え隠れしているので視聴者は不穏と守護の念で見て行くことになる。
主な例
- エアリアルについて
まず、エアリアルがガンダムであることを知らない。
作中におけるガンダム(GUND-ARM)とは操縦系統にGUNDフォーマットを採用した機体のことを指し、監査組織『カテドラル』発足後は禁忌とされている。
しかし実態として、エアリアルは操縦系統にGUNDフォーマットを採用している。御三家のペイル社も密かにGUND-ARMの研究を続けており、MSのみならずパイロットにまで研究の手を加える程。
その一方でエアリアルはGUND-ARMの副作用であるデータストームを何らかの方法で克服していることから、表向きは新型ドローン技術を採用したMSということになっている。
だが第7話にて……。
- お母さん!エアリアルはガンダムじゃ…!
いいえ、ガンダムよ。
ごめんね、とうとうバレちゃった。エアリアルはガンダムなの。
- 母親について
母であるプロスペラ・マーキュリーは『シン・セー開発公社』のCEOであり、多忙で直接会う機会が少ないことはスレッタも認知している。
しかし、娘を学園に推薦した目的が自身の復讐、そしてある『計画』を成就させるために動いていた。これらについては流石に知る由もないだろう。
そしてエアリアルの製造・開発はシン・セー開発公社。娘にはエアリアルの正体はおろか、ガンダムについて全く教えずに入学させた。
- 逃げたら1つ、進めば2つ手に入る
母からの言葉であり、スレッタは様々な局面をこの言葉と共に乗り越えてきた。
一方で、この言葉を呪いの言葉と指摘する視聴者もおり、案の定彼女は進むことをいつも怖がっていた。
結果としてミオリネの人生を大きく変え、彼女の心に傷をつけてしまうことになる。
- 家族について
彼女にとっての実の家族は母親だけであり、父親は幼少期に亡くなったと公言している。
一方で、占いでは『きょうだい』がいると指摘されている。スレッタは1人娘であり兄弟姉妹はいないはずだが……?
- あなたにはもう一人娘さんがいましたよね?[ネタバレ注意]は今、どこにいるんですか?
いるわよ。スレッタのすぐそばに。
データストームのその先で私たちを待っている。
- 決闘について
2年で編入した彼女は初日からグエル・ジェタークと決闘することになるが、決闘のルール(口上など)を一切知らない。ましてや、ホルダーに勝利する(=ホルダーになる)と学園の理事長の娘であるミオリネ・レンブランの婚約者になる権利を手にするなど知る由もなかった。
- 水星ってお固いのね こっちじゃ全然ありよ
同性婚についてはスレッタの常識外だった模様。最も、水星は人が住むには過酷で人が少ないため、周囲に同性のカップルがいなかったとしても不思議ではない。
ちなみに別のガンダムシリーズではヒロイン2人が最終話で結婚していたことが、本編終了後に明らかとなった。
- 負けたらエアリアルは廃棄処分!アンタも退学になる!絶対勝って!
初日の決闘で勝利するも、ガンダムに搭乗していたという疑惑を掛けられ決闘は無効、スレッタは隔離されることになった。当然、他の人と接触する機会は殆ど無かったが裏で色々と進んでいた結果、ミオリネから上のように言われ、再度グエルと決闘することとなる。
- 学園での生活
初日から彼女は隔離された上、入寮について説明されていなかったせいか、4話で地球寮に入るまでは1人で生活していたと思われる。
また、デミトレーナーを用いた実技試験についても、サポート役を用意しないまま試験に受けようとしておたことから、試験に必要な準備など何一つ説明されていなかった可能性が高い。
- オープンキャンパス
3日間の内、最終日のイベントである「ランブルリング」(バトルロイヤル方式の模擬戦)に、
ホルダーは毎年参加する習わしなのだが、当人は前日の夕方までイベントの件含めて何も知らなかった。上記も含めてこの学校、説明しなさすぎである。
- スレッタ・マーキュリー……君は僕とは違う……!
ペイル寮のエラン・ケレスは初日からエアリアルがガンダムと見抜いており、パイロットであるスレッタに興味を持ち、何度か接触している。理由は彼自身がガンダムに乗るために造られた『強化人士4号』であり、データストームの苦しみを知る彼にとって、スレッタは同じ境遇を持つ仲間と認識していたからだ。
しかし、実際にエアリアルに搭乗した結果、データストームが起きなかった。エアリアルはデータストームを何らかの方法で克服したガンダムだったのだ。
結果、エランは上のような台詞を吐き、一転して彼女に対し冷たい態度を取るようになる。
- まだかな、エランさん
第6話の決闘後、スレッタはエランと会う約束をしていたが、現れなかった。
暫く時間がたち、御三家が集うパーティーにてエランと再会。会社の都合で休学していたこと、間もなく復学出来ることを知り安堵するスレッタだった。
無論、エラン4号がペイル社の都合で(ry
- やめな...さい!
なんで……笑ってるの? 人殺し……
- さようなら、水星のお上りさん
あの子には幸せになって欲しいの。ガンダムとか、何にも縛られない世界で……
関連静画
関連動画
関連コミュニティ・チャンネル
関連項目
- ガンダムシリーズの関連項目一覧
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女
- スレッタ・マーキュリー
- 水曜どうでしょう(元ネタ)
- 大泉洋(元ネタの被害者)
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズ(先輩として犬塚翼が該当。しかも公式ネタどころか演者公認済み)
- 余談だが、関係する3人は実は北海道民繋がりである(出身地は大泉が江別市、スレッタ役の市ノ瀬加那が帯広市、犬塚役の柊太朗が札幌市)。