ららぽーととは、三井不動産商業マネジメントが運営する大型ショッピングセンターの総称である。
ここでは同企業が運営する関連商業施設の「ララスクエア」「ララガーデン」「ララテラス」についても触れる。
概要
1981年に1号店として「ららぽーと船橋ショッピングセンター(現在のららぽーとTOKYO-BAY)」がオープンし、2015年4月時点で9店舗を有する。
「ららぽーと」の由来はフランス語の「la port」で、1号店である「ららぽーとTOKYO-BAY」が海沿いにあったためである。ただし、その後建てられた施設は明らかに海沿いじゃないところがあるが、そこら辺は深く考えてはいけない。
ららぽーと店舗一覧
イメージカラーは青色。
- ららぽーとTOKYO-BAY(千葉県船橋市)
1977年に閉鎖されたレジャー施設「船橋ヘルスセンター」の跡地に「ららぽーと船橋ショッピングセンター」として1981年4月2日にオープンした。開業から長らくは核店舗としてそごうとダイエーが入居していたが、経営不振でどちらも閉店し、専門店街で構成された現在の形となる。ブランド戦略の関係で、「TOKYO-BAYららぽーと」を経て、現在の「ららぽーとTOKYO-BAY」となる。千葉県にあるのに「TOKYO」?と思われるかもしれないが、「TOKYO-BAY」は「東京湾」を英訳しただけなので何も間違ってはいない。
現在は北館、南館、西館の3棟構成となっており、ららぽーとでは最大規模、ショッピングモールとしてはイオンレイクタウンに次いで第2位の規模を誇る。1993年~2002年には屋内スキー場として「ららぽーとスキードームSSAWS」が存在していたことがある。
最寄り駅はJR京葉線の南船橋駅、京成本線の船橋競馬場駅であるが、微妙に距離があるため、無料送迎バスも運行されている。また、京成船橋駅、南船橋駅、JR津田沼駅から路線バスが運行されている。
- ららぽーと志木(埼玉県志木市)
1984年に「志木ファイブ」を改装する形でオープン。新星堂や東宝系列のシネマコンプレックスが入居していたが、耐震性の問題で2005年に閉店した。
- ららぽーと守山(滋賀県守山市)
1994年10月19日にオープン。アル・プラザを中核店舗としていた。2014年に運営会社が変わったため、現在は「モリーブ」となっている。
- ららぽーと甲子園(兵庫県西宮市)
2004年11月25日に阪神甲子園球場のすぐ近くにオープン。阪神電鉄が運営していた遊園地「阪神パーク」の跡地に建った。イトーヨーカドーを中核店舗とする。
球場の近くと言う立地上、観戦客による駐車を避けるため、試合開催日は入庫してから3時間経過すると特別料金として6,000円が必要となる。ただし、試合開始後に入庫した場合、キッザニアで駐車サービスを受けた場合、ゼロシステムを試合開始の1時間~2時間半後に受けた場合は、特別料金は加算されない。
最寄り駅は阪神本線の甲子園駅。また、JR甲子園口駅、JR西宮駅、宝塚駅、伊丹空港から路線バスが運行されている。
- ららぽーと豊洲(東京都江東区)
2006年10月5日に「アーバンドック」内にオープン。本館とアネックス館の2棟構成。東のエデンで登場したショッピングセンターのモデル。
最寄り駅は東京メトロ有楽町線・ゆりかもめの豊洲駅。また、東京駅、錦糸町駅、門前仲町駅などから路線バスが運行されている。
- ららぽーと柏の葉(千葉県柏市)
2006年11月22日にオープン。本館と「ゲートスクエア」内にある北館の2棟構成。東急ストア、MOVIXを中核店舗とする。
最寄り駅はつくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅。また、柏駅、江戸川台駅から路線バスが運行されている。
- ららぽーと横浜(神奈川県横浜市都筑区)
2007年3月15日にオープン。イトーヨーカドー、東急ハンズ、TOHOシネマズを中核店舗とする。かつてはこれに加えて大丸も中核店舗であった(2013年閉店)。
最寄り駅はJR横浜線の鴨居駅であるが、微妙に距離があるため、横浜市営バスによるシャトルバスが運行している(本来は有料なのだが、鴨居駅とららぽーと横浜で専用乗車券引換券を発行できるため、無料で乗車できる)。このほか、センター南駅、新横浜駅、大倉山駅から路線バスが運行されている。
- ららぽーと磐田(静岡県磐田市)
2009年6月25日にオープン。東海地方では初のららぽーと。パレマルシェ、ユニクロ、TOHOシネマズを中核店舗とする。
東海道本線の磐田駅から路線バスが運行されている。
- ららぽーと新三郷(埼玉県三郷市)
2009年9月17日に「新三郷ららシティ」内にオープン。本館とアネックス館の2棟構成。
最寄り駅はJR武蔵野線の新三郷駅。また、金町駅から路線バスが運行されている。IKEA、コストコが近隣にあり、無料循環バスで行き来できる。
- ららぽーと和泉(大阪府和泉市)
2014年10月30日にオープン。ラウンドワンを中核店舗とする。
阪和道の岸和田和泉ICを降りてすぐ。泉北高速鉄道の和泉中央駅から南海バスによる路線バスが運行されている(和泉中央駅から徒歩だと40分以上かかる)。
- ららぽーと富士見(埼玉県富士見市)
2015年4月10日にオープン。
最寄り駅は東武東上線の鶴瀬駅であるが、距離があるため、路線バスが運行される。このほか、ふじみ野駅、志木駅、大宮駅、南与野駅から路線バスが運行される。
このほか、以下の出店が予定されている。
2015年「ららぽーと立川立飛(仮称)」(東京都立川市)・「ららぽーと海老名(仮称)」(神奈川県海老名市)・「ららぽーとEXPOCITY」(大阪府吹田市)
2016年「ららぽーと名古屋(仮称)」(愛知県名古屋市港区)・「ららぽーと平塚(仮称)」(神奈川県平塚市)
2017年「ららぽーと上海金橋(仮称)」(中華人民共和国上海市浦東新区金橋出口加工区)
2018年「ららぽーと東郷(仮称)」(愛知県愛知郡東郷町)
ララスクエア
ララスクエアは過去に閉鎖となった商業ビルを三井不動産が買い取って再開発、要は居抜き商売を始めた施設である。以下の2箇所が存在する。イメージカラーはオレンジ色。
- ララスクエア四日市(三重県四日市市)
松坂屋百貨店を核とした商業ビル「アムスクエア」(1991年開業)が2002年に閉鎖。その後2004年に三井不動産の手により映画館(109シネマズ)等を先行オープンさせたのち、アピタ等の核テナントの入居が決定し2005年に現在の名に変更された。
近鉄四日市駅下車すぐ。
- ララスクエア宇都宮(栃木市宇都宮市)
JR宇都宮駅西口に直結する「宇都宮駅西口再開発ビル」(1990年開業)がその前身。その核テナントであったロビンソン百貨店(西武百貨店グループ)が2003年撤退。その後ヨドバシカメラを核テナントにし2005年現在の名に変更された。
ララガーデン
イメージカラーは緑色。
- ララガーデンつくば(茨城県つくば市)
スーパーマーケットのグラン・プルシェ(カスミグループ)を核とする。
TXつくば駅から徒歩20分。
- ララガーデン春日部(埼玉県春日部市)
ユナイテッド・シネマを核とする。
東武春日部駅から徒歩4分。
- ララガーデン川口(埼玉県川口市)
国際興業バスララガーデン川口バス停下車すぐ。
- ララガーデン長町(宮城県仙台市太白区)
西友ザ・モール仙台長町の西隣。
地下鉄南北線長町南駅直結。
ララテラス
イメージカラーは赤色。
- ララテラス南千住
JR/TX/メトロ南千住駅から徒歩4分。
- ララテラス武蔵小杉
JR/東急武蔵小杉駅直結。
関連動画
関連項目
- 三井不動産商業マネジメント
- イオン - 最大のライバル
外部リンク