アイスソードとは、
この記事では2について解説する。
ストレートなネーミングから、RPGによくある初~中級武器であるかのようなイメージを持たれる事が多いが、「炎の帝王」の異名を持つ四天王の一人・フレイムタイラントでさえその力を恐れる程の魔力を秘めた、強力な氷の魔剣である。
強力な魔剣なのだが、ゲーム内ではある程度ストーリーを進めるとアルツールの武器屋で普通に売りに出される。他の武器に比べるとべらぼうに高いが、買えないほどではないため主人公らが金を用意して武器屋に向かうと、寸での差で他の人に買われてしまう。
フレイムタイラントとの交渉のためにどうしてもアイスソードが欲しい主人公らは、店の近くでアイスソードを見せびらかしている聖戦士に交渉を持ちかけるのであった。
この時に主人公らが選べる選択肢は3つ。
そう かんけいないね
ゆずってくれ たのむ!!
ここで「殺してでも うばいとる」を選択すると、主人公らはその場でアイスソードの持ち主を殺害。本当に奪い取ってしまう。ちなみにこれでアイスソードを奪ったら問答無用に冥府行きとなるので注意。
大金をはたいて買ったアイスソードを抵抗すら出来ずに殺されて奪われるのはきっと魔剣の呪いであろう。
この聖戦士が主人公に見せびらかした時に言ったセリフは死亡フラグのひとつとして定着している。
ちなみに、アイスソードを買えるだけの現金を用意して武器屋に入ると必ずアイスソードを先に買われてしまうが、少し工夫をするとこちらが先にアイスソードを買う事が可能。その場合は前述のイベントは発生しない。
「ロマンシング サ・ガ ミンストレルソング」では「ガラハドに事情を説明する」「手っ取り早く奪い取る」の2つの選択肢になっており、このうちの「奪い取る」を選択すると実際に戦闘に突入するようになっている。
1ターン目にアイスソードの強力な能力「吹雪」をぶっ放してくるため、生半可な強さでは一撃で全滅して返り討ちにあってしまうため、奪い取る事は容易ではなくなった。
このようにして抵抗の手段を手に入れた聖戦士であったが、代価とも言うように頭髪の大部分が失われていることが確認されており、やはり呪われた剣であることに変わりはないようだ。
これは地上最強と名高いレフトハンドソード(左手装備)や神が作ったオブシダンソードの15を超え
ウコムの鉾、ジルコンの斧と並んで最強である。
攻撃力20を超える全体攻撃を持つ武器は、他にアンバーの槌(21)とウコムの鉾の雷撃衝(24)しかない。
また、雷撃衝は消費10だが、冬の嵐は消費7で放てる。
これはメイジスタッフのファイナルストライク(50)、レフトハンドソードの不動剣(49)に次ぐものであり
ジルコンの斧の飛翔脳天撃と並ぶ攻撃力である。
ただ、武器破壊こそないものの消費50(ロマサガ1における最大技Pは99)で対象を選べないファイナルストライク
右利きだと攻撃力40まで落ちる不動剣、命中率に難のある飛翔脳天撃に比べると
即死属性しか持っておらず(冷気属性は持っていない)、命中率も問題なく、利き腕を問わない消費12の冷凍剣は
目立った弱点のない優秀な必殺技である。
以上から、アイスソードはマルディアスの戦士たちにとってまさに
「殺してでも うばいとる」
価値のある剣である。
もしあなたがまたマルディアスを旅する中でアイスソードを携えたガラハドに話しかけたときは
以上の事を頭に入れた上で選択肢を眺めて欲しい。
きっと、あの文字列が、また別の意味を持って見えてくるはずである。
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最終更新:2025/12/13(土) 14:00
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