アクト・ザクとは、ペズン計画によって開発されたジオン公国軍の試作MSである。「アクトザク」表記も見られる。
型式番号:MS-11
主なパイロットはマレット・サンギーヌ
一年戦争末期、ジオン公国軍によりペズン基地で開発された。ザクⅡがベースになっているが、ザクⅡとは桁違いの性能を持っていることから新たにMS-11の番号を割り当てられた。
(MS-11は本来ゲルググの型式番号だが、開発が難航したためアクトザクに型式番号を譲り、MS-14として開発)
しかし、開発段階で終戦を迎え本格的な量産までには至らなかったとされる。実戦配備された数も少数に留まった。
一年戦争では出番がほとんど無かったが、戦争終結後、本機を接収した連邦軍はその性能に着目してオーガスタ基地、ニュータイプ研究所などに配備された。
開発から7年経ったグリプス戦役の頃にはギャブランの護衛機としてコックピットを全天周囲モニターとリニアシートに換装され改修された機体も確認されている。
ジオン公国軍で開発された本機だが、ジオン公国軍ではほとんど実戦配備されず、連邦軍やティターンズでようやく実戦配備され、連邦軍のMS開発の礎になるという珍しい機体である。
アクト・ザクは、MS-6シリーズの運動性能向上を主眼に開発されたMSであり、機動力はゲルググ以上に引き上げられている。
本機の最大の特徴はマグネットコーティングを各関節部に使用していることである。
ジオン公国軍製MSは流体パルスシステムによって駆動するが、マグネットコーティングは地球連邦軍製MSの駆動形式に用いられるフィールドモーターに施される技術である。
よって本機には部分的にフィールドモーターが採用されていた。
マグネットコーティングの技術をどこで得たのかは不明だが、実際に使われているためフィールドモーターを使用していたことは確かである。
さらに、ジェネレーター出力も大幅に上がっているため、ビーム兵器を使用することが可能となっている。
性能はゲルググすらも上回るほどで、一年戦争時、もっとも高性能のザクと言える。
ゲルググ以上の性能を得ることができたアクト・ザクだが、マグネットコーティングによる強化をしすぎたのか、普通の人間では反射が追い付かず、ろくに操縦できない機体となってしまった。
その為、パイロットに合わせてリミッターが設けられている。(出力や推力などはリミッターを設けても変わらない)
武装は専用のヒートホーク、4連装のブルパップガン、ジェネレーター出力が向上したため使用可能となったビームライフル、ビームサーベル。(アクト・ザクのビーム兵器は画稿が起こされていなかったため、マラサイやハイザックの物を流用している)
また、120mmマシンガンや280mmバズーカを使用している機体もある。
「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに...」で登場。
キシリア・ザビ配下のグラナダ特戦隊の隊長であるマレット・サンギーヌ大尉の専用機。
外見での変化はブレードアンテナが装備、左肩にジオンの紋章がマーキングされ、隊長機らしくなっている。
武装は専用ヒートホークを2本、ビームライフルと変わっていないが、新たにゲルググのシールドが使用されている。
フォルドのガンダム5号機と幾度も戦いを繰り広げるなどガンダムと渡り合う性能を見せたが、ガンダム4号機のメガビームランチャーを紙一重で避け、それによってコックピット周りにダメージを負い、マレットも顔に醜い火傷を負い、それをきっかけに常軌を逸するほどのガンダム打倒への執着心を見せ、暴走。
射殺した軍医から奪ったMT-1(使用すると人格が崩壊)を投与して、リミッターを解除させたアクト・ザクに対応、さらに暴走し、制止させようとしたリック・ドムやゲルググを撃破しながらガンダム5号機を圧倒。
だが、最後はコックピットをビームサーベルで貫かれ撃破された。
漫画版でのIF設定ではガンダム4号機のメガビームランチャーに完全に巻き込まれ、マレットと共に撃破された。
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最終更新:2025/12/11(木) 19:00
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