アサシン(帝都聖杯奇譚)とは (アサシンとは) [単語記事]

アサシン（帝都聖杯奇譚）とは、経験値による聖杯戦争作品『帝都聖杯奇譚』に登場するサーヴァントの一騎である。

サーヴァントについては、サーヴァント（聖杯戦争）を参照。

声：吉野裕行

概要

土佐弁を用いる、暗い目付きをした浪人風の剣客の英霊。

初登場は『コハエースEX』にて。そこでは、自身をセイバーのサーヴァント「坂本龍馬」と名乗る・・・・のだが、登場早々から桜セイバーこと沖田さんに「悪・即・斬！」の言葉と共に斬り伏せられるわ、拷問（曰くジャブ程度）にて泣き喚くヘッポコっぷりが露呈するわ、と早速踏んだり蹴ったりの憂き目に遭う羽目に。

おまけに・・・・

ライダーさん「なんか怪しい」
秋葉様「信長と同じ位の知名度なのに弱いなコイツ」
沖田さん「あれ？坂本さんこんなでしたっけ？」
きのこ「いいじゃない！！デザインはパチモンくさいけど。龍馬とか、帝都とか、奇譚とか雰囲気だけはいいよね！！」

・・・・といった具合に、その評価も惨憺たる有様。

しかし、痺れを切らした経験値によって満を持して『帝都聖杯奇譚』が開始されると、ようやく本領発揮。と同時にその本性も明らかとなる。

第三帝国所属の軍人であるレイター少佐（ライダーさんそっくり！）をマスターとするサーヴァントとして暗躍。設定段階では陸海軍の良識派の暗殺を繰り返していたとされ、本編では勝利のためには人質を取ることさえも厭わない卑劣漢にして冷血漢。しかも、それらの行為が苦渋の果てに英雄としての矜持を押し殺す、大義のために冷徹に徹している、などの類ではなく、むしろ己の才を鼻にかける自己顕示欲の塊とも言うべき粗暴かつ危険な悪漢。ヘタレな部分こそ『コハエース』登場時そのままだが、その剣才に関しては間違いなく本物。なお、ここでも坂本龍馬を名乗っているが、こちらでは自身を“人斬り”と称している。ところが、本来の龍馬であれば用いるはずのない薩摩の古流剣術、示現流を振るうが・・・・？

真名は、（ネタバレにつき反転）幕末四大人斬りの一人である土佐藩出身の剣客、岡田以蔵。人斬り以蔵、天誅の名人と呼ばれ、数々の暗殺に関わってきた。このために、後に投獄され処刑となった。
「日本一の泣き味噌」と呆れられる程の拷問への耐性のなさや凶悪な殺人狂そのものの性格など、経験値考案としては珍しい史実準拠のサーヴァントである。

最終局面においてはランサーこと神槍・李書文と対決。彼のマスターを人質に取った上で、武器を捨てさせ優位に立つも、凄まじい勢いで死亡フラグが乱立されていく中で絶招を叩き込まれて完敗するのだった。

「帝都聖杯奇譚」終了後は、来るべき「FGO」出演のため、営業活動？陳情？まあ、どっちでもいいや。とにかく、そんな感じなことをぐだぐだと続けていた。そうして、2018年6月・・・・ぐだぐだイベント第三弾として「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚～極東魔人戦線1945～」開催！これにより、かつての魔神（人）セイバーや因縁深いライダー共々実装されることとなった。とりあえず、他の面々はドンマイ！その活躍は、是非その目で確かめて欲しい。

能力

ステータス

筋力：C

耐久：D

敏捷：B

魔力：E

幸運：E

宝具：C

スキル

気配遮断：B

人斬り：A

心眼（偽）：C

以下、「FGO」にて追加されたスキル。
※ネタバレにつき反転

撃剣矯捷なること隼の如し：A

無銘だが、よく切れる大振りの刀を得物としている。剣術の才能はまさしく天才と呼ぶに相応しいものであり、ランサーもその点は認めている。その実力はアサシンでありながらセイバークラスに匹敵する程である。これほどの実力者であっても、セイバーである沖田さんと比べた場合、互角かやや下といったところ。まさしく人外魔境BAKUMATSU！

また、坂本龍馬と名乗っておきながらいきなり示現流を繰り出す、という一見稚拙としか思えない行動だが、攪乱戦法の側面もあることから、その狡猾さが伺える。ただし、本人がライダーとして召喚されていたため、結局は破綻してしまったが。
なお、彼が学んだ剣術は小野派一刀流、鏡心明智流、直指流剣術など多岐に渡る。
これほどの才覚の持ち主でありながら、拷問や煽りへの弱さに象徴される精神的な脆弱さが際立ってしまう。

宝具

始末剣

アサシンの剣技、ないし技量が宝具となったもの。すなわち、人斬り以蔵、外道の剣。一度見た剣技をそのまま己の剣技として再現することができる宝具であり、これこそ彼が擬似的な二重クラスを再現できる所以でもある。召喚された時点では、生前記憶した剣技までしか再現できない。しかし、召喚されて以降も新たな剣技を見ることで更に強化を図ることが可能、という異色の宝具。

この宝具の恐ろしいところは、生前やサーヴァント現界問わず、剣技再現のための条件が見ることである点。つまり、直に学んでいない流派の剣術も一度見てさえいれば再現可能ということである。これが門外不出の必殺剣であるはずの示現流を扱える理由でもある。

ただ、いくら再現可能だからと言っても、それにも限界がある。宝具の特性（エクスカリバーなど）や対人魔剣の剣術（燕返しなど）のようなものの再現は不可能だという。