アハマドさんとは、『魔装機神LOE』に登場するキャラクター、「アハマド・ハムディ」のことであり、彼をを熱く信奉する人々による呼称である。
地底世界ラ・ギアスに召喚された地上人で、砂嵐の魔装機ソルガディの操者である。初出は1994年発売の『スパロボEX』。
地上にいた時はテロリストであったため、「力こそ正義」という信念を持っており、そのために他の魔装機操者達とは一線を引いたポジションだった。『EX』では他の魔装機操者たちが、ラングランを取り戻そうとするフェイル軍やカークス軍に所属し戦っていたのに対して、彼は「より強い敵と戦わせる」というシュウ・シラカワの説得に応じカークス軍を抜けたりしている。シュウの章の最後はアハマドの「インシャラー」という台詞で締められるという、何気に重要な役どころでもあった。
1996年発売の『魔装機神LOE』でも登場するが、やはりマサキ達に同行するシナリオは少なかった。
『LOE』発売から14年経った2010年、DSで「魔装機神」のリメイクが発表される。
プロデューサーのコメントで「今という時代に合わせて設定を変更した箇所はあります」と語られたため、「イスラム教徒のテロリスト」という設定があまりにアレすぎるアハマドについても様々な憶測を呼ぶことになった。
「テロリスト設定は無くなりそう」「ただのアラブ人になるんじゃね?」「そもそもLOEで出番少ないから影響なくね?」etc…
(※この項には最新作のネタバレが含まれています ネタバレが嫌な方はお戻りください)
そして2010年5月27日、満を持して『OGサーガ魔装機神LOE』が発売された。期待に胸を膨らませプレイするユーザーたち。そんな中、OGとのつじつま合わせや細かい部分のシナリオ変更にあわせて、アハマドの設定が変更されていることも判明する。
なんとアハマドは「アラブの大富豪」に変更されていた。
さらには2部での加入時、機体改造の資金を持ってきてくれるという、プレイヤー達が喜ぶキャラへと変わっていたのだが…
額が何と5,000,000。ごひゃくまんである。
この額がどれくらいすごいのかは、一つの武器をフル改造するのに掛かる金額が8万弱、1機の機体性能をフル改造するのに掛かる金額が25万程度であるという点から察してもらいたい。通常のストーリー1周で手に入る金額が150万程度という中で、どう考えても二桁くらい間違っているとしか思えない額である。
このおかげか、2chなどでは発売から1週間も経たずしてアハマドは「アハマドさん」とさん付けで呼ばれるようになっていった。
この場合の「さん付け」は、あくまでも感謝・尊敬の念からきたもので、決して某アトリーム星人さんの「呼び捨てにするほど親しみを感じない」というような負の感情からきたものではないことに注意。
ちなみに、アハマドさんルートに行くためには、アハマドさんのいう「力こそ正義」を体現したような行動を取らなくてはいけない。説得できる仲間、救えるはずの女性を煉獄に落とし、その女性のエロ全裸CG、また仲間たちの水着CGを諦める必要がある。
金を取るかエロを取るか。スパロボプレイヤーは試されているのである。
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最終更新:2025/12/11(木) 21:00
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