家虎(イエッタイガー)とは、コール(オタ芸)の一種である。
戦国武将の名前ではない、検索してみたが「家虎」の名を持つ武将は、筆者には発見できなかった。
それ以前から類似のものが存在した可能性(サイリウムが投げ込まれた件でちょっと調べた(ブロマガ))があるが、最も有名かつ起源だと思われるのは、五人組アイドルユニット「ベイビーレイズJAPAN」の楽曲「夜明けBrand New Days」で行われ、同曲を(良くも悪くも)有名にしたコール(オタ芸)であると言われている。
近年では他グループのライブ・イベントでも、合いの手もしくはコールの代わりとして、曲の途中に観客(ファン)が行うことがある。後述するが、一部のグループのライブ・イベントでは禁止されるなど、問題視されている行動でもある。
どういう形のものなのかは、上記リンク先のYouTube動画(下記『関連動画』の同曲でも見ることができる)を見れば一目で分かると思われる。曲の途中に生じる(観客・ファンが合いの手を入れるための)間に「イエッタイガー!」のコールと、それに合わせて手にしたサイリウムをステージに投げるというもの。
ただこれ自体は少々派手なパフォーマンスではあるものの、ライブ会場という興奮の高まった舞台においては割とよく見られる光景であり、「ベイビーレイズJAPAN」とそのファンとのコミュニケーションのうちに留まっていれば、さほど問題視されることも無かっただろう(サイリウムがメンバーにぶつかる問題などはひとまず置いておいて)
問題なのは、それで留まらなかったという点である。他のライブ・イベントなどでも、この「家虎」をやり始めるオタクたちが出てきたのだ。彼らがどういった種類のオタクたちかは、推測それも邪推にしかならないので言及は避けるが。
それも私立恵比寿中学だろうとデレマスだろうとPPP(ペパプ)だろうと、対象がどういうグループなのかも考慮せず会場の空気も全く読まず特に楽曲やグループと全く関係ないにも関わらず一律で「イエッタイガー!」なのである。コールの端くれなら対象グループと対象曲に似合ったものに変えるべきではないだろうか。
前提としてライブ会場に来るファンは、そのグループのパフォーマンスを見る・聞くために来ているもの。しかし「家虎」は『ファン側の派手なパフォーマンス』であるため、空気を読まず行えばその妨害となりかねない。事実、問題視する声は以前からあった。しかも対象のグループとも楽曲とも、全く関係のないコールである。
かくして一部のグループのライブでは、「イエッタイガー禁止令」まで出ることになってしまった。
また前述の「ベイビーレイズJAPAN」に関しても「TOKYO IDOL FESTIVAL」に出演した際に、彼女らの「夜明けBrand New Days」の番で、悪乗りしたファンがサイリウム玉入れなる行為を始めたため、ベイビーレイズJAPANのライブにはサイリウムの持ち込みが禁止になってしまった。
それなのに、その後のライブでも「夜明けBrand New Days」の番になれば、何の反省もなくサイリウム投げが行われるなど、今となってはベイビーレイズJAPANにとっても、悪夢の黒歴史となってしまっている。
また「家虎」に関しては演奏する側にも思うところがあるらしく、音楽グループ「fripSide」のsat氏は、楽曲「white forces」のサビ前に入る家虎(イエッタイガー)に対し「サビ前のあそこは無音を感じてもらうために作ってんだよ。意図があんだよ。ぶち壊してほしくねえんだよ!」「なんだイェッタイガーって。面白いと思ってるの言ってるやつだけだぞ!?」とコンサートツアー仙台公演のステージ上で苦言を呈するなど、その影響は決して小さくない。
それでも「イエッタイガーしないと死んでしまうオタク(ウェブ魚拓)」のように、シャツに赤字で「後ろのお前は我慢しろ」と書いてまで我を通そうとするものが(これは対立煽り・荒らしを目的とする類かも知れないが)いたり。
それに対して「バンドやアイドルのライブ・イベントで、ファンの自分が目立とうなんて、何か勘違いしているんじゃないか?」という意見も多い。
要するに「厄介」の一種として見られている、というのが「家虎」の現状である、と言わざるをえないのである。
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最終更新:2025/12/13(土) 10:00
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