エイワス 単語

エイワス

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オティヌス:
ヤツの名はどこにも出てこない。どんなカテゴリの宗教にも収まらない。……そして、この世界は物理法則の上に幾重にも魔術サイドの位相を折り重ねる事によって成立している

エイワスとは、一番下層……純粋なる物理法則の世界に佇む天使なのだ

新約とある魔術の禁書目録 18巻P.285より抜粋

エイワス(聖守護天使エイワス)とは、ライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場するキャラクター。科学サイドのトップ、アレイスター=クロウリーの切り札でもある。

旧約禁書の概要

ドラゴン』と呼ばれる学園都市の最重要機密。

ヒューズ=カザキリを核とし、AIM拡散力場を集合させることで現出した存在。この製造過程を経て「現出」したものの、それだけでAIM拡散力場に莫大な負荷をかけ、結果ミサカネットワーク、更には打ち止めへの影響も引き起こした。

金髪の光り輝くような長身の持ち主。ゆったりとした白い装束を身にまとう。性別は不明だが、作中の三人称は‘彼’。外観の見た目だけなら女性的に見える。
時折言葉にノイズが混じるが、これは「ヘッダが足りない」ために意味を表現できないためとのこと。

聖守護天使、地球外生命体、シークレットチーフの「真なる者」など様々な説が存在する。本人曰く、天使という記号に対応しているが、ドラゴンの呼び名の方が本質に近いらしい。

アレイスターは彼に「自殺防止機構」のようなものを植え付けたため、彼自身が意識せずとも外敵からの攻撃の一切を防ぐ。これは、一方通行の超能力を力でねじ伏せた上に、更に覚醒した一方通行の黒い翼の力さえも圧倒した。彼の見せた攻撃の詳細については直接食らった一方通行によると、垣根帝督や木原数多のように「すり抜けた」のとも、上条当麻のように「打ち消した」のとも違う、「気付いたらダメージを受けた正体不明」の力と回顧している。
なお、一方通行を潰したこの力も彼にとっては「無意識の防衛」程度の感覚で、実際に戦う気はなかった上、更に上位の力を振るう際には、「変形」機構まで持っている様子。
戦闘の後、打ち止めの救済法を求める一方通行が意識を失う直前に、『禁書目録』という言葉を頼りにロシア、エリザリーナ独立国同盟へ向かう事を勧めた。

幾度かの事態でアレイスターの「プラン」の崩壊を示唆しており、たまに彼をネチネチいびったりしている。

その立場故に余り表には出ないが、その性格故にアレイスターと比べて自由奔放っぷりを漂わせる。
割とやりたい放題で、一方通行のロシア行きを煽った事で、風斬氷華には脅迫とも言える釘を刺されたりしていた。自身に振りかかる危機も、それを可能とするかも知れない「弱い人間」にも強い興味を持ち、事態を悠然と楽しむ。超然とし過ぎていて、彼にとって塵芥にも等しい人間さえも興味深い対象となっており、「3人の主人公」の存在にもいち早く注目していた。また、プランの中核となる一方通行と会話する為に、わざわざ出向いたりしている。

登場人物の中では上条当麻、一方通行、垣根帝督が気になっているようである。

新約禁書の概要

かつてアレイスターに知識を授けた聖守護天使エイワスと呼ばれる存在。

魔術的な位相(異世界)に依存しない最下の世界「科学の世界」における天使であり、アレイスターはエイワスの制御方法を確立した上で現世に固着させ、わだかまる位相をエイワスの莫大な力でもって排除し、飛沫による「運命の偏り」を世界から無くそうとしていた。

純粋な力量は不明ながら、理論値では完成された『魔神』にすら対抗出来ると言われている。
先述した通り「地球外生命体説」もあるため、地球に縛られた法則には依存しておらず、むしろ地球から離れると徐々に力が解放されていく。

新約18巻のアレイスターvs上条当麻戦で召喚された際、上条の奥底に潜む存在を2行で潰している。その際に「多少は成長しているようだがまだまだ青いな。しかも純度も甘い」という発言を残した。やはり上条の奥底に潜む存在についても把握済みだった様子。

『黄金』を破滅と分裂に導いたアレイスターは、1904年に妻・ローズを霊媒にしてエイワスを召喚。エイワスから口伝された情報をもとに、革新的な魔道書「法の書」を執筆している。史実通り「セレマ」を提唱し、それぞれの時代(アイオーン)をイシス・オシリス・ホルスと区切り、人が神に隷属する十字教時代の終焉を伝えた。

アレイスターのような「理不尽に全てを奪われながらも、努力を惜しまず足掻き続ける者」に揺り動かされるらしい。ローズに降りたのもアレイスターに救いの手を差し伸べる為である。
エイワスをその身に降ろしたローズは、既に娘・リリスを身籠っていたのだが、実はエイワスは死ぬ運命にあるリリスの構造を事前に読み取り、生命力を位相に退避させていた。アレイスターリリスの「肉の器」を作り、現世に受肉できるようになるまでは位相で保護しておく予定だったとのこと。
リリス(とある魔術の禁書目録)

新約19巻では、100年以上も魔術の根絶を掲げたアレイスターの血と汗と涙の重さに報いるため、リリスを剥き出しの生命力のまま現世に誕生させ、父娘の再会を演出している。

エイワス:
『契約者アレイスター=クロウリー。君がどのような人間であれ、幸せになるための努力を決して怠ってはならない』

『……今まであれだけのいばらの道を、よくぞ歯を食いしばって歩き通した。君が孤独の暗闇の中で流した血と汗と涙、その等量だけ九三の数字を背負う天使が報いよう。世の摂理などどうでも良い、既存の神々が決めた定めなどクソ喰らえだ。さあ顔を上げ、前を向いて、胸を張って、堂々と受け止めたまえよ。君自身が不断の努力でもって手繰り寄せた恩恵を!!』

アレイスターを罵りながらも救おうとするエイワスはツンデレなのかもしれない。

ちなみに、魔道書を伝達したエイワスの性質上、自ら魔道書を執筆することも可能なようだ。
実際に『窓のないビル』に縛り付けられたミナ=メイザースを地球に逃がす為に、新たな魔道書「黒猫祭祀秘録」を執筆している。
ミナの人格を構成する「問答型思考補助式人工知能(リーディングトート78)」に代わる依代を芸術家的なインスピレーションを発揮して即興で、しかも一瞬で作り直し、一冊の本に記述を纏める、という超人的な行為を難なくこなすあたり、やはり規格外の存在である。
この黒猫祭祀秘録はミナの根幹たる原典、そしてインデックスが記録した10万3001冊目の魔道書となった。

救いの手を差し伸べるという性質上、心優しい人格の持ち主に思えるが、作者は新約19巻あとがきで「エイワスは特に善人ではない」と言っている。

意外と口汚いようで、新約19巻では大悪魔コロンゾンに対してゲロ袋、オガクズ頭、生ゴミ、肉塊、悪魔風情、汚物、タン壺野郎、クソ山、風呂場の黒ずみ程度の存在、便所ブラシ、ゴミ溜め、デブリ野郎などという罵倒句を用いて喋る度に罵っていた(まぁ単にコロンゾンが嫌いなだけなのかもしれないが)。

伏線…?

新約10巻では『魔神』僧正に「完全な失敗作」扱いされている。彼の発言によると、いずれアレイスターがエイワスの件で頭を抱える事態に陥るとの事。

これは『魔神』娘々の言から察するに、魔神たちの共通見解と思われる。

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関連項目

  • とある魔術の禁書目録
  • アレイスター=クロウリー(とある魔術の禁書目録)
  • リリス(とある魔術の禁書目録)
  • 大悪魔コロンゾン
  • 上条当麻
  • 一方通行(アクセラレータ)
  • 浜面仕上
  • 風斬氷華
  • 魔神(とある魔術の禁書目録)

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