ガイキング・ザ・グレート 単語


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ガイキングザグレート

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ガイキング・ザ・グレートとは、ガイキングLODに登場した究極の炎の巨人である。

概要

ガイキング・ライキング・バルキングの3体の炎の巨人が合体して完成する。と言っても、完全な合体ではなく、3機の最も強固で優れたパーツ、ガイキングPART3(胴体・頭部)、ライキングPART1(腕・胴体)、バルキングPART2(下半身)が集結合体し、余ったパーツはその場に散らばしておけ(東映公式サイトより)と言うある意味斬新、子供が遊ぶ超合金玩具のイメージとしては真っ当な合体を行う。

通常のガイキングの10倍のパワーを持つが、エネルギーの消費も10倍と言う欠陥があり、ガイキングのエネルギー=炎の力(=パイロットの精神力)である為、乗りこなせる者が居なかった最強形態。主人公のダイヤであっても、合体は長時間維持することが出来ず、最後の切り札として合体を行う。

串田アキラの歌う専用のテーマ曲と共に勇者シリーズを彷彿とさせるバンクで集結合体・登場した超ヒーロー然としたその姿に、元のガイキング強化型を知っている人程唖然とするだろう(良く見ればわりと凶悪面はしている。なお、あの超兵器ヘッドは、敵側である超魔竜ドボルザークの顔になっている)。ちなみに合体バンクの原画は大張正己によるものなので、勇者シリーズ風なのは、ある意味当然とも言える。バリバリ。

なお、合体バンク最後の締めを飾るヘルメットは、毎回グレートが炎の力を使って自作している。

山をも切り裂くデスパーサイトや、ちゃんと戻ってくるロケットパンチことギガパンチャーグラインド、ギガンタークロス+ハイドロブレイザーの併せ技であるハイドロブレイザー・ギガバースト等、様々な強化技が使用出来る。また、元のガイキングが使用出来たフェイスオープン(出力4倍)をこの形態でも行う事が出来、フェイスオープン・ザ・グレート(出力40倍)と呼ばれる。また、最終決戦においてはフェイスオープン・ザ・グレートからノーマルガイキングに再合体まで披露した。

強烈なインパクトを視聴者に与えたガイキング・ザ・グレートだったが、本編での登場は全39話中たったの3回である。また、そのうちの1回は迫るマグマからダリウス帝都を救うため、人命救助のための合体であり戦闘はしていない。

スーパーロボット大戦Kに参戦した際には、原作再現度の高いアニメーションでファンを唸らせた。

登場までのあらすじ

大空魔竜とガイキングのプロトタイプである大地魔竜・天空魔竜とバルキング・ライキングが敵の手に渡り、苦戦を強いられてきた大空魔竜隊。さらに、戦いの中でクルー達の心を支えていた『父親』であるキャプテン・ガリスが、負傷により戦線離脱を余儀なくされていた。

彼らは新キャプテン・ルルの元で、万能型である大空魔竜とガイキングの特徴を生かし、二大魔竜とライキング・バルキングの奪還に成功する。

しかし、敵の次大帝プロイストは新たに繰り出した超魔竜ドボルザークで三大魔竜と三大巨人を圧倒。ダイヤがもう一度フェイスオープンで攻撃をかけようとしたその時、三大巨人の製作者の1人であるサコンから通信が入る。

「超魔竜をはるかに越える10倍の火力を手に入れる方法がひとつだけあります。ガイキング・ザ・グレートになるのです!」

ダイヤとガイキングは皆の期待を受け、ガイキング・ザ・グレートに合体する!

ガイキング・ザ・グレートのパワーは圧倒的で、ドボルザークのパンチを受け止め、その腕をひび割れさせる。その後も大技の連発で反撃する隙を与えず、ついに勝利を収めた。

だが、まさか最強形態が登場した翌週に最弱形態が登場することを、このときは誰一人として予想できなかった……


放送回数にして5回に渡り主人公達が負ける・勝てないという展開(いわゆる鬱展開)が続き、キャプテンが戦線離脱、敵との間に大きな戦力差があるなどの、絶望的な状況から大逆転により、視聴していたファンを沸かせた。正に我らの救い主である。

主な武器・技

ギガパンチャーグラインド
腕を発射するいわゆるロケットパンチである。ガイキングのパンチャーグラインドは自動で戻って来ないため、ゼクターフック(アンカー)を引っ掛けて巻き戻すか、拾ってこなければならなかったが、このギガパンチャーグラインドはタービンの熱風でコントロールが可能になり戻ってくるようになった。これは「パンチャーグラインドが自動で戻ってくる!」と視聴者に驚きを与えると共に、グレートがガイキングより遥かに強力であることを強く印象づけた。
Gウィング
ライキングの翼が展開してグレート用にパワーアップする。ダリウス帝都を持ち上げるほどの推進力を持つ。
デスパーサイト
両手の指から発射される光線。ガイキングやライキングのそれを遥かに越える威力を持ち、山をも切り裂く。ちなみに両目からも発射可能なため、合わせて12門ある。
ボルトパライザー
角から発射される強力な電撃。ガイキングの場合は、角を相手に直接刺さなければならなかったが、グレートの場合はその必要が無くなっている。
バーニングデストーム
両腕を組み竜巻を発射する。ライキングのライトニングデストームのグレート版である。
ハイドロブレイザー・ギガバースト
ハイドロブレイザーによって両足のギガンタークロスを組み合わせた弾丸を発射する。炎の消費が激しい上にギガンタークロスを使い捨ててしまうので連発できない大技である。
フェイスオープン・ザ・グレート
ガイキングの10倍の火力をもつガイキング・ザ・グレートの状態で、火力を4倍にするフェイスオープンを行なう。これにより40倍という非常に強力な火力を手に入れられる反面、やはり炎の消費も40倍であり、この状態は数秒しか保てない。形態変化、特殊能力というよりは必殺技。
実際、この形態でした攻撃と言うとキングダリウス18世への渾身の体当たり(OPと酷似したカット)なのだが、これはキングダリウス18世に受け止められ、かつ両腕を拘束されてしまう。しかしダイヤはすかさずクローズド・フェイスでフェイスオープンを終了と同時に合体を解除、ノーマルガイキングに再合体し零距離からハイドロブレイザーを放つ事で、キングダリウス18世の撃破に成功した。スーパーロボット大戦Kではこの一連のアクションが一つの技として設定されている。

関連動画

 

関連商品

登場回収録DVD

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シーエムズ版フィギュア

シーエムズコーポレーション公式サイト

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これら3体を劇中通りに組み合わせることによりガイキング・ザ・グレートとなる。

ハーフアイ版模型

スタジオ・ハーフアイ公式サイト

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こちらも同様にしてガイキング・ザ・グレートを再現できる。

ちなみに、ガイキングLODのシリーズ構成である三条陸が「(グレート玩具化の際は)あまった手足を足下にぶちまけてやって下さい」と言っているので、余りパーツは安心してその場に放置しておきましょう。

ソフビ

浪曼堂公式サイト

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この他に中国の玩具メーカー「MOST WANTED」(公式サイト)からグレートに合体可能なガイキング・ライキング・バルキングが発売されている(もちろん東アニ公認の正規品である)が、これは国内では発売されていない。

関連項目

  • ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
  • 大張正己(バンクシーン作画)

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