キマシタワー跡地とは (キマシタワーアトチとは) [単語記事]

キマシタワー跡地とは、かつてそこにキマシタワーがあったという証であり、キマシタワーが失われた悲劇を記録するタグである。

概要

そこに百合の花が咲き誇るのならば、コメントに、タグに、そして人々の心の中にキマシタワーが建設される。しかしそのようなキマシタワーが後に何かの理由で倒壊してしまうような事態が発生すると、それをキマシタワー跡地と表現することになる。人間関係のすれ違い、喧嘩程度の「破局」といったレベルを超え、人間関係の継続がもはや困難ではないかというくらいに関係が壊れてしまったとき、キマシタワーがあった場所にこのタグは出現する。よって関係の自然消滅をこう表現するかどうかは議論の余地があろう。関係が修復された場合は『キマシタワーが再建』され、このタグは消えると見られる。

当然だがこのタグが貼られているということは、後に人間関係が後に壊れてしまうことを明示するのでネタバレそのものである。

実際に本タグが使用された事例

『キマシタワー跡地』は作品の進展により関係修復がなされたばあいは削除されることもあるため、常に存続しうるとは限らないタグである。本パラグラフではキマシタワー跡地のタグが発見された作品の概要や当時の反応等の記録を作成し、後世の参考とする。
1メディア作品において複数の関係が産まれ、そしてその関係が破壊される可能性を踏まえ、作品別ではなく人間関係毎に記録することにする。作品内で対比してみると面白いかもしれない。

機動戦士ガンダム水星の魔女　スレッタ・マーキュリー×ミオリネ・レンブラン

企業が巨大な経済圏を構築する時代、宇宙事業を展開するベネリットグループはモビルスーツ専門の教育機関アスティカシア高等専門学園を運営していた。そこでは日々モビルスーツの決闘が行われ、最強のパイロットはグループ総裁の娘ミオリネ・レンブランを花嫁にし、ベネリットグループを手に入れることができる。そんな学園に辺境の水星から転校してきたスレッタ・マーキュリーは、入学初日に学園最強のパイロットになり、ミオリネの花婿にされてしまう。

第1クール1話から「水星ってお堅いのねこっちじゃ全然ありよ」というセリフでLGBTだのポリコレガンダム等と言っていた層をまとめて水星送りにしたミオリネ・レンブラン。そんなミオリネとスレッタの関係は学園では知らない者はおらず、花婿のために2400億の投資を募って会社を設立する等、2人の関係は社交界でも周知の仲となり、第1クール11話では見事なキマシタワーが建設された。

しかし直後の第1クール12話で「水星の魔女」スレッタ・マーキュリーと「呪いのモビルスーツ」ガンダム・エアリアルの「手」によりキマシタワーは無残にも倒壊しトマトが飛び散った。ガンダムシリーズ屈指と言われるスレッタの異常性を目の当たりにしたミオリネは最早恐怖することしかできなかった。

2クール24話のうち11話を使って築かれた軌道エレベーターの如きキマシタワーは見事であり、スケジュールやコロナの関係で延期せずに放映されていれば12話がクリスマスに放映されることになっていたため、このキマシタワーがコミケ前に倒壊したことによりコミケのスレミオがお通夜状態になっただろうと言われる程の大惨事となった。

放映後はSNSのタイムラインや掲示板は阿鼻叫喚となり、ヤマザキビスケットはコラボキャンペーンをツイートし、２人のファンアートの方向性は一変、フレッシュトマト味といったタグが付けられ、芸術的とも評されたミオリネの表情はミオ虐というジャンルすら生み出した。