キャスター(Fate/EXTRA CCC) 単語


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キャスター

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キャスター(Fate/EXTRA CCC)とは、原作担当のTYPE-MOONと、イメージエポックが開発、マーベラスエンターテイメントから発売されたPSPの対戦型ダンジョンRPG、『Fate/EXTRA』の続編、『Fate/EXTRA CCC』に登場するサーヴァントの一騎である。

なおキャスターのサーヴァントは複数存在するが、ここでは今作で新たに登場した青髪のキャスターについて言及する。

以降はキャスターと記述を統一する。サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

CV:子安武人

ネタバレ注意 この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

――男の話をしよう。

月の裏側、旧校舎で出会ったサーヴァント。クラスはキャスター。
マスターは真言立川流の導師である殺生院キアラ。月の裏側に閉じ込められた聖杯戦争参加者の一人だが、自力での脱出を諦めており、自身のサーヴァントも真名で呼んでいる。

齢十歳ほどの、青髪の美少年。
しかし中身は老成した男のそれであり、声質も随分と大人びたものとなっている。一人称は「俺」。
本来ならばその人物の全盛期の姿で召喚されるのがサーヴァントなのだが、彼の場合はなぜか有名になる前の少年の姿で召喚された。本人曰く「子どもの頃がもっとも感受性に溢れていたから」あるいは「マスターの趣味」。
前者には心当たりがあるらしく、後者の説は恐ろしいので確かめたくはないとのこと。

著名な作家であり、魔術師のクラスながら普遍的な魔術は一切修得していない。
代わりに、自身の著書から派生した魔術を使用できる。ただし戦闘能力は皆無なため、基本的に補助役に徹するしかない。マスターのキアラも自身に戦闘能力はないと言っており、彼女とキャスター二人には戦闘面での期待はできない。
ちなみに作家としての彼は中々の遅筆らしく、基本的にやる気がない。あとバッドエンド症候群のきらいがあるらしい。

アライメント(属性)は秩序・中立。性格は内向的、強気、受動的。
根暗で厭世的な詩人で、他人に好かれる気がなく、自分にも価値を見いだせなくなっている。このような思想ゆえに、「人生を楽しむ」という考えが欠落している。その上、聖杯に何も求めていない。生前、望むものは何一つ手に入らなかった事が原因らしい。このため作中では、中立の立場でプレイヤーと関わることになる。

彼の特筆すべき点は「口の悪さ」。
他者の批評が得意だがその弁には毒が多分に含まれており、初対面の人間にも容赦なくその毒舌を発揮する。
口を開けば「馬鹿」、「阿呆」、「醜い」と毒を吐き、自身のマスターも「毒婦」、「色魔」と罵倒している。
ただし拒絶する意味で毒を吐いているわけではなく、その批評は的確に対象を捕えている。

真名は(ネタバレにつきここから反転)ハンス・クリスチャン・アンデルセン。
世界にその名を鳴り響かせる三大作家の一人であり、その中で唯一の「創作作家」である。(その他の三大作家、グリムやイソップはどちらかといえば「編集者」「収集家」の立場にある)
『マッチ売りの少女』『人魚姫』『裸の王様』など数々の名作を作り上げたが、それらの作品があまりにも有名になり過ぎたために本人の精神・肉体が童話作品のイメージに引きずられてしまっている。それが『無辜の怪物』というスキルで現れており、その結果として肌は人魚の鱗やマッチのヤケド、凍傷に侵され、喉は喋るごとに激痛を刻んでいる。

(ここまで反転)

ちなみに童貞。あとニコ動も見ているらしい。

作中での活躍

概要の通りキャスターに戦闘能力はなく、もっぱら旧校舎一階の図書館付近にマスターとともにいる。
特定の時期に話しかけると、マスターやサーヴァント達についての批評を聞かせてくれる。かなりの毒舌ながら的確な評価を下してくれる上、批評対象によっては有益な情報(情報マトリクスなど)を得られることもあるので、積極的に話しかけておくといい。

その後、物語途中でフェードアウトしていくが、とあるルートでは最後まで登場する。
詳しい情報についての明記は避けるが、一つだけ言っておこう。

もし全ての原因が取り除かれた時、そして足を急がなければいけない状況になった時、
その足を元いた場所へ向けるならば、終わりの二人が描く物語を識ることができるかもしれない。

ステータス

  • クラス:キャスター
  • マスター:殺生院キアラ
  • 真名:ハンス・C・アンデルセン
  • 性別:男
  • 属性:秩序・中立
  • 宝具:貴方のための物語
  • パラメータ
    筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:EX 幸運:E

保有スキル

人間観察:A このキャスターの固有スキル。人間を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、
これを忘れない記憶力が重要とされる。
高速詠唱:E 魔術詠唱を早める技術。
彼の場合、魔術ではなく原稿の進みに多少の恩恵があるようだ。
無辜の怪物:D 本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
彼の場合は"読者の呪い"により、童話作家としてのイメージで性格と肉体を塗りつぶされている。
アイテム作成:C 魔術により様々な道具を作り上げる能力。
魔術は修得していないものの、宝具を応用した詩文により多少の作成はできる。

極端なまでに偏ったパラメータを持つキャスター。魔力以外はすべてEランクであり、その魔力はEXと規格外クラスである。ここで言う規格外は、彼自身の魔力が飛び抜けているわけではなくその特異性によるものと思われる。
(彼の扱う魔術が一般的なものではなく、また魔力も彼の宝具が影響していると推測される。)

スキルもいくつか所有しているが、そのどれもが戦闘向きではない。本人の言う通り、肉体労働は苦手。
スキルのランク自体もそれほど高くなく、「無辜の怪物」に至ってはその内容からほぼデメリットスキルと化している。

なお下記した宝具についての情報は、反転処理はしているが彼の真名などが記載されているので、閲覧の際にはネタバレを留置すること。

 

 

宝具

貴方のための物語(メルヒェン・マイネスレーベンス)
キャスターが生前書いた自伝、『我が生涯の物語』の生原稿。
"私が書いたものはその大半が私自身の投影である"と述べたアンデルセンをして、
"私のあらゆる作品における至高の注釈"と述べた、彼の集大成にしてその生き様の記録。
言ってしまえば、アンデルデンという作家の分身の核となる書稿である。
この書の1ページ1ページが、アンデルセンという作家を愛する人々から供給される魔力によって"読者の見たがっているアンデルセン"の姿を取り、その分身となって行動できる。

しかし、この宝具の真価はそこではない。作家が物語を作り出すように、この本を白紙に戻し一から執筆する事で、"ひとりの人間"を"ひとりの主役"に育てることが可能となる。
その効果……成長の度合いは原稿が進めば進むほど高まる。数ページ程度ではほんの少しの偶然しか起こせないが、全ページを脱稿したあかつきには、その対象となった人物が思い描く通りの"最高の姿"にまで成長させる。
そのため上手く使えれば全能とも言える宝具だが、その効果を得るためにはアンデルセンが自らその人物の物語を書く必要がある。
そして当のアンデルセンが"人は究極的に死以外では幸せになれない"といった心に根深く宿る暗欝な人生哲学と、"物事はそう上手く行きはしない"という諦観、そして、彼の持つ作家としてのプライドが都合の良い展開を許容できず、そう簡単には"理想の姿"には到達しない。
当然ながら"物語"の出来もアンデルセンのやる気によって変わってくる。アンデルセンは興味のない人間の話などでは筆が乗らないこともあり、よほど情欲を刺激する対象でなければ"その人間にとって究極の姿"へと至ることはできない。

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