コード・トーカー(遊戯王OCG)とは、アニメ『遊☆戯☆王ヴレインズ』および遊戯王OCGにて登場したカード群である。
遊戯王OCGとして2017年3月25日発売の「STARTER DECK(2017)」に収録された《デコード・トーカー》を皮切りに、主にストラクチャーデッキの看板カードとして、アニメでのお披露目と前後して次々と登場した。
サイバース族のリンクモンスターのみのカテゴリであり、《コード・トーカー》以外は全て異なる属性で、リンク3・攻撃力2300で統一されている。
《コード・トーカー》以外は、アニメ遊☆戯☆王ヴレインズにおいてPlaymaker(藤木遊作)の使用カードとして登場し、いずれもスピードデュエルにおいて彼が使用するスキル「Storm Access」の効果でデータストームから引き当てられてEXデッキに加わっている。
サイバース族と深い関わりがあり、それぞれ異なる属性を与えられたキャラクター「イグニス」達との関係も気になるところだが、それについてはアニメが二年目に突入した今もって不明である。
初代の《暗黒騎士ガイア》に始まる主人公の準エースモンスターの系譜に連なる存在だと思われるが、OCGでの発売に合わせて断続的に六体も登場したためか、Playmakerのエースモンスターである《ファイアウォール・ドラゴン》よりも、このカテゴリのモンスターが主力やフィニッシャーとして活躍するシーンが多い。
サイバーのサの字も無かった時代の話だが、アメリカ軍は昔、アメリカインディアンの言語を無線通信の暗号として用いるために、彼らを「コードトーカー」という暗号通信兵として運用していた事がある。特定地域の部族しか使わない言語をベースにした暗号で連絡を取り合うことにより、傍受されても他国の人間には解読が困難で、言語として使用する部族の人間が通訳に当たる事で複雑な暗号文を作ったり解読する手間が省けるという物凄くアナログな発想である。実際かなり効果があったそうで、第二次世界大戦では枢軸国側は最後まで解読することが出来なかったらしい。
テキストは遊戯王カードWikiより引用。
デコード・トーカー/Decode Talker
リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左下/右下】
効果モンスター2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。
(2):自分フィールドのカードを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
概要の詳細は《デコード・トーカー》の記事を参照のこと。
「デコード」(復号化)とは、「エンコード」(符号化)されたデータを復元することである。動画データで言うならば、決められた手順でデータを動画として再生できるように復元する行為に当たる。これについても「デコード」の記事や関連サイトの参照を推奨。
アニメで一番最初に登場したリンクモンスターでもあるので、初登場した時は「レベルを持たない」、「守備力を持たない」、「攻撃表示で固定」等のリンクモンスターが持つ性質を説明するためのチュートリアルじみた展開だった。攻撃名は「デコード・エンド」。(1)の効果名は「パワーインテグレーション」。なお、(2)の効果はアニメで使われた事が無い。
エンコード・トーカー/Encode Talker
リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/下/右下】
サイバース族モンスター2体以上
(1):1ターンに1度、このカードのリンク先の自分のモンスターが、
そのモンスターより攻撃力が高い相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
そのダメージ計算後、このカードまたはこのカードのリンク先の自分のモンスター1体を選び、
その攻撃力をターン終了時まで、その戦闘を行った相手モンスターの攻撃力分アップする。
概要の詳細は《エンコード・トーカー》の記事を参照のこと。
「エンコード」とは、一定の規則に基づいてデータを別の形式に変換する事で、ニコニコ動画では主に動画投稿の際に起こる圧縮変換の意味で使われる。これを本来の形に戻す処理を「デコード」と呼ぶ(エンコードの方式によっては不可逆な劣化を伴う)。要するに暗号化とその解読なので、「エンコード」(暗号化)には決まった「デコード」(解読法)が対になって存在し、双方向で実行できるソフトウェアやアルゴリズムのことを「コーデック」と呼ぶ。この辺についてもそれぞれの記事や関連サイトの参照を推奨。攻撃名は「ファイナル・エンコード」。
コード・トーカー
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/サイバース族/攻1300
【リンクマーカー:上/下】
効果モンスター2体
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。
(2):このカードのリンク先にモンスターが存在する限り、
このカードは戦闘及び相手の効果では破壊されない。
「コード・トーカー」モンスター唯一のリンク2。単体では《セキュリティ・ドラゴン》に立場を取られがちだが、こちらは「コード・トーカー」のカテゴリーサポートが受けられる。
色の抜けた《デコード・トーカー》の様な姿で、同じく闇属性。効果も似ているが、このカードだけアニメに出ていない。そのため他の「コード・トーカー」との関係は不明。当初はキャンペーンやイベントの配布でのみ入手できたが、現在は「ストラクチャーデッキ-マスター・リンク-」に再録されているので入手が容易になった。
エクスコード・トーカー/Excode Talker
リンク・効果モンスター
リンク3/風属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左/右】
サイバース族モンスター2体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した時、
EXモンスターゾーンのモンスターの数だけ、
使用していないメインモンスターゾーンを指定して発動できる。
指定したゾーンはこのモンスターが表側表示で存在する間は使用できない。
(2):このカードのリンク先のモンスターは、
攻撃力が500アップし、効果では破壊されない。
(1)の効果は、アニメやデュエルリンクスの様にスピードデュエルでもなければ基本的に微妙としか言えない。強いて使い道を挙げるなら、EXモンスターゾーンにこのカードをリンク召喚した時に、上のリンク先を潰すか、相手リンクモンスターのリンク先をピンポイントで潰す必要がある時くらい(相手や状況によってはぶっ刺さる可能性はある)。(2)の効果も自身を強化しないので、こちらを先に除去されては意味が無く、EXモンスターゾーンに出そうものなら上のリンク先に居る相手モンスターしか強化できない。しかし、後述の《トランスコード・トーカー》が登場したことで評価がかなり上がった。
アニメで初登場した時はメインモンスターゾーンが3枠しか無いスピードデュエルだったので、相手モンスターの展開を封じることに成功していた。攻撃名は「エクスコード・クローズ」。(1)の効果名は「グラスプゾーン」。
余談だが、デュエルリンクスではスピードデュエルを採用しているため、似たような効果を持つ《おジャマ・キング》と《おジャマ・ナイト》がロックとして地味に優秀だったりする。
パワーコード・トーカー/Powercode Talker
リンク・効果モンスター
リンク3/炎属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:左/右/左下】
モンスター3体
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、
このカードのリンク先の自分モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、元々の攻撃力の倍になる。
3体必要であること以外は「コード・トーカー」リンクモンスターの中で最も素材の縛りが緩く、相手モンスターとの戦闘において《エンコード・トーカー》と並び最強クラスの戦闘力を誇る。名前通りのパワーファイター。
アニメにおいて(1)の効果は腕に装備したアンカーを展開し、対象に向かって射出し捕縛することで発揮する演出になっており、初登場時はそのまま本体がジェット噴射しながら突貫し、拳でぶち抜いて倒した。攻撃名は「パワーターミネーションスマッシュ」。(1)の効果名は「ワイヤー・リストラクション」。
トランスコード・トーカー/Transcode Talker
リンク・効果モンスター
リンク3/地属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/右/下】
効果モンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが相互リンク状態の場合、
このカード及びこのカードの相互リンク先のモンスターの攻撃力は500アップし、
相手の効果の対象にならない。
(2):「トランスコード・トーカー」以外の
自分の墓地のリンク3以下のサイバース族リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
(1)の効果により《エクスコード・トーカー》と相互リンクする事で、こちらは相手の効果の対象にならず、効果で破壊されない攻撃力3300になり、《エクスコード・トーカー》は相手の効果の対象にならない攻撃力2800となる。(2)の効果で《エクスコード・トーカー》を蘇生させて前述のコンボに繋げるのも良い。
「トランスコード」とは、物凄く簡単に言ってしまうと「再エンコード」の手段の一つらしい。「コード・トーカー」の中で特に角ばったデザインの所為でロボットみたいな姿のモンスター。攻撃時には装甲から分離したパーツがライフルになったり、背部と肩部の装甲が変形合体してバズーカの様になるギミックを搭載している。カードイラストは後者の状態で描かれている。攻撃名は前者が「トランス・フォールト」、後者が「トランスコード・フィニッシュ」。なお、アニメに登場した「コード・トーカー」達の攻撃名は「トランス・フォールト」以外、全て「終わり」を意味する単語を含み、その技名にふさわしくそれぞれが初登場時の最後の一撃を担う活躍をしたが、このカードだけは初登場時の相手が身内の危篤でデュエルを早々に切り上げようとに引き分けに持ち込んだため、止めを刺せなかった。
シューティングコード・トーカー
リンク・効果モンスター
リンク3/水属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左/下】
サイバース族モンスター2体以上
(1):自分バトルフェイズ開始時に発動できる。
このバトルフェイズ中、このカードはこのカードのリンク先のモンスターの数+1回まで相手モンスターに攻撃できる。
このターン、相手フィールドのモンスターが1体のみの場合、
そのモンスターと戦闘を行うこのカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ400ダウンする。
(2):自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
このターンにこのカードが戦闘で破壊したモンスターの数だけ自分はデッキからドローする。
(1)の効果で増やせる攻撃回数は、リンクマーカーの「上と左」と「上と下」にそれぞれモンスターが居る場合の+2回で、合計3回相手モンスターに攻撃出来るが、相手モンスターが1体だけの時に戦闘する場合、攻撃力が下がる。何かしら攻撃力を上げる方法を用意しておくと良いかもしれない。発動は任意なので発動しない選択肢もある。(2)の効果は(1)の効果で連続攻撃に成功すれば結構なドローソースになる。メインフェイズ2に増えた手札で相手ターンへの備えをしておくのも良い。一応相手ターンでも発動できるので、次のターンに相手が反撃してきた所をコンバットトリックによる返り討ちで更にドローが出来たら理想的。
アニメが二年目の新展開に突入して初めてのデュエルで、遂に現れた水属性の「コード・トーカー」。このカードの登場により、神属性を除いた六属性の「コード・トーカー」が揃ったことになる。攻撃名は「シューティング・コンプリート」。
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最終更新:2025/12/06(土) 16:00
最終更新:2025/12/06(土) 16:00
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