シャーシ(ミニ四駆) 単語


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シャーシ

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この項では、田宮模型の『ミニ四駆』の主要部品の一つであるシャーシについて述べる。なお、ミニ四駆全体についての説明や実際の自動車のシャーシについては、個別の項目を参照されたい。

概要

ミニ四駆の土台とも言えるパーツで、シャーシの上に電池・モーター・ギヤ・シャフトなどの主要部品を乗せることで走行が可能となる。また、コーナー用のローラー用のハードポイントも有する。
特定の改造がなければ飾りにも等しいボディに対し、そのミニ四駆の性格を決定づけるコアパーツといえる。

様々な種類があり、それぞれに特性が違う。中にはポリカーボネート配合やカーボン配合のものもある。

主な用語

  • 駆動効率
    • モーターのパワーをタイヤの接地面まで伝える能力。同じモーターでも加速・最高速両面に影響するため、競技シーンでは真っ先に勘案される要素。
    • ギアやシャフトのかみ合わせの悪さ、パーツ同士の擦れといった干渉が悪影響するため、特に工作精度の低い金型で生まれた旧型ほどこれが悪く、総合的に遅くなりがち。走らせる用途があるなら現行型のシャーシを選択したい。
  • 強度
    • 頑強であるほど駆動効率の安定性や拡張性に優れるが、大きな衝撃を逃がし切れずコースアウトしやすい、肉厚になるので重量が重くなるという欠点がある。
    • 逆に柔軟であるとシャーシの緩衝性でコースアウトを免れやすいが、シャーシの変形によるトルク抜け(駆動効率低下)や、パーツの破損・脱落の危険性がある。
    • バンパーやローラーステー部分の強度も長く愛用する上で重要。
  • 片軸・両軸
    • モーターの片側にギアをつけ、ドライブシャフトとなるプロペラシャフトを介してもう片方の車軸に動力を通すタイプを「片軸モーター」、その構造のシャーシを「片軸(シャーシ)」と通称される。
      • リア(後)側にモーターがあるリアミッドシップ型が最初期の片軸レイアウトとなる。構造がシンプルゆえに軽量。後輪に重量があるため加速に優れ、ジャンプ姿勢のバランスが取りやすく、初心者向け。
      • フロント(前)側にモーターのあるフロントミッドシップ(FM)レイアウトも生まれた。前輪に重量があるので上り坂に強い一方、下り坂後の挙動やジャンプ姿勢など特有の弱点もある。
        公式曰く『アップダウンに強い』とあるが、実はむしろ要改善点である。この辺は”ダウンフォース信仰”に近い話としてスルーしてあげよう。
    • モーターの両側にギアをつけ、直接前後の車軸に動力を通す『ミニ四駆PROモーター』シリーズを「両軸モーター」、それを使用するシャーシを「両軸(シャーシ)」と呼称。
      • ドライブシャフト分の抵抗が無いため、片軸にはない抜群の駆動効率を誇り、重心も中央なので調整しやすいなど、直観的な強さを持つ。
      • 構造上、ギアを筆頭とする様々なパーツが使用不可、流用不可なのが欠点。また、両軸という構造上モーターの負荷が大きめでトルク不足のセッティングであると最適な回転数まで上がりきらないことに注意。

第1次ブーム期

タイプ1

シリーズ 販売終了車種
レーサーミニ四駆 ホットショットJr.
ホーネットJr.
フォックスJr.
ブーメランJr.
ビッグウィングJr.
ファルコンJr.
スーパードラゴンJr.
サンダードラゴンJr.
サンダーショットJr.
スーパーセイバーJr.
ファイヤードラゴンJr.
ダッシュ1号エンペラー
サンダーショットJr.ブラックSP
ダッシュ2号バーニングサン

現在のミニ四駆の歴史はここから始まった。
トラクションを確保する後側モーターのレイアウト、ギアボックスから伸びるドライブシャフトで前輪へ伝達することで四輪駆動を実現する基本的な機構はこの時点で実現している。

当時はオフロードが主流だったため、地上高が11mmと高くなっている。
初期型にはローラー穴すらない。
後期型にはローラー穴が左右に1つあるが、ローラー自体は付属しない。
軸受けは直径3mmで、ハトメが直接付く構造のため他のボールベアリングに交換することはできない。
電池カバーはなく、多くはボディ自体がその役割を果たしているため取れやすい。
サイドバンパーはあるものの、ローラー穴はなくただの飾りである。
全車種販売終了しているが部品請求等で入手可能。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

タイプ2

シリーズ 販売終了車種
レーサーミニ四駆 アバンテJr.
グラスホッパーJr.
バンキッシュJr.
スコーチャーJr.

アバンテJr.から採用された。初めてのオンロードのレースのために設計されたシャーシ。
シャーシ底面に丸い肉抜き穴が6個あるのが特徴。
軸受けが直径6mmになったのはこのシャーシからである。
このシャーシからローラーが付属するようになった。サイドバンパーにも穴が空き、強度は低いもののローラーを付けることができるようになった。
オレンジクラウンギヤを使用する。
全車種販売終了しているが部品請求等で入手可能。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

タイプ3

シリーズ 販売終了車種
レーサーミニ四駆 ライジングバード
ダッシュ3号シューティングスター
セイントドラゴンJr.
ダッシュ4号キャノンボール
ダッシュ5号ダンシングドール
ウィニングバード
ダッシュ1号エンペラー
ダッシュ2号バーニングサン
ダッシュ01号スーパーエンペラー

タイプ1の後継シャーシ。シャーシ底面に丸い肉抜き穴が3つある。
ライジングバードは赤シャーシ、赤タイヤというスペシャル仕様。
ダッシュ1号皇帝、ダッシュ2号太陽はタイプ1シャーシで発売されたが、後にタイプ3シャーシで再販されている。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

トラッキン

シリーズ 販売終了車種
トラッキンミニ四駆 サニー・シャトル
ジョリー・ジョーカー

タイプ3をトラッキンシリーズ向けに改良したシャーシ。タイプ1、タイプ3と比べると性能は優秀(それでも速くするには骨が折れるが)。
専用のリアバンパーが装着されており、タイプ系列の中では一番の特徴となっている。ただし、他のリヤステーを装着するには加工が必要である。
ボディキャッチがワイルドミニ四駆と規格が同じなので、ワイルドミニ四駆のボディを乗せる事が可能。
販売当初は不人気で売り上げが伸びず、たった二台でトラッキンミニ四駆シリーズは終了した。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

タイプ4

シリーズ 販売終了車種
レーサーミニ四駆 イグレスJr.
セイントドラゴンJr.リッキー仕様
イグレスJr.ブラックSP

タイプ2の後継。しかし、肉抜きの形状が後のシャーシからすると大雑把すぎる長方形の4つの穴に変わったため、剛性が低下してしまった。
結果としてタイプ系シャーシとしてはポテンシャルが低く、採用車種も少ない。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

ZERO

シリーズ 販売終了車種
レーサーミニ四駆 ダッシュ0号ホライゾン
アバンテ2001Jr.
アスチュートJr.
マンタレイJr.
ダッシュ001号グレートエンペラー
スーパーアスチュートJr.
プロトエンペラーZX
ダイナストームJr.
スーパーアスチュートJr.アドバンス
アバンテ2001Jr.ブラックSP
マンタレイJr.ブラックSP
スーパーアスチュートJr.ブラックSP

ピンク色の14mm径ヘリカルクラウンギヤ、1.4mmプロペラシャフトを初めて実装したシャーシ。
これにより駆動効率の大幅な向上と低重心が可能となった。
シャーシ底面には三角形を組み合わせた肉抜きがされている。非常に軽量(スーパー1より軽い)だが、耐久性は低い。
サイドバンパーはなく、後付で装着する。リヤステーを取り付けるためのネジ穴がついた。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

FM

シリーズ 販売終了車種
レーサーミニ四駆 クリムゾングローリー
ダッシュ02号ネオバーニングサン
エアロソリチュード

史上初のフロントモーターシャーシ。
元々「電池を逆に搭載することで逆走させる」裏技があり、それが素組みで可能になったシャーシといえる。
前寄り重心による前輪へのトラクションの強さ、それによるメリット・デメリットは従来の後方モーター型シャーシと大きく異なる特徴から数多のファンを生んだ。

底面の肉抜きは長方形の4つの穴。電池の形になっているのが特徴。
ロータリースイッチを採用しているが、走行中にOFFになりやすいので注意が必要。
更にローラーバンパーの強度も(二次ブーム時のスーパーFMと比較して)脆弱など、欠点も多かった。
が、後述のスーパーFMより駆動周りの精度が高く、駆動効率が評価された結果、現行機であるFM-A登場まで愛用する玄人レーサーも居たとのこと。
クリムゾングローリー、ネオバーニングサン、エアロソリチュードの3車種のみ発売。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

タイプ5

シリーズ 販売終了車種
レーサーミニ四駆 ベアホークJr.
トップフォースJr.
トップフォースEvoJr.
コンカラーJr.
ダッシュ03号S.S.S
スーパーアバンテ
ダッシュCB1ジオエンペラー

タイプ系シャーシの集大成。しかしすぐ後に登場したスーパー1のせいで影が薄い。
シャーシ底面は肉抜きされておらず、強度がある。
ZERO、FMと同様のリヤステー取り付け穴が付いた。
全車種販売終了しているが部品請求等で入手可能。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

第2次ブーム期

スーパー1

シリーズ 通常販売車種 サイドステー
フルカウルミニ四駆 マグナムセイバー 旧型
ソニックセイバー 旧型
トライダガーX 旧型
スピンアックス 旧型
プロトセイバーJB 旧型
ビクトリーマグナム Vマシン型
バンガードソニック Vマシン型
ビークスパイダー Vマシン型
ネオトライダガーZMC Vマシン型
ファイターマグナムVFX Vマシン型
レイスティンガー Vマシン型
シャイニングスコーピオン Vマシン型
ベルクカイザー Vマシン型
ビークスパイダーゼブラ Vマシン型
シリーズ 販売終了車種
スーパーミニ四駆  リバティエンペラー
トムゴディスペシャル
ポセイドンXブラックSP
リバティエンペラーブラックSP
シャオパイロン
ビッグバンゴースト
ブーメラン10
ブーメランガンマブラックSP
アストロブーメラン

ZEROシャーシの改良版。バンパーの形くらいしか変更点がない。
フルカウル世代には馴染みの深いシャーシ。第二次ブームで多く使われた。
軽量、高旋回性能でとても良いシャーシだが、強度、耐久性に問題がある。いわばミニ四駆界の零戦のようなシャーシ。
特にバンパー部分が脆く、子どもの頃屋外で走らせて壊した記憶がある元少年は少なくない。

サイドステーが着脱可能なのが特徴。ディープブルー(スーパーミニ四駆はグリーン)の旧型と、強度が多少マシになったライトグレーのVマシン型の2種類がある。
シャーシ本体とAパーツ(ギアカバーや電池カバー)の色が違うことが多く、スーパーミニ四駆は赤紫、フルカウルミニ四駆ではグリーンのものが採用されている。

古いシャーシだが、駆動系と軽量さから二次ブーム期内のシャーシでは後発組に負けないポテンシャルがある。

駆動効率 ★★★
拡張性 ★★
強度
安定性 ★★★
旋回性 ★★★★★
軽さ ★★★★★

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

スーパーFM

シリーズ 通常販売車種 Aパーツ色
フルカウルミニ四駆 ブロッケンギガント ダークグリーン ダークグリーン
ブロッケンギガントブラックSP ブラック スモーク
ガンブラスターXTO ダークグリーン ダークグリーン
ガンブラスタークスコSP ダークグリーン ダークグリーン
シリーズ 販売終了車種
スーパーミニ四駆  ストラトベクター

タイプ5シャーシの前後を反転させたもの。このシャーシからリアステーが付属するようになった。
FMシャーシの改良版・・・なのだが、そもそも電源スイッチもズレてOFFになりやすい構造で、スーパー1以前のモデルであるTYPE2と同じオレンジクラウンギアが使用されており、そのレイアウトに合わせて重心が高く、更にギアの工作精度の低さによって駆動ロスも多い・・・など、整備性や運用性にも問題を抱えている。
超速ギヤは精度が悪い軽量超速ギヤを使わないとレギュレーション違反なので注意。スーパーTZはSX用超速ギヤ、ハイスピードEXギヤに対応しているのに何故・・・
人気絶頂期と謳われる2次ブーム期のシャーシとしては欠陥が多く、速くするには苦労する上級者向けのシャーシ。更に部品精度は先代FMよりも劣るのもつらい。
しかし、その特殊性から一部に熱烈なファンがいる。
シャーシ取り目的で「ブロッケンギガント」や「ストラトベクター」を求め、別のボディを乗せる改造に挑戦した青春時代をお持ちの方もいるのではなかろうか。

ストラトベクターはキットの販売は現在は終了しているがボディとシールは現在でも部品請求することで入手可能である。

駆動効率 ★★
拡張性 ★★
強度
安定性 ★★   
旋回性 ★★
軽さ ★★★  

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

スーパーTZ

シリーズ 通常販売車種 リヤステー
フルカウルミニ四駆 サイクロンマグナム SFM型
ハリケーンソニック SFM型
サイクロンマグナムTRF SFM型
ディオスパーダ SFM型
ビートマグナム BM型
バスターソニック BM型
ビートマグナムTRF BM型
ファイヤースティンガー SFM型
シリーズ 販売終了車種
スーパーミニ四駆  ブラックストーカー
サンダーブーメランW10
レイホークガンマ
タイガーザップ

第二次ブーム全盛期の頃に発売されたシャーシ。発売されたサイクロンマグナムは爆発的な人気で品切れで買えなかったという人は多いだろう。
剛性が高まり、ホイールベースが伸びたことで直進安定性が向上、また重心も下がっている。
ただし無加工での駆動系はスーパー1シャーシに一歩劣る。が、思い出補正で今でも使い続ける人が結構いる。
付属のリヤステーには、スーパーFMシャーシ付属と同じものと、ビートマグナム型の2種類がある。ビートマグナム型のものはネジ穴が増え、剛性もあるので少し補強すれば実戦でも使えるレベル。

タイプ系シャーシの特徴を引き継いでいるため、「TZ」とは「Type」系の最終形という意味の「Z」から取ったという説がある。

駆動効率 ★★
拡張性 ★★
強度 ★★★
安定性 ★★★★ 
旋回性 ★★
軽さ ★★★

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

スーパーX

シリーズ 通常販売車種 シャーシ色
エアロミニ四駆 マックスブレイカー ブラウングレー
シャドウブレイカー ブラウングレー
ファントムブレード ブラウングレー
ナックルブレイカー ブラウングレー
ストームクルーザー ブラウングレー
ライジングトリガー ブラウングレー
ナックルブレイカーブラックSP スモークブラック
マックスブレイカーTRF ブラック
シリーズ 販売終了車種
マイティミニ四駆 ダイナホークGX
クロスタイガーVR
レイザーギル

このシャーシ以降、リヤステーが2点止めのものが標準装備になった。
また、モーターをシャーシ下から交換することができる。
トレッドが広く、安定性は随一。またホイールベースが最も長いため、直進安定性も抜群である。
強度、駆動共に大幅に進化しており、初心者にはおすすめのシャーシである。
ギヤを左右に分けて配置することでどのシャーシよりも低重心になった。
独自の機構のため、プロペラシャフトは専用のものを使い、クラウンギヤもオレンジ色を使う。シャフトもこのシャーシのみ72mm。
これらの特徴のため、一部のパーツは「X・XXシャーシ専用」と書いて売られている。ギヤは正しい組み合わせでないとレギュレーション違反だが、その他のパーツは工夫して他のシャーシに使っても良い。
ギヤカバーが低いためXシャーシ用ボディ以外でも結構無改造で乗せられる。ただし、低すぎてボディとシャーシに隙間ができてしまうことも。
付属のリヤステーは2点固定のものだが剛性が低く、ローラーベースも長くなってしまうため他のに交換したほうが良い。

後継シャーシである『スーパーXX』が発売されているが、パーツ干渉部があることが報告されているため、ボディの載せ替えは難しい。
ボディを開かずにモーターを着脱できる特徴から、1つのモーターを共有する耐久レースにおいては剛性面の互換である『スーパーXX』と共に優先的に採用される。

駆動効率 ★★★★
拡張性 ★★★
強度 ★★★★
安定性 ★★★★★
旋回性
軽さ ★★

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

VS

シリーズ 通常販売車種 シャーシ色 Aパーツ色
エアロミニ四駆 ブレイジングマックス ダークグリーン ダークグリーン
デザートゴーレム ダークグリーン ダークグリーン
ライトニングマグナム ダークグリーン ダークグリーン
ブレイジングマックスプリズムブルーSP ブラック スモーク
ブリッツァーソニック ダークグリーン ダークグリーン
ブリッツァーソニックブラックSP ブラック スモーク
LMブレイカー ブラック スモーク
レーサーミニ四駆  イグレスRS ロイヤルブルー ロイヤルブルー
トップフォースエボリューションRS メタリックグレイ メタリックグレイ
コンカラーRS オレンジ オレンジ
スラッシュリーパー ダークメタリックグレー ダークメタリックグレー
スーパードラゴンプレミアム ライトガンメタル ライトガンメタル
サンダードラゴンプレミアム ダークブルー ダークブルー
セイントドラゴンプレミアム グレー グレー
ファイヤードラゴンプレミアム シルバー シルバー
ダイハツコペンRMZ ブラック ブラック
ミニ四駆オオカミ パープル(ABS) ブラック(ABS)
マッハビュレット ブラック ブラック
ミニ四駆コアラ ホワイト(ABS) ブルーグリーン(ABS)
シリーズ 販売終了車種
マイティミニ四駆 バリアトロン
シンクロマスターZ9
エアロミニ四駆 デザートゴーレムGPA
フルカウルミニ四駆 ディオスパーダGPA
スーパーミニ四駆 リバティエンペラーGPA
ビッグバンゴーストGPA
レーサーミニ四駆 バンキッシュJr.
スコーチャーJr.
イグレスJr.
アバンテ2001Jr.
マンタレイJr.
トップフォースエボリューションJr.
スーパーアバンテ
アバンテRS
サンダーショットRS
ブーメランRS
スーパーセイバーRS
バンキッシュRS

ZEROシャーシ~スーパー〇〇シャーシの集大成とも言えるシャーシ。2次ブーム末期の発売であり、ノウハウや部品精度の向上が明確に機体性能へと反映されている。
軽量、低重心、コンパクトに加え超優秀な駆動系のおかげで片軸モーター最速に一番近いシャーシと言われることも。公式大会での入賞経験も多い。

その反面耐久性は低く、素材によっては一度のコースアウトでポッキリ逝ってしまう。フロントバンパーもそうだが、邪魔だからと切断するとねじれによる駆動ロスが生じかねないサイドガードも厄介。
しかし、そのデメリットを補ってあまりあるスピードで人気が高く、2012年現在販売終了・限定品を含めると採用車種が最も多いシャーシである。
なぜかデザートゴーレムは他のVS採用車より価格が安い。
ちなみにVSとは「ビクトリースプリント」の略(『ミニ四ファイターV』8巻より)。

デメリットを改善した後継機、VZシャーシが登場している。

駆動効率 ★★★★★
拡張性 ★★★
強度 ★★★
安定性 ★★★
旋回性 ★★★★★
軽さ ★★★★

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

スーパーTZ-X

シリーズ 通常販売車種
エアロミニ四駆    バニシングゲイザー グレー
シリーズ 販売終了車種
フルカウルミニ四駆 ビートマグナムGPA ブラック
スーパーミニ四駆 ブーメラン10GPA ホワイト
レーサーミニ四駆 マッドブルJr. ブラック
バハキングJr. ブラック

スーパーTZシャーシの改良版…なのだが、良くなった点はリアステーを3点でとめられるようになったことと、フロントの穴が4つになったことくらい。
VSシャーシというTZ系レイアウトの名機に遅れて発売されたばっかりに・・・

採用車種の少なさもあり人気が今ひとつだったが、プライズ限定品の「サイクロンマグナム21st century edition」「ハリケーンソニック21st century edition」にて、限定カラーの蛍光色シャーシで復刻されたことをきっかけに再評価の機運が高まっている。ただ、初心者向けではないので、ブランクのある復帰組が初手で手にするのは少しハードルが高い。

駆動効率 ★★
拡張性 ★★★  
強度 ★★★
安定性 ★★
旋回性 ★★
軽さ ★★★

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

TR-1シャーシ

シリーズ 通常販売車種
ラジ四駆 スバル インプレッサ WRC 2002
ラジ四駆 プジョー206 WRC
ラジ四駆 三菱 ランサーエボリューションⅦ WRC
ラジ四駆 ZENTトムススープラ
ラジ四駆 カルソニックスカイラインGT-R2002
ラジ四駆 レイブリックNSX2002
ラジ四駆 ポルシェ911ターボクーペフラットノーズ
ラジ四駆 ビームスインテグラ
ラジ四駆 ニッサンフェアレディZ
ラジ四駆 リンドブルムライダー
ラジ四駆 コバルトガンナー

スーパーXシャーシをベースにミニ四駆を遠隔操作できるラジ四駆専用に開発されたシャーシ。受信機を取り外せばミニ四駆の公式大会に出場することもできる。
全長、ホイールベ-スは全シャーシ中最大で直進性は極端に高いがコーナリング性能は低い。
ボディの取り付け方法は独自方式のため、他のシャーシのボディを無加工で取り付けることは不可能。
ポルシェ911のボディはそのまま付けるとレギューレーションの全長をオーバーしてしまい、公式大会への出場ができないので注意(ジャパンカップ2019の車検で確認)。

第3次ブーム期

MS

シリーズ 通常販売車種 ノーズ センター テール
ミニ四駆PRO TRFワークスJr. N-01 ノーマル T-01
アバンテMk.Ⅱ N-01 ノーマル T-01
マンタレイMk.Ⅱ N-02 ノーマル T-01
アバンテX N-02 ノーマル T-01
ネオファルコン N-02 ノーマル T-01
キーンホークJr. N-02 ノーマル T-01
ナイトレージJr. N-02 ノーマル T-01
サンダーショットMk.Ⅱ N-02 ノーマル T-01
バイソンマグナム N-02 ノーマル T-01
ロデオソニック N-02 ノーマル T-01
サバンナレオ N-02 ノーマル T-01
ホットショットJr. N-02 ノーマル T-01
ダッシュ1号エンペラー N-02 ノーマル T-01
アバンテMk.Ⅲアズール N-02 ノーマル T-01
アバンテMk.Ⅲネロ N-02 軽量 T-01
ダッシュ2号バーニングサン N-02 ノーマル T-01
トライダガーXX N-02 ノーマル T-01
ダッシュ3号シューティングスター N-02 ノーマル T-01
スピンアックスMk.Ⅱ N-02 ノーマル T-01
ダッシュ01号スーパーエンペラー N-02 ノーマル T-01
ライジングエッジ N-02 ノーマル T-01
アストラルスター N-02 軽量 T-01
シリーズ 販売終了車種
ミニ四駆PRO ナイトロサンダー・ブルー(完成車)
ナイトロフォース・グリーン(完成車)
ナイトロサンダー・イエロー(完成車)
ナイトロフォース・レッド(完成車)
ナイトロサンダー・ブラック(完成車)
ナイトロフォース・シルバー(完成車)
ナイトロサンダー
ナイトロフォース
トルクルーザー
ベルダーガ
レイボルフ
エクスフローリー

「ミニ四駆 PRO」用に開発された次世代シャーシ。
軸が両側に飛び出た専用のダブルシャフト(両軸)モーターを利用したミッドシップレイアウト、3分割シャーシなど、従来のミニ四駆とは全く異なる構造をしている。
特にプロペラシャフトが不要という構造による駆動効率は従来の片軸シャーシから頭一つ抜けている。
3分割シャーシのおかげで、壊れた部分だけ交換することができ、整備性も良好。
独自の駆動方式のため他のモーターやギヤが流用できず、幅広のシャーシのせいで一部の大径タイヤは使えない欠点を持つ。また、中央に主要パーツが密集する構造を支えるべく重い。

2015年頃から、シャーシの分割部を拡張し、内部にスライドダンパー用スプリングを仕込んで可動域を持たせ、自動車のサスペンションのような制振効果を生み出す「フレキシブル化」(略称:フレキ)という改造が生まれ、地区大会・公式大会問わず猛威を奮っている。
ある公式大会では、決勝戦に進出した15台中13台がこのフレキ改造車を使用していたということからも、そのポテンシャルの高さを窺い知れる。

後継機としてMAシャーシが発売されたものの、「精度と剛性」に重きを置いたモデルだったため、なおもこちらを主力とするレーサーも多く、令和年度に入ってなおトップグループを走るまさにPRO仕様のシャーシである。

駆動効率 ★★★★★
拡張性 ★★★★★
強度 ★★★★★
安定性 ★★★★★
旋回性 ★★
軽さ

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

スーパーXX

シリーズ 通常販売車種 シャーシ色 Aパーツ色
エアロミニ四駆 マックスブレイカーブラックSP ブラック グレー
ライジングトリガーホワイトSP ホワイト ホワイト
ナックルブレイカーブルーSP ダークブルー ダークブルー
ファントムブレードブラックSP ブラック ダークブルー

スーパーXシャーシの改良版。といっても元が優秀なため、サイドガード強化とビス穴が増えたくらい。
付属パーツのノーズガードを装着するとさらなる強度アップができる。
付属リヤステーはスーパーXとは違い、強度が高い2点止め型。

スーパーXシャーシの欠点が細かく改善されたシャーシだが、対応車種が少なく、手に入れるのはやや難しいかもしれない。

読み方は「ダブルエックス」。ちなみにトライダガーXXはMSシャーシである。

駆動効率 ★★★★
拡張性 ★★★★
強度 ★★★★★
安定性 ★★★★★
旋回性
軽さ

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

スーパーⅡ

シリーズ 通常販売車種 色(特殊素材) Aパーツ色 備考
フルカウルミニ四駆 マグナムセイバープレミアム ブラック(ポリカABS) レッド
ソニックセイバープレミアム ブラック(ポリカABS) メタリックグリーン
トライダガーXプレミアム レッド(ポリカABS) ガンメタル
ビクトーマグナムプレミアム グレー(カーボン) ディープブルー
バンガードソニックプレミアム グレー(カーボン) レッド
シャイニングスコーピオンプレミアム ライトガンメタル ブルー レッドEXサイドステー付
ベルクカイザープレミアム シルバー ガンメタル ゴールドEXサイドステー付
レイスティンガープレミアム ダークブルー シルバー ライトガンメタルEXサイドステー付
ビークスパイダープレミアム レッド ブラック
スピンコブラプレミアム ホワイト(ポリカABS) シルバー(ABS)
レーサー
ミニ四駆
テラスコーチャーRS イエローオレンジ ホワイト
スーパーアバンテRS ライトブルー スカイブルー
アスチュートRS シルバー ブラック
ダイナストームRS ブラック シルバー
皇帝プレミアム ブラック ディープブルー ワンロックギアカバー付
超皇帝プレミアム メタリックグレー オレンジイエロー ワンロックギアカバー付
地平プレミアム ダークグリーン メタリックグリーン ワンロックギアカバー付
大帝プレミアム ダークグレー レッド ワンロックギアカバー付
原始皇帝プレミアム ブラック パープル ワンロックギアカバー付
ダイハツコペンXMZ ブラック ブラック
ミニ四駆・しろくまっこ ライトブルー ホワイト
ミニ四駆パンダ ジャーマングレイ オレンジ
ミニ四駆ドッグ ライトグリーン(ABS) ホワイト
ミニ四駆ホーク メタリックグリーン(ABS) ゴールド(ABS)
ミニ四駆フクロウ バイオレット ブラック
ミニ四駆ピッグ ホワイト 蛍光ピンク(ABS)
ミニ四駆パンダ2 ブラック(ポリカABS) ブラック(ABS)
ミニ四駆キャット ブルー(ABS) ホワイト(ABS)

あの名作スーパー1の改良版・・・というより進化系。
2次ブーム終了後に開発されたため、スーパー1シャーシの弱点がほぼすべてなくなっており、非常に使いやすいシャーシ。対応ボディも含め、復帰組にはおすすめ。

駆動系は名機VSシャーシと張り合えるレベル、リアも3点固定が可能。スイッチもターン式になりレース途中でオフになってしまうことがなくなった。
後付けサイドステーは付属しなくなった。だが、スーパー1シャーシのサイドステーを流用することが可能であり、より強度を増した「EXサイドステー」も別売りされている。
また、通常ラインナップでポリカ配合、カーボン配合などの強化素材配合のシャーシが採用されているため、高強度なモデルの入手が容易なのもありがたい。スーパー1シャーシと同じくAパーツの色がシャーシと違うことが多く、様々な色のバリエーションが楽しめる。

欠点としてはギヤカバーがビス止めで固定する方式となり、走行中に外れることはなくなったのだが、このビス穴が緩くなってしまうとギアカバーが止められなくなってしまう。これは「ワンロックギアカバー」を装着することで補うことができ、後発のキットでは同梱されている。
また、バッテリーホルダーが開閉式でないため若干外れやすい。こちらはマスキングテープを貼る、スーパー1シャーシのバッテリーホルダーを使用するなどで対策が可能。
相変わらずフロントバンパーまわりのプラが薄く、ダッシュ系の上位グレードモーターでの疾走には強度不足と言われているためやはりFRPプレートでの補強や改修は必須といえる。

駆動効率 ★★★★★
拡張性 ★★★★
強度 ★★★★
安定性 ★★★
旋回性 ★★★★★
軽さ ★★★

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

AR

シリーズ 通常販売車種
ミニ四駆REV エアロアバンテ
エアロサンダーショット
エアロマンタレイ
シャドウシャーク
フレイムアスチュート
フルカウル
ミニ四駆
Zウイングマグナム
サイクロンマグナムプレミアム
ハリケーンソニックプレミアム
ディオスパーダプレミアム
ビートマグナムプレミアム
バスターソニックプレミアム
グレートブラストソニック
ビークスティンガーG
プロトセイバーエボリューションプレミアム
トライダガーWX

ミニ四駆REVシリーズ用に開発された最新シャーシ。様々な新機軸が盛り込まれている。
TZシャーシのボディが乗る(一部を除く)。
各部にエアインテークが設けられており、モーター・電池を風で冷却する。
また、底面がフラットになっていて、小径でも芝生セクションで有利。
従来のシャーシを上下を逆にしたような構造をしており、モーター・電池・ギヤ(カウンターギヤを除く)をボディを外さずに交換できるようになっている。
自動車や航空機などから応用したモノコック構造を採用し、強度はMSと同等かそれ以上(ただし、重量は重め)。
駆動系も優秀な反面、ギヤに負担がかかりやすいため、ピニオンギアはカーボン製のものを使うようにレギュレーションで規制されている。
今までのミニ四駆キットの軸受けは金属製のハトメが使われてきたが、ARシャーシでは低摩擦素材のプラスチックを使っている。この素材は摩擦が低いだけではなく摩耗にも強く、精度も良いためこの軸受けのためだけにキットを買う人がいるほど。
リヤステーはボディ一体型で、左右に分かれている。かなり頑丈なため、FRPを1枚渡すだけで実践投入が可能。

一部の熟練レーサーは、このシャーシを前後逆にして使用(フロントモーター化)する「FMAR」という改造を好む。これまでの片軸シャーシは、ギアの回転方向と噛み合いの関係でプロペラシャフトが適度に下方に抑えつけられ、プロペラシャフトが暴れるのを防いでいたが、ARシャーシは他と逆になっているため、プロペラシャフトが暴れて噛み合いが悪くなりやすいという欠点が指摘されている。ならば駆動系全体を逆回転させてしまえば良い、という発想から生まれた改造であるが、モーターやギアに専用の慣らしを要するため、上級者向けの改造と言える。

駆動効率 ★★★★
拡張性 ★★★★
強度 ★★★★★
安定性 ★★★★★
旋回性 ★★
軽さ

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

MA

シリーズ 通常販売車種
ミニ四駆PRO ブラストアロー
ヒートエッジ
フェスタジョーヌ
トライゲイル
ライキリ
スパークルージュ
ジルボルフ
アビリスタ
DCR-01(デクロス-01)
マッドレイザー
トヨタガズーレーシング TS050 HYBRID
DCR-02(デクロス-02)
ヘキサゴナイト
トヨタガズーレーシング WRT/ヤリス WRC
アバンテMK.Ⅲ ジャパンカップ2015リミテッド
サンダーショットMk.Ⅱレッドスペシャル
ライズエンペラー
シューティングプラウドスター
ゴッドバーニングサン
キャノンDボール
ダンシングディバインドール

MSシャーシの後継となる両軸モーターシャーシ。命名には「ミッドシップ・エアロ」の頭文字を取っており、まさにMSとARの特徴を引き継いでいる。
MSのボディが乗るが、一部は改造が必要。
3分割だったMSとは違い一体構造となっており、強度及び工作精度が更に上昇しているため、素組みの駆動効率は現行機種トップクラス。MSで廃止されたサイドガードが復活しているが、これはサイドにマスダンパー等を装着する改造が主流となっている為である。

ただし、一部のユーザーからは「固すぎて立体セクションやレーンチェンジで衝撃を流し切れず、弾かれてしまう」というデメリットも指摘されており、あえて強度や剛性を落とす改造をしたり、MS(フレキ)に回帰するレーサーも居る。

基本構造はMSと同じである為、弱点も引き継いでいる。また、一体構造が災いしてARやMSより重量が重く、全シャーシの中で一番の重量がデメリット。
また、取り付けが固くなっている所為で、モーターとターミナルがキット付属の治具を使わないと取り外しにくくなっている。大切に保管しよう。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

FM-A

シリーズ 通常販売車種
ミニ四駆REV ラウディーブル
ナイトハンター
バロンビエント
トライロング
ジオグライダー
レイザーバック
ロードガイル
マッハフレーム
カッパーファング
バロンビエント ジャパンカップ2019
フルカウル
ミニ四駆
ガンブラスターXTOプレミアム
ブロッケンギガントプレミアム
グレートマグナムR(リボルバー)
ガンブラスターXTOライトブルーSP
ブロッケンギガントブラックプレミアム

2017年夏に満を持して発売されたシャーシ。名称は「フロントミッドシップ・エアロ」の略。
分かりやすく言うと、先述の「FMAR」の公式バージョン。ARシャーシのノウハウと駆動効率の良さが注入されている。
X系列以来の裏面モーターカバー1枚外せばモーターを取り外しできるのも特徴。
サイドガードのビス穴は内側・外側に開けられ、マスダンパー取り付け用のプレートの選択肢が幅広くなっている。付属のリアステーはARと違ってビス止めの別体式になっているため、好みのプレートを簡単に装着できる。
地味に嬉しいポイントは、旧FMやスーパーFMに対応するボディの大半を無加工・あるいは少しの加工で搭載できるようになっており、旧来のFM使いが乗り換えやすい。

ただし、金具(ゴールドターミナル)とプロペラシャフトはスーパーX用を用いなければならないため、購入時には間違って別のシャーシ用の物を買わないよう注意を要する。ピニオンギアもARと同様にカーボン素材のものに限定される。
裏面モーターカバーはギアの押さえも兼ねている関係か、ギアに押されて変形しやすく、それがトルク抜けを生じやすいため個別に補強しておきたい。
また、クラウンギアに悪名高いオレンジ色のものしか使えず、素組みの状態では凄まじいギア鳴り(駆動部の干渉)に悩まされるケースが多い。これはギアの壁面や歯を削ってヘリカル加工(ピンククラウンギアと同じ形に加工)をする、入念な慣らしとグリスの塗り込みといった加工・・・俗にいう”抵抗抜き”を行うことで解決できる。

大会での入賞を狙うには”抵抗抜き”が避けて通れない中級者以上向けシャーシだが、そこを解決したFM-AシャーシはMAやMSを押しのけて入賞している実績が報告されている。歴代FMユーザー悲願の高品質シャーシといえるだろう。

VZ

シリーズ 通常販売車種
レーサーミニ四駆 ネオVQS
デュアルリッジJr.
レイスピアー
アイアンビーク
トヨタ GR ヤリス

第59回全日本模型ホビーショーにて発表されたリアモーターレイアウトのシャーシ。
ZEROシャーシの系譜だが、ARではなくVSの後継というべき設計。
駆動面は片軸最速と名高いVSシャーシから大きく変更された点は少ないが、モーターやギアカバーの押さえが入り、ジャンプセクションが多い競技コースでのパワーロスへの対策が入念に行われている。
また、フロント部分のバンパーは着脱可能で、破損した場合の交換は勿論、「フロントバンパーを切断し、外部パーツで新設する」という改造への手間も減っている。
何より、VSシャーシの頭痛の種であった強度面がバンパー部の肉厚化、肉抜きの最適化により改善されており、それでいて柔軟性(公式曰く“適度なしなり感”)も確保されているため制震効果も期待できる。

最新型だけあって細部まで設計されており、大量生産による個体差を吸収するパーツクリアランス(隙間)も適度に取られていることから、箱出し段階でもギア鳴り等のネガが少ない初心者にもオススメできるシャーシである。
上級者はこれを詰めることで両軸シャーシに匹敵するパワフルなシャーシに改良もできるポテンシャルも詰まっている。

発売が2020年3月28日というCOVID-19の災禍の最中であったため、大会の出場機会や研究といったことの初動が遅れた感は否めない。だが、その中で立体コースの無いフラットコースや予算やパーツの制限があるレギュレーションを中心に入賞報告も上がっている。

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関連項目

  • ミニ四駆
  • プラモデル

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最終更新:2025/12/15(月) 22:00

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