ステートオブレストとは (ステートオブレストとは) [単語記事]

ステートオブレスト(State Of Rest)とは、2018年生のアイルランドの競走馬である。

概要

父Starspangledbanner、母Repose、母の父Quiet American。父は豪英合わせてG1を4勝し、種牡馬としては主に短距離で活躍馬を輩出している。母は不出走。母の父はアメリカダートで活躍馬を輩出している。

2019年のタタソールズオクトーバー1歳馬セールでジョセフ・オブライエン調教師が6万ギニー(約1040万円)という安価で購入し、ジョセフの調教の元に走らせることとなった。

2歳（2020年）

6月15日のフェアリーハウス競馬場の未勝利戦でデビューして勝利。続くレパーズタウンの条件戦は2着と好走する。

その後は、タイロスステークス(G3)5着、ネース競馬場の条件戦を4着を挟んでシャンペンステークス(G2)は3着と好走。G1初挑戦となったフューチュリティトロフィー(G1)を5着を最後に2歳戦を終えた。

3歳（2021年）

8ヶ月の休養のあと6月26日のセレブレーションステークス(L)で始動して3着。

陣営はアメリカ遠征を決断し、アメリカ芝三冠の二冠目サラトガダービー(GI)に出走。1勝馬だったため7番人気に留まったが、レースでは中団馬群から直線で鮮やかに抜け出しG1初制覇をアメリカの地で果たした。

さらにオーストラリアへの遠征を決行し、春の中距離戦大一番であるコックスプレート(G1)に出走。1番人気にはG1・9勝馬Verry Elleegantと2・3歳戦で活躍していたAnamoeの地元馬2頭が押され、本馬は4番に推された。道中は6番手から馬群の中を進出し、内ラチから3，4頭分離れて最終コーナー回り、Anamoeとの接戦を0.1馬身差で制して、G1・2勝目を挙げた。

4歳（2022年）

5月1日のガネー賞(G1)から始動。1番人気はG1・2勝を含むパターンレース12勝のSkalleti、前年の覇者Mare Australis、チャンピオンステークスなどG1・2勝のSealiwayがそれに続いて本馬は4番人気での出走となった。レースはMare Australisが逃げ、Skalletiが最後方に構えることになり、本馬は4番手で追走。残り400mからスパートを開始すると、好位から粘るSealiwayを競り落とすと、追い込んできた2着馬を3/4馬身差で抑えて3ヵ国目のG1制覇を果たした。

続くタタソールズゴールドカップ(G1)ではLord Northとの2頭で1番人気に推される。道中はLord Northと並んで追走するが、前のAlenquerらを捉えられずに3着に敗れた。

その後、ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズステークス(G1)に参戦。目下5連勝中の上り馬Bay Bridgeが1番人気に推され、日本から遠征馬シャフリヤールが2番人気、本馬は4番人気での出走となった。回避馬が相次ぎ5頭立てになったため脚質的にシャフリヤールが逃げると思われていたが、本馬がハナを主張して先頭に立ちペースを握る。シャフリヤールに並びかけられるもこれを競り落とし、Bay Bridge詰め寄るも1馬身しのいで4ヵ国目のG1制覇を果たした。

その後挑んだのはジャック・ル・マロワ賞(G1)。ここまで制したG1はいずれも10ハロン路線、もしくはそれの前後100m程度であり、マイル路線のG1は2歳のフューチュリティトロフィー(5着)以来であった。だが、マイル戦にはついていけず、8着に終わった。

血統表

Starspangledbanner 2006 栗毛	Choisir 1999 栗毛	Danehill Dancer	*デインヒル
			Mira Adonde
		Great Selection	Lunchtime
			Pensive Mood
	Gold Anthem 1999 栗毛	Made Of Gold	Green Forest
			Vindaria
		National Song	Vain
			Olympic Aim
Dam Repose 2012 鹿毛 FNo.4-k	Quiet American 1986 鹿毛	Fappiano	Mr. Prospector
			Killaloe
		Demure	Dr. Fager
			Quiet Charm
	Monaassabaat 1991 栗毛	Zilzal	Nureyev
			French Charmer
		It's In The Air	Mr. Prospector
			A Wind Is Rising