タイタニアとは、
TYTANIA
タ イ タ ニ ア
宇宙に進出した人類は広大な宇宙空間に数多の星間国家を築いたが、それらはみな「宇宙に唯一の姓」タイタニアを名乗る一族が覇権を握る「パックス・タイタニアーナ」の内にあった。
タイタニアは形式的な主君であるヴァルダナ帝国の首都リュテッヒの上空に浮かぶスペースコロニー<天の城(ウラニボルグ)>以外に領土を持たず、国家ですらない一家族の身で、その莫大な富と他に隔絶した軍事力によって全宇宙に君臨したのである。彼らは呼号した。「宇宙はタイタニアとともにあり」と。
タイタニアは5つの家族によって運営され、その中から総帥として無地藩王(ラントレス・クランナー)が選ばれる。彼らは柔剛よく均整のとれた間接統治によって経済・運輸・科学といった「裏側」から宇宙を支配し、自身がヴァルダナ帝国の形式的な貴族として以上の国家権力を握ろうとすることはなかった。
だが、その一族支配に対する反感は、長い歳月により醸成され、じわりじわりと浮かび上がりつつあった。
時の無地藩王は第五代、アジュマーン・タイタニア。支えるはいずれも20代半ばの四公爵、「軍事の」アリアバート・タイタニア、「政治の」ジュスラン・タイタニア、猛将ザーリッシュ・タイタニア、そして野心家イドリス・タイタニア。
星暦446年、ふとした紛争から星間都市国家エウリヤを攻撃したアリアバートは思わぬ敗北を喫する。その敵手の名はファン・ヒューリック。エウリヤにとって「負けるため」に用意された青二才のはずであった男である。この一件を機に反タイタニアの機運が湧き上がり、次期無地藩王の座をめぐる四公爵の権力争いも相まって、揺るぐことなど有り得ないはずのタイタニアの支配はついに綻びを見せ始める……
銀英伝と比較されやすいが別の観点から描かれており、「タイタニアvs反タイタニア」というよりはタイタニア一族そのものの興亡が主軸となっている。
1991年に出版された第3巻の後、「タイタニア」シリーズの刊行は途絶え、22年の歳月が流れた。誰もが諦めていた中もたらされた「4巻脱稿」の知らせに全てのファンが耳を疑ったことだろう。2013年9月25日、講談社ノベルスより第4巻が発売された。
2015年2月4日発売となった第5巻は最終巻。第1巻から27年をかけての完結となる。
「銀河英雄伝説」でお馴染み石黒昇が監督を務め、そのスタッフを再結集したTYTANIA26PARTNERSが製作したTVアニメ「TYTANIA -タイタニア-」が2008年から翌年にかけてNHK-BSで放送された。映像制作はアートランド。その範囲は原作2巻までであり、ストーリー上は未完のままに終わっている。
※括弧内はアニメ版での担当声優。
アドベンチャーを除く、全てのスターフォックスシリーズに登場する惑星。SFC版と64版以降の作品とは少々設定が異なる。
ライラット系第二惑星として登場。無人の惑星だが、地下に豊富な資源が眠っており、各惑星が領有権を巡って争っている。しかしアンドルフ軍に占領され、補給基地として使用されていた。
簡単な青ルートを通っていると、5番目のステージとして訪れる事になる。
磁気嵐が吹き荒れる荒涼とした惑星で、赤い砂漠と渓谷で占められている。磁気嵐に巻き上げられた砂が成層圏まで届き、惑星を赤く染めている事から「赤い惑星」と呼ばれる事も。
太古の昔に滅んだ高度文明の遺産が残っているが、防御システムや兵器が未だに稼動しており侵入者を拒んでいる。このため禁断の星とも呼ばれ、さすがのアンドルフ軍も上空に偵察部隊を配置する程度で本格的な占領を行っていない。アクアスに沈んでいる遺跡と類似性がある事から、何らかの関係があるとされる。
作中ではセクターXのボス・HVC-09吹っ飛ばされたスリッピーを救助するため、タイタニアを訪れる事になる。ペッピーやファルコはアーウィンで上空から、フォックスはランドマスターで地上からスリッピーを捜索する。しかし青ルートとは思えない難易度の高さを誇り、とにかく敵が多い。しかもタイタニアを訪れた時点でバッドエンド(偽ルート)確定になってしまうので、初心者を脱したプレイヤーは先ず行かない。
長らく手付かずの状態だったが、のちに遺跡調査の名目でコーネリア軍の基地が造られている。
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最終更新:2025/12/11(木) 15:00
最終更新:2025/12/11(木) 14:00
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