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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいるかもしれません。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
タクトとはアニメ版「ポケットモンスター」登場の謎のポケモントレーナーである。
CV:高橋広樹
それは2010年8月26日 ポケモンアニメ界は大きく揺れた。
彼の初出はアニメ「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」の第183話。
ジュンが2回戦を終え、会場から戻る途中ですれ違った。この時は彼は何も話さず手持ちのポケモンも分からなかった。しかしジュンは何か危険な雰囲気を感じたのかやけに慌てていた。
そしてサトシがドームのモニターでシンジの勝利を確認した後、タケシがこう言った。
「他にもダークライを使う手ごわいトレーナーもいるらしいぞ。」
ダークライ
!?
大事なことなので二回言いました。ポケモンを知っている視聴者にとっては「ダークライ」 という言葉だけで衝撃が走ったことだろう。ダークライといえばポケモン世界では文字通り伝説クラスの存在のはずである。当然、アニメで今まで開催された数々のリーグの中で伝説に分類されるポケモンなど登場するはずもなかった。
そしてのちに「シンオウ地方の8つのジムとシンオウリーグ1回戦、2回戦の相手を全てこのダークライたった一匹で攻略してきた」という事実まで分かった。
驚きと同時に「サトシはまた優勝できないのではないか」との予測もネットで飛び交うことになった。
その後サトシは最大のライバルである「シンジ」を倒し、初となる準決勝へ進出。タクトと戦うこととなった。
そして注目となった第189話「シンオウリーグ準決勝!ダークライ登場!!」
彼は開始早々ダークライを出すという最初からクライマックス的な展開。
「サトシまた負けるな・・・」とほとんどファンはまた絶望的な想いで見ていたことだろう。ご丁寧にも試合中のBGMは映画「ディアルガVSパルキアVSダークライ」で、雰囲気的にもサトシの勝ち目は薄かった。そんな予感は的中し、ダークライ1匹にヘラクロス、コータス、フカマルをあっさり倒される。
このときダークホール対策としてサトシのヘラクロスはねごとを覚えており、根性発動でのメガホーンは見事に炸裂。効果は抜群だ!多くの視聴者は目を見張ったが、この攻撃に耐えたダークライのゆめくいで敗れてしまう。このことから両ポケモンにかなりのレベル差があることが伺える。
ダークライのダークホール、ゆめくいという凶悪なコンボに為す術は無しかと思われた。しかし4体目、ジュカインがこの大会で初めてダークライを打ち破ることとなり、予想していなかった展開に全国は盛り上がりを見せた。
だが、彼が次に出したポケモンによって更に視聴者を驚かせることとなる。
タクト「次のポケモンは・・・これだ!」
そこから出てきたのは、あろうことかラティオスであった。
視聴者 「( ゜д゜)ポカーン」
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは奴はダクホ連発催眠厨だと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思っていたが、次峰がラティオスだった。』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何が起こったかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ チャンピオンだとか四天王だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...イ もっと恐ろしい伝説厨の片鱗を味わったぜ…
紛れもなくラティオスであった。大事なことなので2回(ry
ラティオスもまた、強力な伝説ポケモンである。
2002年のポケモン映画にも登場した伝説クラスのポケモンをなぜ彼が?
登場した瞬間ネット上、2chやTwitterにて「伝説厨」という言葉が大量に飛び交うことに。
当然伝説のポケモンに勝てるはずがなく、その後ジュカイン、オオスバメを軽々と倒し、ピカチュウとラティオスは相打ち。サトシは手持ちが全てなくなったため無念にもまた優勝を逃すこととなった。
一方決勝戦に駒を進めたタクトはダークライだけで6タテを制し、あっさりスズラン大会の優勝を決める。
いままで13年、650話以上も主人公をやってきたサトシが突如現れたトレーナーによってに天と地ほどの差を見せ付けられ、ほぼ完敗という長いアニメの歴史の中で最も異例となる形で幕を下ろしたのであった。
そしてそれ以降このトレーナーは登場していない。「ダークライ、ラティオスはどこで捕まえたのか」、「残りの4体はなんだったのか」、「彼自身何者だったのか」など非常に不明な点が多い。
そしてこの回によりタクトは「催眠厨」に加え「伝説厨」という不名誉な称号を与えられてしまった。
彼が批判されている主な理由としては
など、リアルのゲーム対戦でも嫌われる戦法を行っていたことや、このトレーナー自体があまりにも唐突に現れた存在であることから大きくの視聴者に反感を買うこととなってしまった。
そして一つ前の対戦である、シンジ戦は過去最長の3話かけた長いバトルであったため、その後に行われた勝負がこれとなるとあまりにあっさりしすぎて納得いかないのも理解できる。
ではなぜこのキャラクターが作られたかという推測としては、サトシの成長にライバル達が追いつけない状況であったこと、アニメ自体の尺の都合によって急遽こうなったとの可能性が高いとされている。
いずれにしろ、何かと訳ありな事情のあるキャラクターであることには変わりない。
上記に書かれてある通りこのキャラクターは「伝説厨」と言われても仕方ないかもしれない。
だが彼は今まで数多くあるポケモンアニメで新たな伝説を刻んだという事は皆が知ってほしいことである。
ただの伝説厨という形で終わらせるのは非常にもったいないトレーナーである。まだまだ明かされていない謎が多く残っており、再登場を願うファンも少なからずいる。今後また登場するならまたサトシと対決してほしい・・・と編集者は思う。
そしてこの勝負が「名」であるか「迷」であるかは分からない。人によっては「今までにはない意外な試合だった」と言う人もいれば「過去最低の糞回」と言う人もおり、ファンの間では今もあらゆる意味で、今もなお語り継がれている。
この回についての意見は賛否分かれているため書かないこととする。
あなたはこれについてどう思いましたか?この勝負がどんなものだったかは自分自身で判断してください。
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最終更新:2025/12/06(土) 16:00
最終更新:2025/12/06(土) 15:00
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