タクマ・サカザキ 単語


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タクマサカザキ

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タクマ・サカザキとは、「龍虎の拳」の登場人物である。漢字表記は坂崎拓馬。
「THE KINF OF FIGHTERS」(以下KOF)にも客演している。
主な担当声優は津田英治氏。

概要

リョウ・サカザキとユリ・サカザキの父親。妻はロネット・サカザキ(故人)。ロバート・ガルシアの師匠で極限流空手の創始者。

若き頃から日本の名立たる格闘家と対戦しては破り続け(藤堂竜白にこの頃破り恨みを買っている)、その後は海外へ修行の旅に出て無敗の戦いを積み重ねていた。この頃旅の途中でイタリアの実業家アルバート・ガルシアと親交を結び、金銭面などでサポートを受けるようになる。そしてある時危険な街・サウスタウンに訪れた彼は、リー・パイロンの師匠である「最強の虎」リー・ガクスウと対戦し初めて引き分けを経験すると共に「無敵の龍」の称号を得て、サウスタウンの中でも屈指の実力者として認知される。

リーとの対戦で引き分けたことや現地の白人女性ロネットと結婚し子供を設けたことを機に旅をやめ、以降はサウスタウンに極限流空手の道場を開いて生計を立て始める。また前述のアルバートの息子のロバート・ガルシアが8歳で家出をして弟子入りを懇願してきたため、幼いリョウと共に極限流空手の免許皆伝者としての英才教育を施していた。

しかし龍虎の拳の時代の10年ほど前にロネットとともに不審な交通事故に遭い、ロネットが死んでしまう。
妻を殺し、また自分を殺そうとした真犯人を突き止めるべく、息子のリョウ・サカザキと娘のユリ・サカザキをおいて失踪する。その結果リョウ・サカザキが散々苦労するハメにと・・・いい大人が小学生の子ども放棄しちゃだめだろ。しかもロネットの犯人結局見つかってないし・・・。

そして龍虎の拳のラスボスとして天狗の仮面を被った謎の格闘家「Mr.カラテ(Mr.KARATE)」としてリョウとロバートの前に立ちはだかるも敗北し、ここに生涯無敗の伝説は終わり、最強の龍の名を息子のリョウへ譲る。冷静に考えるとこの時点で事件の黒幕であるMr.BIGが既に倒されているため、彼がリョウと戦う理由は全く無いのだが、当人はやる気だしリョウ(とロバート)はまだ事件が解決したとは思ってないしで結局戦いが始まってしまう。やめて、お兄ちゃん!

プレイヤーとして初めて使えるようになるのは龍虎の拳2。何故か上半身裸で戦う。

また龍虎の拳2のステージを見る限りでは門下生がそこそこいるようで、相応の収入がある模様。2のエンディングでは長年の戦いで腕を傷め、格闘家としての人生は長くないと悟り、引退する。

本編においては硬派な格闘家である。突っ込みどころはあるが。

KOFでのタクマ

基本はロバートとリョウと「龍虎チーム」を組むことが多い。'98ではハイデルン、柴舟と「親父チーム」、2002UMではハイデルンと鎮元斎と「マスターチーム」を組む。

やたらと色物扱いされており、ほぼ別人としか思えない脚色がされている。例を挙げれば、

  1. そばという言葉が出るとタクマが一日中そばを打つ為、坂崎家では「そば」は禁句。
  2. 96,97のエンディングでMr.カラテとして龍虎チームに現れ、「わしが誰だか知らなかったろう?」とおふざけ。
  3. 99でネスツの地下基地がつぶれ、巻き込まれ死んだと思い込まれ墓を建てられるが生きて脱出。
  4. 跡継ぎがいないからと無理矢理キングとリョウをくっつけさせようとする。
  5. 2000のエンディングで衛星兵器ゼロ・キャノンを無理矢理はね除ける超人的な気を放つ。
  6. 2003の龍虎チームストーリーで何者かに襲撃されたがXIであっさり完治、真相が明かされない。
  7. KOFXIIIの構えが明らかにおかしい。

などのことから龍虎ファンには不評らしい。

その他、KOFでは無いがSVCではMr.カラテ名義で登場。更には真豪鬼と並びボスに抜擢、本気になったMrカラテと称し挑んでくる。本人曰くちょっと本気を出しただけ、らしいが凄まじく強い。隠しボスのレッドアリーマーやアテナよりも遥かに強い。というか、ちょっと本気を出した程度で真豪鬼と同格というのは人として何かを間違えているとしか思えない。ただ、こっちでも結局多少ギャグキャラ成分は残っており、タクマだと指摘されても頑なに「ワシの名はMr.カラーテ!」と主張したり、マーズピープルと平然と会話したりする。そしてダンには「親父なのか…」などとさりげなくとんでもないことを言われる。

そして、最新作であるKOFXIIIでは元々タクマの裏カラーで天狗の面を被っていたが、DLCとしてついに「Mr.カラテ」が参戦。今回は完全にギャグ要素を廃されており、タクマであることを殊更否定しない(タクマの方も「Mr.カラテ」と呼ばれても普通に受け入れる)が、性格的には完全にタクマと別人になっており、全力で強さを求めるあまり対戦相手を殺してしまう可能性があることを度々言及しており、対戦相手もその圧倒的な闘気と威圧感を称える台詞が多い。一方で素顔のタクマは彼を「ただ強さのみを求める者は、いずれその身を滅ぼす」と切り捨てている。案外KOFでの奇行も彼なりに反省した結果なのかも知れない。

ちなみに、彼のリョウへの勝利台詞「覇王翔吼拳を会得したところで、ワシに勝つことなどできぬわ!」は地味にファンを震撼させ、同時に彼に対し散々「嘘つき!」という罵声が飛ぶ結果になった。そら20年近くも経って前言撤回されたんでは・・・。そしてロバートへの勝利台詞が「覇王至高拳を会得せぬかぎり、ワシに勝つことなどできぬわ!」でありこの期に及んでハードルを上げている。頑張ってくれという他無い。

とはいえ、XIIIのタクマは構えがアレだったりEDでは相変わらずコントをやっているものの、対戦前の掛け合いや勝利メッセージでは生ける伝説として威厳のある面を強調されており、Mr.カラテについてもシリアスに扱われるなど従来より悪ふざけは少なく扱いは良い。口の減らないラスボスの挑発を一笑に付して歯噛みまでさせたのはこの人くらいのものである。

性能

基本的にはリョウやロバートよりも攻撃面に特化している。龍虎2では三角飛びを装備している。飛び道具の虎煌拳や移動投げの翔乱脚が強く、攻めには非常に安定していると言える。

が、守りの面では不安が残る。その理由として虎咆のようなノーゲージで安定した対空技が無いことが挙げられる。そのためゲージが無い場合はいかに空対空を使うのかが重要。ゲージがあれば龍虎乱舞が割り込みや対空に機能するので基本は2番手か大将で使うのが望ましい。

KOF94では飛燕疾風脚から直接虎煌拳が繋がり相手を気絶させられ、追撃で龍虎乱舞が決まるなど、ワンチャンスあれば勝てるキャラであった。しかも何故かその飛燕疾風脚からの追撃を以降の作品では仕様として出来るようになり、気絶はしないが基本コンボになる。以降は当て身や使い道に困る技を付けられたくらいで基本的な性能に変化はなかった。

KOF2002で飛び道具がなくなり、飛燕疾風脚の移動距離が極端に短くなったりとガチで接近戦に特化しており本当の空手のようになってしまった。2002UMの裏キャラ版は従来のタクマに近い。

KOFXIIIでは虎煌拳が飛び道具に、飛燕疾風脚がタメコマンドの突進技に戻り従来の性能に近くなった。ゲーム全体として飛び道具が強化され虎煌拳が尚更強くなっているが、やはり真価は飛燕疾風脚追撃絡みの連続技の爆発力にある。

関連動画


関連項目

  • 龍虎の拳
  • KOF
  • リョウ・サカザキ
  • ユリ・サカザキ
  • ロバート・ガルシア
  • キング(龍虎の拳)
  • 藤堂竜白
  • ギース・ハワード/Mr.BIG(ともにかつて利用されていた)
  • 七枷社(「KOF'97」で何故か道場を襲撃された)
  • ハイデルン/草薙柴舟/鎮元斎(KOFで龍虎チーム以外として参戦する場合のチームメイト)

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