ダークサムス

ダークサムスとは、「メトロイドプライムシリーズ」に登場する敵キャラクターで、「メトロイドプライムシリーズ」において物語の中核に関わる存在のことである。

概要

メトロイドプライムシリーズの初作「メトロイドプライム」で惑星ターロンⅣでの戦いの末、惑星を汚染していたフェイゾンと呼ばれる物質の元凶であったフェイゾン生命体メトロイドプライムがサムス・アランによって倒される。

しかし、死の間際、メトロイドプライムはサムスを道連れにしようと試みるも失敗。しかし、サムスのパワードスーツのマトリクスを獲得したメトロイドプライムはその後、フェイゾン生命体ダークサムスとして復活を遂げる。

文字通り、体色が黒又は青色ということ以外はサムスに酷似した外見をしているものの、「メトロイドプライム」の続編、「メトロイドプライム2」において初めて現れたダークサムスは生物としての生々しさを残したような外見をしている。その後の「メトロイドプライム3」で登場するダークサムスは2から一転し、よりサムスに近いスーツを纏った姿をしており、前述した生物のような生々しさも感じられず、機械的な姿を模している。

サムスとの最大の相違点はフェイゾン生命体であるということ。フェイゾン生命体固有な弱点として、過剰にフェイゾンを摂取してしまうと自己崩壊を起こしてしまうという欠点を引き継いでしまう。しかし、フェイゾン生命体固有の次元転移能力やワープ能力、自己再生能力などの多くの利点を継承。また、元が名前に"メトロイド"とつくだけあってメトロイドの一種であり、メトロイド固有の浮遊能力なども引き継いでしまった。

そして、ダーク”サムス"という名だけあってマトリクス獲得時に吸収したサムスの能力も同じように発現しており、作中においては、ミサイル、スーパーミサイル、アイススプレッター、ブーストボールなども使用できるようになっている。

メトロイドプライム2での動向

ダークサムスとして復活を遂げたメトロイドプライムは惑星ターロンⅣから惑星エーテルへと移動。そして、時同じくして惑星エーテルに派遣されたサムスと対峙、初対面時ではサムスをエーテルに落下した隕石により、誕生した凶暴な生命体"イング族"と共に追い詰め、装備を剥奪した後にそのまま姿を消してしまう。

その後のダークサムスはパイレーツ基地に出没するも、基地内を転々とし、貯蔵タンクのフェイゾンを回収したり、基地に監禁されていたメトロイドを助けたり、邪魔さえしなければパイレーツに危害を加えない等、その行動には謎が多い。

しかし、サムスにより幾度と無く撃破され、最終的には崩壊寸前である惑星ダークエーテルから脱出しようとするサムスの前にフェイゾンを過剰吸収し、中身の骨格などが浮き彫りになった状態で立ちはだかるも、再びサムスとの戦いの末敗北し、完全に消滅した・・・・・・・・かと思われた

メトロイドプライム3での動向

平穏が戻ったエーテルに現れたスペースパイレーツの別部隊がエーテルにおけるフェイゾンを回収しきり、そのまま本拠地である惑星に戻るため、宇宙を航海している最中に自己再生能力で、艦内の回収した全フェイゾンを吸収してダークサムスが再び復活する。

ダークサムスはそのまま乗組員の30%を抹殺し、新たに身につけた自身の意思を込めたフェイゾンを相手に送り込むことで相手を洗脳することのできる能力を使い、艦内にいた残りのパイレーツを全て洗脳してしまう。

その後洗脳したパイレーツを率いて、トレーニングミッション航海中であった銀河連邦の戦艦ヴァルハラを急襲し、戦艦内にあるオーロラユニットと呼ばれる人工知能を回収。そのオーロラユニットを全宇宙におけるフェイゾンの原産地であり、ダークサムスもといメトロイドプライムが生まれた場所である惑星フェイザへと連れ去り、オーロラユニットの持つ精神感応能力を利用してダークサムスはリバイアサンと呼ばれる、フェイゾンを拡散させることのできる隕石を自由に送り出すことのできる能力を獲得。

その後、手始めにパイレーツの本拠地である"惑星ウルトラガス"にリバイアサンを打ち込み、本拠地に居たパイレーツたち全ても洗脳し、配下においてしまう。

更にその後、銀河連邦において重要な役割を持つ星である惑星ブリオ、惑星エリシア、惑星ノリオンの3つにリバイアサンを打ち込む。しかし、ノリオンにおいてはパイレーツの攻撃から惑星を防衛するために現れたサムスとその他のハンター達により、阻止されてしまうことになる。しかし、その防衛任務の最中にダークサムスと交戦、敗北し、前述のパイレーツ達のように意思のあるフェイゾンを三人のハンター達と共に植え付けられてしまう。

その後、ダークサムスはサムスを除いたハンター三人を洗脳し、支配下におくことに成功するも、それぞれもサムスに撃破、さらには各惑星に打ち込んだリバイアサンをも破壊されてしまう。

そして、銀河連邦により、リバイアサンが放たれたポイントである惑星フェイザの位置を特定され、銀河連邦軍は惑星フェイザにてダークサムスの支配下のパイレーツ軍との宇宙での攻防戦を繰り広げることになる。

一方、ダークサムスはフェイザにて現れたサムスと対峙、激闘の末、敗北するも、前述の惑星フェイザのコアと融合したオーロラユニットと融合し、サムスを排除しようとするも再び敗北し、苦痛にもがいた末、惑星フェイザと共に消滅した。

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