トヨタ自動車とは (トヨタジドウシャとは) [単語記事]

TOYOTA

トヨタ自動車株式会社（TOYOTA, Toyota Mortor Corporation）とは、愛知県豊田市と東京都文京区に本社がある自動車メーカーである。日本はもとより、世界最大級の自動車メーカーでもある。通称として「トヨタ」や「TOYOTA」と呼ばれることが多い。

概要

1933年にトヨタグループの創始者で豊田自動織機の創業者・豊田佐吉の長男・豊田喜一郎が豊田自動織機内の自動車製造部が起源である。1935年に自動車製造を開始し、1937年にはトヨタ自動車工業として独立をする。

1950年、ドッジ・ラインに伴うデフレにより経営危機に陥り、開発＆製造部門のトヨタ自動車工業と販売部門のトヨタ自動車販売が三井銀行の薦めで分離する。これを「工販分離」と言われる。この「工販分離」がグループが結束するようになり、クラウン、コロナ、カローラと言ったロングセラーカーを生み出す原動力となる。1982年にトヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売は、トヨタ自動車として合併して現在に至る。

2005年には販売台数世界一となるが、2008年の金融危機により営業利益が58年ぶりの赤字となる。

なお、創業家・豊田家の影響は愛知県内での影響力はハンパではない。

ダイハツ工業、日野自動車、スバル(富士重工)もトヨタ自動車の傘下である。

モータースポーツ

モータースポーツには縁遠いイメージがあるがWRCには73年から99年まで実に27年間もの間参戦しており、3回のマニュファクチャラーズタイトル、43回の優勝を飾っているが1995年のラリー・カタルーニャでリストラクターに細工をするという悪質かつ巧妙な不正が発覚し、1995年シーズンのドライバー及びマニュファクチャラーの全ポイント剥奪と1996年終了までの出場停止処分を科された。なお、この不正の詳細はFIAによる写真付きで好評された。

また、近年はアメリカンモータースポーツにも力を入れており、デイトナ24時間レース、インディ500などでも優勝を飾っているが、2001年には96年から参戦していたCART（チャンプカーオートレーシングチームズ）の運営を買収しトヨタ有利なレギュレーションに電撃変更させるが、この事件がきっかけとなりCARTは経営破綻しシリーズを終了することとなった。

が、ルマンには水が合わないのかイマイチな成績である。特にルマンでは92年はトップを猛追するも途中でエンジンがオーバーヒートして2位、94年は掟破りのダウアーポルシェに負けて2位、98年はなぜかプライベーターの執拗なブロックに遭い、おまけにタイヤがバーストして2位と、毎回脅威の追い上げを見せるものの万年2位と運に恵まれていない。

F1での活動についてはトヨタF1の項目を参照のこと。