トヨタ・ハイラックス(Toyota Hilux)とは、トヨタ自動車が製造・販売するピックアップトラック型自動車である。
ハイラックスの直接的な前身にあたるのが、今はトラック・バスを製造する日野自動車が販売していた日野・ブリスカである。1961年に登場したが1967年にトヨタとの提携をするにあたり、販売権をトヨタに譲渡し、部品をトヨタ系にしたうえでトヨタ・ブリスカとなった。この段階ですでに次期型(=ハイラックス)の開発はされており、ハイラックスの登場と共に生産中止となっている。
1968年に初代ハイラックスが登場。トヨタ自動車企画の車両ではあるものの設計を子会社である日野自動車、生産を同社羽村工場にて開始した車両でもある。(後にハイラックスを基礎とするSUV「ハイラックス・サーフ」も発売されたが、こちらは2009年8月を以って国内仕様の生産を終了しており、現在は輸出仕様である「4ランナー」のみが生産されている)
おそらく、前史にも記載されているとおり、元々は日野・ブリスカの直接的な系譜である事も無関係ではないと思われる。
日本での販売は2004年に6代目の販売終了を持って一旦終了したが、2017年9月に再投入されることになった。現行で8代目となるハイラックスはタイを筆頭に世界各地でノックダウンを含めて生産されており、タコマの存在する北米を除く世界各地で販売されている。
2004年以来、日本では発売されていなかったハイラックスであるが、2017年9月に再投入されることになった。日本におけるピックアップ車の発売は三菱・トライトン以来6年ぶりで、ハイラックスとしては13年ぶりとなる。
従来は日野自動車の羽村工場で生産されていたが、当代のハイラックスはピックアップ需要が盛んで、東洋のデトロイトと形容されるほどに自動車生産が盛んなタイ王国からの輸入車となった。バンコクの隣の県であるチャチューンサオ県にあるトヨタタイランド社のバンホー工場より出荷され、日本に導入されるのはダブルキャブ・4輪駆動・2.4リッターディーゼルターボの組み合わせでさらに装備に応じて2種類のグレードが用意されている。
車体は全長は5.3mと従来よりも大きくなったため、1ナンバー(普通貨物車)での登録となっている。エンジンは新世代のディーゼルエンジンである2.4リッターの2GD-FTV型を搭載、これに尿素SCR装置を組み合わせることで排ガス規制をパスすることに成功した。
駆動方式はパートタイム式4WDで4駆時はローギア、リアデフロックが装備される具合にこの手の車両の王道を行くが、それに加えて空転時における適切な駆動配分を可能とするアクティブトランクションコントロール、悪路における下り坂でも安定した走行が可能になるダウンヒルアシストコントロールが装備される。
安全装備も充実の内容となり、エアバッグは運転席・助手席・サイド・カーテンに加え、運転席のひざ部分にも設置され、さらにプリクラッシュセーフティシステムの採用や急アクセル抑制装置が装備される。
取扱店はトヨタ店である。
現行のハイラックスはタイからの輸入であるが、タイ本国ではREVO(レボ)のサブネームが付いている。[1]
シングルキャブやエクストラキャブ、ダブルキャブに2輪駆動/4輪駆動、さらに2種類のディーゼルと1種類のガソリンという具合に非常にバリエーションに富んでおり、現地ではガソリンエンジンをベースに国内で産出され、国策によって非常に安価となっている天然ガス仕様を改造で用意している。また日本では考えられないが、これを路線バスとして荷台に長椅子を取り付けている車両も数多く存在する。
雨の多い土地柄のために頑丈さが要求される事情もさることながら、ピックアップに対して税制上の優遇があったりとアメリカによく似た事情であるため、ピックアップ人気が高いのでライバル車が非常に多く、国内販売台数1位のいすゞ・D-MAX、日産・ナバラ(≒日産・ダットサン)、三菱・トライトン、マツダ・BT-50、シボレー・コロラド、フォード・レンジャー、タタ・ゼノンが該当する。
「TOYOTA戦争」とまで言われたチャド内戦を始めとする「紛争地域での武装トラック」としての活躍を含め世界各地で人気を博している「頑丈で信頼性の高い日本車」の象徴的な存在であるが、特に有名な出来事にyoutubeの公式動画やニコニコ動画にもアップされている「TOPGEAR耐久テスト」がある。
この「耐久テスト」では、中古の5代目ハイラックスを「部品交換不可、基本工具での修理のみ可能」と言う条件で階段の走行や、立ち木への衝突に始まり、海中への完全水没、TOPGEAR製作オフィス(と称した小屋)への体当たり、キャンプトレーラーの落下衝突、ビル解体鉄球による打撃、さらには運転席と荷台へ放火されたが、ボロボロの状態でありながら撮影スタジオに自走して登場する頑丈さを見せ付けた。
更には翌週の放送で高さ73メートルの廃ビルの屋上に置かれたままビルごと爆破解体、瓦礫の山の上からショベルカーで転がり落として回収されるが基本工具での整備のみでエンジン始動に成功、さらには再びスタジオに自走登場して観客及び司会者陣の大喝采を浴び、結果「本当に凄い車」としてスタジオ内に常設展示される事となった。このハイラックスは最新シリーズでもかなり目立つ場所に展示されている(特に日本車紹介ではハイラックスの大写しから始まることも多い)姿が確認出来る。
又、現行の7代目ハイラックスもTOPGEAR北極スペシャル(メイン司会者三人が、ジェレミー・クラークソンとジェームズ・メイのハイラックスとリチャード・ハモンドの犬ぞりで磁北極を目指すレース企画)で使われた極地向け改造車両が市販車両では史上初の磁北極到達を達成、TOPGEAR以外でも同様の車両がアムンゼン・オメガ3南極レースのサポートカーとして南極で活躍している。
最強伝説、前編 |
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掲示板
56 ななしのよっしん
2020/08/23(日) 11:08:01 ID: meIYEZhWzV
https://
Top Gearコーナーに展示されてるハイラックス。
元気?な模様
57 ななしのよっしん
2022/03/19(土) 18:53:42 ID: Omi95rDDb4
さらに小さくして、ジムニーの後部座席直後から一メートルぐらいの荷台、というのがあれば日本で売れそう。
四人で高速走れて、山道をちょっとした荷物積んで走れる、と。
58 ななしのよっしん
2022/09/10(土) 03:19:01 ID: HCRL6nKwue
極地用ならハイラックスじゃなくてランクルの70使えなんだろうな
去年のフランス軍納車や国連御用達っつったら70型だし
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/22(日) 15:00
最終更新:2024/12/22(日) 14:00
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