ナタクのファクターとは、アルトロンガンダムのファクター、張五飛の事である。
アニメオリジナルキャラで加藤機関五番隊隊長、アニメの登場人物発表時、出演を切られたキャラがいる中で、突然オリジナルキャラが発表された事、更に搭乗機体がガンダムに似ていた事(サプライズとしてデザイナー、カトキハジメが起用されている為)などから、当初は「ガンダム(笑)」等と批判的な意見が多かった。
しかし、ラインバレルmodeBとの戦闘時、五飛が窮地に陥り、突如としてマキナとして覚醒した事から流れが変わる事になる。
当初は「高性能アルマ・アルトロン」とされていた機体が、実は元々はマキナであり、こちらの世界に来る際、事故により電脳を含む4割を損傷し、それを加藤機関が修復しアルマとしたものであったこと。
五飛の妻であったナタクがテロにより余命幾何も無くなってしまい、彼女の「夫の助けになりたい」という願いを受けた、加藤によって彼女の脳髄をアルトロンの電脳の代わりとして秘密裏に搭載され、彼を護るために覚醒したことなど、熱い展開が用意されており、これまでの評価を一変させる事となった。
妻の脳が搭載されている事を知った五飛は、一度加藤機関を離れ自分の進べき道を探すことになったが同じく妻を失った宗美の言葉を受け、再び戦場に戻る事になる。この後から愛機を「ナタク」と呼ぶようになる。
また五飛にはナノマシンが投入されていないがマキナを操縦できるのは彼自身の技量と電脳の代わりをする、ナタクとの相性が極めて高い為と佐渡は推測していた。加藤久高曰く愛の力。
ファイナルフェイズ時にはエネルギー供給の為のDソイル制御をマキナに任せ、機体操作を五飛が行うという離れ業を見せ、動けない他マキナの護衛を果たすが、不意打ちを食らい、機体が大破、「正義をたのむ」という言葉を早瀬とラインバレルに託し、愛する妻と宗美とその妻(と思われる)の幻影に包まれる中、大気圏へ消えて行った。
その後の五飛の行方は不明だが、エピローグで半壊したナタクが海底に沈んでいるカットがありコクピット部分が損傷している為、死亡したという説が濃厚である。ピクシブ百科事典「ナタクのファクター」項より抜粋
・・・上記は全くのデタラメです。
※スーパーロボット大戦L本編のネタバレを含んでいます!!
張五飛は『新機動戦記ガンダムW』の登場キャラクターであるが、スーパーロボット大戦Lにおいて、『鉄のラインバレル』に登場する組織である「加藤機関」に所属している(今作ではEWは原作終了後のため、マリーメイア軍は登場していない)。
早速1話から加藤機関の面々に違和感なく混じって登場、『鉄のラインバレル』の主人公・早瀬浩一と正義合戦を繰り広げる。戦闘時の特殊台詞も健在である。
他のラインバレルキャラクターとはシズナと沢渡からは「おデコ」呼ばわりされている(シズナについては五飛がいつものように女が云々と言ったため。沢渡は新参の五飛を信用しておらず、小馬鹿にした様子。後にちゃんと五飛と呼ぶようになる)。
このように原作を知らない人ならばラインバレルのキャラクターの一人と勘違いされそうなほど全く違和感なく溶け込んでいる。
この光景を見たプレイヤーからは「ナタクのファクター」と冗談交じりに呼ばれるようになるのだった。
アルマに乗ってるからファクターとは言わない?こまけぇこたぁいいんだよ!!
(※ファクター:Dソイルというナノマシンを用いるロボット「マキナ」とナノマシンを体に受け入れ、命を共有して専属パイロットになった者の事。「鉄のラインバレル」に登場する、マキナを真似て作られたDソイルを用いないロボット「アルマ」には当然ファクターの概念は無い)
が、これだけでは終わらなかった。
極めつけに『鉄のラインバレル』のキャラクター、中島宗美の説得に関わっているという事が判明したのだ。
諸々の手順を踏むと、ストーリーのクライマックスシーンの中で、ユリアンヌ(加藤機関の同僚、原作キャラ)・沢渡(加藤機関の同僚・原作キャラ)・五飛(ガンダムのパイロット)のいずれかで説得が可能になるというもの。
本来、『説得』は同作品のキャラクターが行う事が多いのだが、宗美を説得する面子に五飛が混ざっているのである。
さらに他作品のキャラクターが説得するというのは珍しいケースであり、それも全く繋がりのない作品のキャラクターが説得するというのはおそらくスパロボ史上初の事である。
似たような例は、Fのアムロ、カミーユ→カトル、Aのカミーユ→プル、IMPACTのバーニィ→ノリス、第二次αの主人公格→イルイ、EXのシュウ→ジェリド、ライラ、カクリコン、クワトロ、バーン があった。
だが、これらの例はガンダム作品であるという共通点があるか、元々クロスオーバーのために存在するスパロボオリジナルキャラであった(ついでに、カミーユとプルはZZ本編でも絡んでいる)。
しかし、今作では前述の通り、『新機動戦記ガンダムW』と『鉄のラインバレル』という全く関わりがない、独立した作品同士なのだ。
もっとも、五飛と宗美の2人に関しては共通点もあり、二人とも『妻と死別している』事。異なるのが、五飛は『妻との死別を機に正義を信じるようになった事』、宗美が『死別を機に正義を信じなくなった事』。意味深である。
TGSで加藤機関と絡む事は判明していたがこんな大役を受ける事になるとは発売前、誰も思ってもいなかっただろう…本作のクロスオーバーの好例の1つである。
スクランブルコマンダー2に続いて、「ごひ」ではなく「張五飛」と呼んでもいい活躍である。
お陰でニコニコ動画では『ナタクのファクター』の他にも『加藤機関が正義だ!』『五番隊隊長』『ガンダムタイプのアルマ』など、実に言いたい放題である(なお、五飛は沢渡やユリアンヌなどのほかの隊長と同格の位置で出てくるので実質的に隊長である。原作でも五番隊が何故か最初から最後まで欠番になっている)。
ちなみに五飛はスクランブルコマンダー2では『神魂合体ゴーダンナー!!』の藤村静流と何故戦うのか、という問答の末、意気投合、五飛にしては珍しく名前で呼んだりする。残念ながらLでは静流との絡みはほとんどなかったが。
Wでは『フルメタル・パニック』のセイナと行動を共にする。未プレイの五飛ファンは要チェック。
その頃他のメンバーは、中学校に潜入していたり、生粋のブルーコスモスのフリを演じたり、エヴァ2号機の評価試験をしたり、火消しのスラスターモジュールになってたりしていた。
この五飛、すごいよぉ!!
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最終更新:2025/12/14(日) 03:00
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