ニコニコ動画 祝黒字化とは、毎度おなじみのエイプリルフールネタとなるはずだった現象である。なぜ過去形なのかは後述する。
2010年度は黒字化をかけてニコニコ動画のTOPなどがモノクロ化した。さらに動画内のコメントまでもが黒字になった。正直なところ、黒字化は嘘じゃなくて本当にしてほしかった・・・
ちなみに「黒字化をやめる」を押すと赤字になった。
これに釣られてしまった投資家は少なくなかったようで、直近1カ月のなかで4月1日の売買高だけが突出する結果となった。翌日になって急騰していた株価は 元の水準に戻ったが、そのうちエイプリルフールネタが風説の流布にあたるかどうか、司法の判断に委ねられる日が来るのかもしれない。
風説の流布とは、有価証券の価格を変動させる目的で、虚偽の情報を流すことである。一応、相場変動を目的としていない場合は「風説の流布」にはあたらないとされるらしいが、もし「騙された!」って訴える投資家が現れたとしても、必ずそう判断されるかどうかは断言できない。少し不安の残る話である。時々の冗談は悪いことではないが、利害が絡むときはほどほどに・・・
2010年5月13日に行われたドワンゴ決算説明会において、2010年度・第2四半期(2010年1~3月)の黒字化を達成したということが発表された。プレミアム会員の増加などが黒字化の原動力となったようである。さらに2009年12月は、予想を上回る広告収入があったため、単月ではあるが黒字決算を計上していた事も判明。これからは黒字基調での運営を目指すとしている。
なお、2010年4月1日のエイプリルフールネタはあくまでも黒い字にしたという悪ふざけの一環であり、この時点では黒字化の見通しが立っていなかったようである。
←ちなみにこの動画もコメントが黒字になっている。
基本的にニコニコ動画の運営は、約80万人のプレミアム会員から支払われる利用料金と各種企業からの広告収入という2本柱によって支えられている。今回黒字化を達成したのは、プレミアム会員の増加による安定した収入分の拡大によるところが大きい。
今後は通期での黒字化も目指す事になるが、もう片方の柱である広告収入については、プレミアム会員からの安定収入と違って予測が付きにくい、もしくはその傾向になりつつあると言える。そのため、広告収入を少なめに見積った上で、今期(ドワンゴは9月決算なので期間としては2009年10月~2010年9月)は通期で黒字にするのは難しいとは思うけれども、黒字化できるよう努力していくとの事である。
今回の黒字化は、ドワンゴの決算説明会というものすごく公式的な(しかも(ニコニコ生放送上ではあるが)不特定多数に公開された)場所でが発表されたものである。また、これに先立って正式な報告書(読める方は読んでおいても損はないかもしれない)も準備されている。
そのため、もしここで嘘の報告でもしてしまえば、夏野取締役の逮捕や東京地検特捜部によるドワンゴ本社への家宅捜索などが行われると考えられ、それこそ過去のライブドア事件を彷彿とさせるような大変な事になるのは明白である。
(当記事掲示板>>73をもとに編集)
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最終更新:2025/12/06(土) 08:00
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