2012年4月28日・29日に開かれる「ニコニコ超会議」に向けて運行される二本の団体臨時列車、それが「ニコニコ超会議号」である。
一本は、お座敷列車「宴」による、経由路線が一切わからない「ミステリートレイン」。
もう一本は、貸切の寝台客車を大阪駅から上野駅まで運行される、まさかの長距離団体臨時列車である。
副業ミュージシャン、本業鉄道ファンの向谷実氏のコミュニティ「向谷倶楽部」の全面協力のもとで、出発駅と到着駅以外、経由駅や路線を一切明かさない「ミステリートレイン」の運行が決まった。
運行ルートで分かっているのは、
また、3月6日に開かれた 「ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(γ)」で、向谷実氏は「人目につくところを走らせたい」と述べている。他に、週アスプラスの独占インタビューによると、向谷氏から「方向転換が多い」というヒントが提示されている。
応募ページによると、
- 車内では、楽しいオリジナルイベントを開催!
- ルート当てクイズを実施!的中者に豪華プレゼント!
- ツアー限定オリジナルパッケージのスペシャル弁当をご用意
(昼食としてその日の朝作ったものを品川駅(出発時)に積み込んで昼食時に車内でお配りする予定)- イベント(4/28)の入場券付!
などのイベントや特典が用意されている。その他、ニコニコ動菓が食べ放題となっている。
料金は11800円。
ジョイフルトレイン「宴」を利用する。この電車は、かつての国鉄特急車両である485系の改造車であり、元をたどっていくと実はかなり古い車両だったりする。
こちらも「向谷倶楽部」の全面協力のもと、粘り強い交渉の末に往年のブルートレイン仕様客車による特別列車の運行が実現した。
大阪から東京方面へ向かうため、本来ならば最短である東海道本線経由となるのがセオリーなのだが、「大人の事情」により、京都より湖西線に入り、その後北陸本線、信越本線と北上していき、長岡駅でスイッチバックしてから、上越線、高崎線を南下して上野駅を目指すという、走行距離約800キロ、乗車時間15時間ちかくという「政治列車」( 「ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(γ)」にて向谷実氏談 )運行となった。
募集ページのコース表によれば、大阪駅を27日17:00~18:00に出発、翌朝9:00~9:30に上野駅に到着する。なお、乗客は上野からバスで幕張メッセまで移動し、専用入り口から会場に入る。
料金は、片道のみ27800円。(別料金でオプション宿泊プランや、帰りの新幹線つきプランもあり)
特典として、
がついてくる。
また、この列車には向谷氏が乗り込んで、車内アナウンスや切符の検札を行う予定。さらに、オリジナルの車内チャイムも制作するという。
使用する客車は、青森車両センターに配属されている24系客車の5両編成。関西方面で用意できる客車がないため、遠方からはるばる回送することとなった。
| ←大阪・上野 | 長岡→ | ||||
| オハネフ | オハネ | オハネ | オハネ | オハネフ | カニ |
実際に乗り込めるのは、「オハネフ」二両と「オハネ」三両となる。いずれも進行方向に垂直になる格好で上下二段のベッドが配置されている「B寝台」のタイプの座席となっている。「オハネフ」と「オハネ」の違いは、車掌室の有無のみであり、座席などについて大きな違いはない。「カニ」は、他の客車へ電力を供給するために連結される「電源車」と呼ばれるもので、一般乗客の立ち入りはできない。また「カニ」以外の客車は、車体に白帯を引いたものに統一する予定であるが、「カニ」のみは金帯になるとのこと。
客車を牽引する機関車については、今のところ電気機関車EF81(ローズピンク塗装のもの)が発表されている。また、長岡以降については、途中の勾配区間の都合から、信頼と実績のEF64が牽引することになるのではないかと予想されているが、正式な発表はされていない。
また、超会議号専用のヘッドマークもオリジナルのものを制作予定で、夕方・夜・朝の三種類を用意するとのこと。
4月27日、「ニコニコ超会議号」出発後の約2~3時間後に、臨時運用化した寝台特急「日本海」が大阪駅から出発する(大阪20:38発)。つまりこの日、大阪駅からトワイライトエクスプレス含む三編成の寝台客車列車が出発するという、きょうび珍しいケースとなる。また同時に、順にトワイライト、ニコニコ超会議号、日本海と三本もの客車列車が同じルートを通ることとなる。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 19:00
最終更新:2025/12/06(土) 18:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。