ハヤテのごとく!とは畑健二郎が『週刊少年サンデー』に連載している漫画、及び、それを原作としたアニメやライトノベル等の事。ジャンルはパロディギャグまんがラブコメディ……のはず。
本家ウィキペディアでは「ギャグ漫画」として記事が作成されている(2011年12月現在)。
ギャグ漫画なのか、ラブコメなのかは、読み手の判断にお任せします。
幸薄い高校生の綾崎ハヤテは、無軌道な生活を続ける親の代わりに年齢を偽ってまでバイトをして一家の生活を支えていた。しかし、両親は彼を約一億五千万円の借金のカタにヤクザに売り飛ばして姿を消してしまう。
借金取りのヤクザに追われ、途方に暮れたハヤテ(所持金12円)はパーティーから抜け出した大富豪のお嬢様、三千院ナギと出会う。そして、彼女を誘拐して身代金を得ようと画策する。
・・・が誘拐はあっさり失敗。
その過程で互いに様々な誤解が重なった末、ハヤテは借金執事としてナギに仕える事になる。
ハヤテは引き篭もり気味な主、ナギを立派な人間に導くべく、仕事や勉学に日々努力しつつ、お屋敷や学園に現れる様々な美少女達とのフラグを(無自覚に)乱立するのだった。
制作会社はシナジーP。2007年4月より放送開始。全52話。
土曜日午後34時もとい日曜日の朝10時という大きいお友達にはちょっと見づらい時間帯だったのが敗因か、話題性の割にはいまいちな反響だった(ニコニコ動画内での話であり、一般層からの評価は低くない)。
しかし土曜の深夜アニメ→日曜の朝のアニメ&特撮→ハヤテと連続で見る猛者も多く存在した。
ストーリーは当初、原作漫画とほぼ同じであったが、徐々にオリジナルエピソードが増え始め、39話、51話ではアニメ版オリジナルの最終話も描かれた。最終回の52話では原作通りの設定に戻り、放映当時の原作で描かれていた日時より未来を描いた外伝『RADICAL DREAMERS』がラストを飾った。
制作会社がJ.C.STAFFへと変更。2009年4月から放送開始。全25話。
だいたいマラソン大会の話から咲夜の誕生日の話のあたりまでがアニメ化されている。
こちらは全編を通して原作にほぼ忠実なストーリーだが、パロディ要素や一部のエピソードがカットされていた。
また、第一期とは矛盾する描写(ヒナギクと歩の初対面シーン等)もあり、原作未読の視聴者の中には混乱する者もいたとか。ちなみに最終話のBパートのみはアニメオリジナルエピソードである。
第二期の放送直前の3月には、OVA「ハヤテのごとく!!アツがナツいぜ 水着編!」が発売されている。
製作会社はマングローブへと変更。監督は小森秀人、脚本は小林靖子が担当。
「魔法先生ネギま!ANIME FINAL」との同時上映という出版社を越えたコラボレーションが実現した。
主題歌はfripsideの「Heaven is a Place on Earth」。
オープニングテーマは水蓮寺ルカの「僕ら、駆け行く空へ」。
2011年8月27日より全国の劇場で公開された。
映画の原型となるネームは畑先生自らが執筆し、その一部は単行本28巻限定版に掲載された。
映画公開時の原作より未来のストーリーを描いている。(作中の8月27日という設定)
2012年2月29日よりDVD、BDも発売中である。
ちなみにDVD、BDの冒頭には新作アニメパートが追加されている。
ニコニコチャンネルで10月19日(金)00時00分から配信開始するとのこと。
制作会社は映画と同じくマングローブ。2012年10月より放送開始。
ニコニコ生放送にて配信決定。毎週木曜24時00分スタート。
ニコニコチャンネルでも木曜24時30分より最新話1週間無料。
劇場版で配布された99巻にて新アニメの製作決定が告知され、2012年7月に、同年秋より放送予定のTVアニメ化であることと、『第三期ではなく、新しいハヤテのごとく!』である事が発表された。
内容は「畑先生原案の完全オリジナルストーリー」。34巻によると、全12話で約800枚のネームを描いたのだとか。ちなみに、作中時間で原作よりだいぶ先(9月中旬)の話をしている。
| 話数 | サブタイトル | 動画 | 話数 | サブタイトル | 動画 |
|---|---|---|---|---|---|
| #1 | 第一夜 | #7 | 第七夜 | ||
| #2 | 第二夜 | #8 | 第八夜 | ||
| #3 | 第三夜 | #9 | 第九夜 | ||
| #4 | 第四夜 | #10 | 第十夜 | ||
| #5 | 第五夜 | #11 | 第十一夜 | ||
| #6 | 第六夜 | #12 |
アニメ1期・2期とは話が大きく飛んでいるために原作未読の方々は「!?」となる点も多い(ばっかり?)と思うので補足をいくつか。
※これから原作を読むつもりの人は原作のネタバレを含むかもしれないので注意。
Q:これアニメオリジナルなの?
A:原作者描き下ろしアニメで、いずれ原作で起きる出来事を先取りしている(はず)。1期の最終話でやっていた「RADICAL DREAMERS」 がゴールデンウィークの話をやっていたのと要領は同じ。(原作だと4巻に収録、20巻で回収した)
Q:それでこれいつの話?
A:9月中旬の話。ちなみに最新巻の34巻は7月。サンデーの連載も夏休みに入ったばかり。
アニメ第2期で描かれたのは15巻、4月初旬までだった為、アニメだけ視聴している場合、20巻以上のブランクがある。ちなみに作中でのカレンダーは2005年のものを使っているので、第1話の18日が日曜日。翌日(2話)が祝日の19日。なので学校は休みである。
Q:お屋敷が全然違う・・・特に滝とか。
A:たぶん別物。でなければ建て直したか。原作では既に元のお屋敷には住んでないので作中のどこかでもう一度引っ越したと思われる。(前の屋敷とは屋根の色も違う。)
Q:あのエンディング歌ってる青髪の女の子は誰?
A:水蓮寺ルカ(CV:山崎はるか)。原作25巻で初登場のスーパーアイドル。
ひょんな事から千桜を通してナギと知り合いになるが、色々な事情によりかなりシビアな人生境遇におかれている。
普段は普通の女の子に見えるが、その実態はアキバで大人気の超スーパーアイドル・水蓮寺ルカ。
変装しないと声をかけられるほど有名である。
穏やかでのほほんとした普通の女の子だが、ステージに入ると、圧倒的歌唱力・演出で観客を大熱狂させ、オンとオフの切り替えがすさまじく違って見えてしまう、まさにスーパーアイドル。
…とまあ色々あるのだけれど、とりあえず知りたいなら原作読んだ方が早いんじゃないかな。
Q:あの木造アパートは何?
A: ムラサキノヤカタといって、諸事情により屋敷を追い出されたナギが原作で住んでいる場所。34巻の時点で入居者はナギ、ハヤテ、マリアさん、千桜、ヒナギク、アリス、カユラ、ルカ、西沢さん。(さらにタマと幽霊神父)と伊澄。
Q:緑髪の少女は誰?
A:剣野カユラ(CV:日笠陽子)。32巻にて初登場。 ナギが秋葉原で出会った少女で、ナギと同じく飛び級で高校生をやっている。
そのヲタっぷりはナギ並みにすさまじく、ディープなヲタ会話が普通にあっさり成立するほど。なんでも生まれてから13年で10万冊以上のマンガを読んだとか(もっとも、単純計算で毎日20冊なのだが・・・)。
ナギの夢(いつか一兆部売れる漫画家になるという夢)の理解者の一人である。
Q:CMまたぎ劇場の2人は誰?
A:右側が日比野文(CV:阿澄佳奈)、左側がシャルナ(CV:後藤沙緒里)。
アホの子&専属ツッコミぐらいの認識で大丈夫。
ストーリーの基本は原作15巻~16巻収録のエピソードの焼き直し。・・・つまり原作で4月にやった話を9月にもう一回やってるので時系列的には原作と思いっきり矛盾している。
Q:最後のヒナギクの聞き取れない台詞は?
A:「好きな人とじゃないと観に来ないわよ!!」(16巻)
Q:くろつばきって?(冒頭のシーン)
A:「黒椿」 。ヒナギクが3話の前説で持っていた剣、「白桜」の説明で名前が登場する。(17巻)
Q:ワタル、レンタルビデオ屋じゃなかったっけ?
A:中野坂上にビデオ屋を構えていたが、売り上げが落ちたこともあり、秋葉原で同人誌業に参入。それにあたって咲夜に一億円を借り、飛び級していた白皇をやめた。(その飛び級枠にカユラが入っている)
氷室がツグミに置き換わってたりするものの、原作34巻1話→10巻9&10話が基本的な流れ。
Q:ヒナギクが剣を召喚したが、この剣は一体何?
A:「白桜」。過去編(17~18巻)において王族の庭城と呼ばれる場所にあった正義の剣だが、アテネ編(単行本22~25巻に収録)において紆余曲折の末にヒナギクのものとなった。普段はヒナギクの体内に封印されており、必要に応じて召喚される。なお、過去編とアテネ編はまだアニメ化されていない。
ルカがライブで歌っていたのは劇場版のOP曲「僕ら、駆け行く空へ」。
ちなみに32巻でルカがハヤテに聞かせている新曲がこれである。
Q:ハヤテは一体どうなっちゃったの?
A:ルカのステージ(所謂『謎ルカ』と呼ばれていたパート。ちなみにあれもルカのライブ上の演出の一つだと思われるが、もしかしたらルカはこのCAN'T TAKE MY EYES OFF YOUの物語全体での語り部的な役なのか、それは解釈が分かれるであろう)上で語られていた、昔話を思い出して欲しい。
昔々、とある水辺に住むニンフがいた。
ニンフは、城に住む王子様に出会い、恋に落ちた。
二人は互いに愛し合い、幸せに暮らしていた。
しかし、幸せは永遠には続かない。
何百年と生きるニンフの体と、人間である王子様の命では当然、生きられる年月が違う。
二人が永遠に一緒に生き続けられる事は不可能であった。
そこで、ニンフは、王子様に、“命”を与え続けた。
あとの説明は本編でナギが推察し、黒椿の仕組みと、「ドリー」と呼ばれる女、そして父の事故の真相と、
ハヤテの変貌の真相がナギの口から明かされている。
ぶっちゃけ、
「ハヤテはアニメしか見ていない」
「俺のヒナはマダー?」
「で、水着回は何話ですか?」「アテネはどこにいるん?」
と言う方は一期とか二期とか見直して楽しんでればいいんじゃないかな。
ある意味、『三期』ではなく、一本の映画をやったと言う方が正しいかも。(“新アニメ”と言う表現からもそれは覗える。)
来春、正式に四期(正確には、こちらが正確に“三期”)放送決定しました。おめでとう!
遂にお目当てのキャラやら天の声やらが出てくるかも!?
それまでにある程度原作読んで予習してみるのもいいんじゃないかな(チラッ
2011年6月19日より、台湾のテレビ局GTV(八大電視)及び制作会社・可米國際で実写ドラマ版が放映された。
綾崎ハヤテ役をジョージ・フー、三千院ナギ役をパク・シネ、マリア役をティア・リーが演じる。
韓国、フィリピン、シンガポール、上海などでも放送が行われている。
日本においても、「ハヤテのごとく!~美男<イケメン>執事がお守りします~」のタイトルで放送決定。
スカパー!DATVにて10月27日より放送開始。2012年3月12日よりDVDBOXが発売された。
マリアが女執事であったり、ナギが大学生であったり、伊澄が男性であったり、
歩が登場せず、代わりにヒナギクと設定が混じっているなど、ストーリーは原作とは異なる模様。
日本のファンからは「台湾ドラマなら少しは期待できる」、「誰が得するんだ」など、賛否両論である。
現在ほど規制が厳しくなかった1期、2期の放送当時でも、本編をアップするとすぐに削除されるという危険な作品だった。MADですら削除対象になるため、本作はニコニコ動画内ではそれほど盛り上がりを見せることはなかった。
このことから、MADを含めて全てを削除対象にしてしまうと、そのアニメそのものへの興味が失せてしまう……
……という考え方もあるが、権利者側からしてみれば、動画の無断使用に対する削除依頼は当たり前の行為なので、削除について作者や権利者を責めるのは、お門違いである。
ちなみに原作者の畑健二郎氏はニコニコ動画を観ているので、以下の関連動画のように観てもらえる事があるかもしれないし、好評ならばバックステージでコメントしてもらえるかもしれないし、場合によっては本編のネタに使用してもらえるかもしれないし、何も無いかもしれない。
それでも僕たちはまた動画を作るよ。
畑先生も観たヒナギクドミノ(http://www.websunday.net/backstage/hata/174.htmlにて言及)
他にも、パロディなど色々上がっている動画の一部を紹介。ちなみにアニメの関連動画は見せられないよ!
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/15(月) 07:00
最終更新:2025/12/15(月) 07:00
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