バイヤー・レヴァークーゼン

レヴァークーゼン（Leverkusen）とは、以下の事を表す。

1. ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州に位置する都市。
2. ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州のレヴァークーゼンを本拠地とするサッカークラブ、バイヤー・レヴァークーゼン。

本項ではどちらも解説する。

都市の概要

レヴァークーゼンは、ドイツ連邦共和国の西部ノルトライン＝ヴェストファーレン州に属する工業都市である。人口は約16万人で、ドイツ全体では第46位。

ドイツ語での発音は [ˈleˑvɐkuːzn̩] であることから、なるべく実音に近付けると「レーヴァクーズン」となるが、このように表記することは滅多にない。他の地名のカタカナ表記を念頭に置くと「レーヴァークーゼン」あたりになりそうだが、なぜか日本語では「レヴァークーゼン」ないし「レバークーゼン」と、冒頭の「レ」を伸ばさない表記にするのが一般的となっている^[1]。

1930年にヴィースドルフ(Wiesdorf)、シュレーブッシュ(Schlebusch)、シュタインビューヒェル(Steinbüchel)およびラインドルフ(Rheindorf)という4自治体が合併した際に名付けられたこの地名は、かつてヴィースドルフに染料工場を設立したカール・レーヴァークースの名に由来している。同工場は後にバイエル社によって引き継がれ、現在でもバイエル社の拠点として知られている。

欧州有数の大河ライン川に面し、北のデュッセルドルフと南のケルンとの間に位置している。レヴァークーゼン・ミッテ駅には、デュッセルドルフ中央駅から約20分、ケルン中央駅から約15分で到達可能。

バイヤー・レヴァークーゼンの概要

バイヤー・レヴァークーゼン（Bayer 04 Leverkusen）とは、ドイツ・ブンデスリーガに所属するサッカークラブである。本拠地はレヴァークーゼンであり、ホームスタジアムはバイ・アレーナ。

1904年創設。ドイツ屈指の強豪であるがタイトルを一歩手前で逃すことが非常に多く、「シルバーコレクター」と揶揄されることも多い。2001-2002シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ、ブンデスリーガ、DFBポーカル（国内カップ戦）全てで準優勝し「準三冠」を達成した。その後、2010-2011シーズンにバイエルン・ミュンヘンも達成している。

近年も代表クラスの実力者が多く所属しているため非常に安定した成績を残しており、毎年欧州カップ戦に出場している。

日本では過去に細貝萌や風間八宏が所属していたことで有名である。

現在所属する主な選手

• ジモン・ロルフェス（2005-）
• ステファン・キースリンク（2006-）
• ラース・ベンダー（2009-）
• ベルント・レノ（2011-）
• ヨジップ・ドルミッチ（2014-）
• ハカン・チャルハノール（2014-）
• キリアコス・パパドプーロス（2014-）

過去の主な所属選手

• 風間八宏（1984-1985）
• ジョルジーニョ（1989-1992）
• ウルフ・キルシュテン（1990-2003）
• ゼ・ロベルト（1998-2002）
• ミヒャエル・バラック（1999-2002, 2010-2012）
• ルシオ（2000-2004）
• ディミタール・ベルバトフ（2001-2006）
• マヌエル・フリードリヒ（2007-2013）
• アルトゥーロ・ビダル（2007-2011）
• 細貝萌（2011-2013）

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関連項目

• ドイツ
• サッカー
• ブンデスリーガ

脚注

1. *ちなみに、2014年6月13日にGoogle検索を試みたところ、次の検索結果が得られた。レバークーゼン：647,000件、レヴァークーゼン：276,000件、レーヴァークーゼン：5,550件、レーバクーゼン：474件、レーヴァクーズン：1件