ヒューマギア 単語


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ヒューマギア

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ヒューマギアとは、特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』に登場するロボットである。

概要

飛電或人を新社長に迎えた大企業「飛電インテリジェンス」が開発・製造する人型AIロボ。一体一体が特定の仕事に特化したプログラムを組み込まれており、飛電が展開する「ヒューマギア派遣サービス」により飛電と契約した企業・職場で通信衛星ゼアの制御下のもと様々な仕事に従事している。人間との外見上の違いは耳に当たる部分に装着されたヘッドデバイス、青いアイセンサー、飛電インテリジェンスのマーキングなど。外見はクライアントの意向で自由に設定する事が可能。
物体認識技術と自己ラーニング機能によって相手が何者かを認識し自発的な思考に基づて行動する事ができ、人間と何ら遜色のない複雑な仕事もこなす。そんな人間の働き方に大改革を齎した彼らは「ゼロワンの世界」における人類の生活には欠かせない存在となっている。
あくまでもロボットである彼等は人間特有の「心」まではラーニング出来ないはずなのだが、まれにシンギュラリティに到達し明確な自我を発現させる個体も確認されている。しかし、そんな彼等を人類にあだなす脅威として悪用しようと目論む魔の手が迫っていた…。

見~つけた♪君は僕の友達だ、この場所を破壊して。

【Data transmission】
              METSUBOU JINRAI.net

マギア

君の仕事は、人類滅亡だよ。

【transmission Complete】
              METSUBOU JINRAI.net

人類の滅亡を目論む滅亡迅雷.netの刺客にベルト「ゼツメライザー」を装着させられ、プログラム改竄によって強制的に契約させられたヒューマギアが「ゼツメライズキー」を装填する事により発生する怪ロボット。ゼツメライズキーには人工知能特別法第一条「ヒューマギアは如何なる理由に於いても人間に危害を加えてはならない」に反した行動をとるようにヒューマギアを制御するプログラムがインプットされており、それに従い人類を抹殺する為に暴れまわる。契約者に選ばれるヒューマギアはシンギュラリティに到達した個体である。また、ベルトに「キー」の名を冠するガジェットを装填して変異するというプロセスはゼロワンと同一。
データを改竄されたヒューマギアは暴走のサインとしてヘッドデバイスのレッドアラートが点灯した状態になる。正常な状態に戻すことは技術的な問題から不可能に等しい為、現状マギアには破壊する以外の対処方法が存在しない。飛電インテリジェンス初代社長・飛電是之助はこのような事態が起きることを予測しており、対抗策となるゼロワンドライバーを秘密裏に作っていた。
本作における「今週の怪人」枠であり、生物モチーフがデフォルトの怪人は『仮面ライダー鎧武』のインベス以来6作品ぶりとなる。本人の意思を無視して敵勢力によって悪の手先に仕立て上げられ、基本的に倒す以外の術がないという点ではショッカー怪人に通ずるものがあり、敵と同種族でありながら主人公の仲間となったモグラ獣人やチェイスとはある意味真逆の存在と言える。

滅亡迅雷.netに接続…

ゼツメライズキー

ヒューマギアに絶滅生物のデータイメージ「ロストモデル」を付加するガジェット。前作『仮面ライダージオウ』のアナザーウォッチに相当するアイテムだが、条件を満たすと跡形もなく砕け散るアナザーウォッチと違い、マギアが倒された際も破損する事なく残り迅や滅が回収する為再利用が可能。

ヒューマギア目録

名前をクリックすると各ヒューマギア/マギアの解説にジャンプします。
※今後雑誌記事にて先行公開されたヒューマギアや映像ソフト未発売作品に関する情報が含まれる可能性があるため、ネタバレ注意

目次

イズ

演:鶴嶋乃愛

「社長秘書のイズと申します」

飛電インテリジェンス社長秘書をつとめる本作のヒロイン。秘書型AIアシスタントの女性型ヒューマギア。二代目社長の座に就いた或人の秘書として付き従い、彼の仕事や戦いを忠実にサポートしてくれるが、或人の寒いギャグをいちいち律儀に解説する為嫌がられることも。そんな彼女も或人と共に仕事をしていく中で様々なことを学び、変わっていく事になる。

詳細はこちらを参照⇒イズ(仮面ライダーゼロワン)

シェスタ

演:成田愛純

飛電インテリジェンス副社長秘書として福添准に付き従う、秘書型AIアシスタントの女性型ヒューマギア。

飛電其雄/仮面ライダー1型

演:山本耕史

「或人…夢に向かって…翔べ……」

或人が父と呼び慕う旧世代ヒューマギア。少年時代の或人をデイブレイクから庇い犠牲となった。彼の「死」は或人が芸人を志す切欠となった。
「令和ザ・ファーストジェネレーション」ではアナザーゼロワンの発生により改変された世界でロッキングホッパーゼツメライズキーと旧型のフォースライザーを用いて「仮面ライダー1型」に変身する。そのカラーリングは仮面ライダー旧1号を彷彿とさせるものになっている。

演:中川大輔

「違う違う。君の仕事は、"人類滅亡"だよ?」

滅亡迅雷.netの行動係にして仮面ライダー迅の変身者。その正体は滅が製作したヒューマギアだった。

詳細はこちらを参照⇒迅(仮面ライダーゼロワン)

演:砂川脩弥

「全てのヒューマギアよ。今こそ目覚める時だ。人類を滅ぼし、ヒューマギアがこの星の主となる」

滅亡迅雷.netの司令塔。迅の開発者を名乗っているが実は彼自身もヒューマギアだった。

詳細はこちらを参照⇒滅(仮面ライダーゼロワン)

ベローサマギア

身長:199.1cm
体重:104.6kg
特色/力:昆虫の絶滅種/鎌
契約者:腹筋崩壊太郎(演:なかやまきんに君)
分類:トガマムシ型マギア
登場回:第1話

「人類に夢を見る未来は来ない…」

白亜紀の日本に生息していたカマキリと似て非なる昆虫の絶滅種「クジベローサ・テルユキイ」のデータイメージを持つベローサゼツメライズキーによって発生したマギアにして、記念すべき令和ライダー怪人第1号。詳細は腹筋崩壊太郎の記事を参照。

エカルマギア

身長:194.5cm
体重:88.2kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/牙
契約者:マモル(演:吉田悟郎)
分類:カンガルー型マギア
登場回:第2話

「人間は…」

漸新世から更新世にかけて豪州北部に生息していた捕食性のカンガルー「エカルタデタ」のデータイメージを持つエカルゼツメライズキーによって発生したマギア。元は飛電インテリジェンスのエントランスロビーを警備する警備員型ヒューマギア。マモルという名は是之助に与えられたもので、それを聞いた或人からは「オレの家族みたいなもんだな」と喜ばれている。カンガルー型怪人は『仮面ライダーストロンガー』の奇械人ガンガル以来となる(名前のみが登場したズ・ガルガ・ダを除く)。
頭部に装着された伸縮自在の牙「カーニボーバ」を刺突武器として扱う。
暴走したオクレル=クエネオマギアから社員を守り或人から感謝され、損傷部位に黄色いスカーフを巻いてもらったが、この遣り取りを見ていた迅に目をつけられてしまう。再び飛電社屋に出没したクエネオマギアから市民を守ろうとした矢先、迅によって契約させられ或人の目の前でマギア化し彼に襲撃。データ改竄されたヒューマギアは破壊するしかないという辛い現実に直面し悲痛な思いと共にゼロワンに変身した或人との戦いになる。駐車場のバイクをハッキングして逃走するがライズホッパーを召喚したゼロワンに追い付かれ、最後はライジングカバンストラッシュによって破壊された。その後、記者会見の折に配備されていたマモルと同型の警備員ヒューマギアの右腕には或人がマモルに渡した黄色いスカーフが巻かれていた…。
マモルは或人と心を通わせながらもやむを得ず断腸の思いで破壊されたという点で、前話に登場した腹筋崩壊太郎との対比が描かれると共に彼とはまた違う形で悲劇性を視聴者に与えたキャラクターと言える。そのこともあり多くの視聴者が彼の最期を悼み放送後「マモルくん」というワードが腹筋崩壊太郎共々Twitterのトレンドに入っている。

クエネオマギア

身長:197.9cm
体重:101.7kg
特色/力:爬虫類の絶滅種/ブーメラン
契約者:オクレル(演:寺本翔悟)
分類:トビトカゲ型マギア
登場回:第2話

「皆殺しだ…!」

三畳紀のイギリスに生息していた、現生のトビトカゲに近い爬虫類の絶滅種「キュネオサウルス類」に属する「クエネオスクース」のデータイメージを持つクエネオゼツメライズキーによって発生したマギア。元は運送会社「来図輸送」に配備された配達員型ヒューマギアで、飛電社屋へ配達に訪れていた最中に契約させられた。
トカゲの様に壁を這いずり回る事が出来るが、元となったクエネオスクースのような滑空能力はない。武器は胸部にマウントされているトビトカゲの被膜を模した「ブーメザン」で、近接戦のみならず投擲武器としても使用できる。また、頭部からはエネルギー弾を射出する。
飛電インテリジェンスのロビーに入り込んで暴れ回りA.I.M.S.やゼロワンとの戦闘になるが、不破諫と刃唯阿がゼロワンを暴走ヒューマギアと誤認して発砲した隙を見て撤退。再度飛電インテリジェンス社屋に出没するがA.I.M.S.の攻撃を受けて人気の無い所に誘導させられ、諫が変身した仮面ライダーバルカンシューティングウルフとの戦闘に突入。陽が沈んでもなお続いた戦闘はバルカンが放ったバレットシューティングブラストによって決着が齎された。
ちなみにスーツアクターはオクレル役の寺本氏が兼任している。

ネオヒマギア

身長:197.9cm
体重:127.7kg
特色/力:頭足類の絶滅種/触手
契約者:シザーメンズ(演:石川誠)
分類:コウイカ型マギア
登場回:第3話

コウイカのように殻を持つ頭足類の絶滅種「べレムナイト類」の一種「ネオヒポリテス」のデータイメージを持つネオヒゼツメライズキーによって発生したマギア。元は美容師型ヒューマギアだった。戦闘に於いては頭部から延びる鋭利な先端を持つ触手「マーラタクル」を武器として用いる他、撤退時にはスミのように黒い煙幕を巻き散らす。
バルカンおよび乱入したゼロワンとの戦闘から撤退した後、迅の指示で一貫ニギローを含むヒューマギアをトリロバイトマギアに変え、彼らと共に行動を開始するが最後はゼロワンバイティングシャークのバイティングインパクトによって破壊された。

オニコマギア

身長:190.0cm
体重:104.3kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/飛行/爪
契約者:バース(演:金光真輝)、タクシー運転手型マギア(演:阿部遼哉)
分類:コウモリ型マギア
登場回:第4話、第6話

始新世の北米に生息していた最古の蝙蝠の絶滅種「オニコニクテリス」のデータイメージを持つオニコゼツメライズキーによって発生したマギア。背部の翼で飛行し、手の爪「ザイタロン」を使用した戦闘を得意とする。元ネタであるオニコニクテリスの名称は「爪の生えたコウモリ」という意味であり、その名の通り前肢の全ての指に爪を持つが、コウモリ特有エコーロケーション能力(超音波の反響音から周囲の状況を把握する能力)を有していない。コウモリ型怪人にしては珍しく音波を発する能力がなく、手に爪を装着しているという特徴はオニコニクテリスの特徴を忠実に準えている。
第4話ではバス運転手型ヒューマギア・バースがデイブレイクタウンの見学ツアー中にマギア化させられたことで発生し、バルカン及びバルキリーと交戦するも撤退。その後デイブレイクタウン内でゼロワンを襲撃、空中から一方的に攻撃を仕掛けるもゼロワンフライングファルコンによって防戦に追い込まれ再度撤退する。しかしバルカンパンチングコングと鉢合わせしてしまい、近くにいたバスガイド型ヒューマギアのアンナをトリロバイトマギアにするもバルカンのパワーパンチングブラストにより破壊された。
第6話ではタクシー運転手型ヒューマギアをベースとした別個体が登場。或人からフライングファルコンプログライズキーを奪取した後ゼロワンおよびバレットと交戦しするが、ゼロワンバイティングシャークによって破壊された。

ビカリアマギア

身長:228.6cm
体重:162kg
特色/力:貝類の絶滅種/重装甲/ドリル
契約者:森筆ジーペン(演;徳門浩太郎)
分類:ウミニナ型マギア
登場回:第5話

第三紀に生息していたウミニナという貝の一種である腹足類の絶滅種「ビカリア」のデータイメージを持つビカリアゼツメライズキーによって発生したマギア。頭部と両前腕に装備された強固なドリル「ドリルスネイラー」が武器。元は『パフューマン剣』を連載中の人気漫画家・石墨超一郎のアシスタントを務めていた。アシスタントたちに何から何まで頼りっきりの石墨には内心思うところがあり、彼等へのぞんざいな扱いを目の当たりにしたことによる憤りでシンギュラリティに到達していた。買い出しから帰ってきたところを迅によって契約させられ、石墨に自身の意見を言う機会がなきままマギア化してしまった
初戦では他のアシスタントをトリロバイトマギアに変え3体がかりでゼロワンバイティングシャークを苦戦させるが、駆け付けたバルカンが放ったアタッシュショットガンの銃撃に掠り、形勢不利と見て撤退。後日石墨邸に侵入してゼロワンとの再戦に突入し倉庫へと誘導させられる。バレットパンチングコングによって両腕のドリルを打ち砕かれ、最後はフレイミングタイガーへとフォームチェンジしたゼロワンに頭部のドリルを焼かれたのちフレイミングインパクトによって破壊された。その後、或人の説得で情熱を取り戻した石墨は考えを改め以前の様に積極的に漫画に取り組むようになった。

ガエルマギア

身長:192.9cm
体重:109.2kg
特色/力:両生類の絶滅種/爆弾
契約者:香菜澤セイネ(演:美山加恋)
分類:カエル型マギア
登場回:第6話

1983年に死に絶えたクイーンズランド州南東部産の両生類絶滅種「イブクロコモリガエル(学名:レオバトラクス・サイラス)」のデータイメージを持つガエルゼツメライズキーによって発生したマギア。完新世の絶滅種がモデルとなったマギアはこれが初となる。大きなカエル型の頭部の下にもう一つの頭部が存在するという『仮面ライダーアマゾン』のガマ獣人を彷彿とさせる珍妙な姿をしているが、これはイブクロコモリガエルが胃の中でオタマジャクシを育てカエルに変態した後体外に出すという特徴的な育児法に由来するもの。戦闘に於いては口腔内から発射する自身の頭部を模した爆弾「コガエルボマー」による爆撃を行うほか、カエルの性質を有する為水中での活動も可能。
元は声優型ヒューマギアとして多澤青次が経営する芸能事務所「メニースワンプ」に所属していた。多澤の意向で声優だった彼の亡き娘・すみれと声も含めて瓜二つの外見に作られており、人工知能特別法違反の対象となっている。
トリロバイトマギアの襲撃を受けヘッドギアを損傷したところに契約を目論んだ迅が現れるが、多澤の「セイネは私の子供なんだ」という発言が迅を動揺させたことでその場では事なきを得た。しかし事務所に戻った後、すみれの意識がフラッシュバックして或人達の目の前で多澤に「娘」として接する現象が起きてしまう。『パフューマン剣』のアニメ映画オーディション最終選考への進出が決定したが、先の現象の影響もあり違反を認めた多澤が返却を決意したことを彼女は知らずにいた。
そしてオーディション当日、演技の途中で再度すみれの意識がフラッシュバック。慌てた多澤がオーディションを中止させようとしたしたが直後に迅が会場に乗り込みセイネにツメライザーを装着。しかし或人の「子供の為らな死んでも構わない、そう思うのが親だ」という発言に激しく動揺した迅がゼツメライザーを外そうとするが一度行われた契約の解除には至らず、セイネはゼツメライズキーによってマギア化してしまう。仮面ライダー迅フライングファルコンと共にゼロワンと交戦するが、戦闘現場に駆け付けた唯阿が変身したバルキリーライトニングホーネットのサンダーライトニングブラストによって破壊された。
セイネは製造の経緯が非合法だったため復元されることはなかったが、多澤にはすみれおよびセイネの音声を再現した非人間型AIが提供され、新たな一歩を踏み出すのだった。
香菜澤セイネの名前の元ネタは恐らく実在の女性声優である花澤香菜(なぜ花澤氏本人を出演させなかったのか?と疑問に思う人もいると思われるが、馬に蹴られたくなければ余計な詮索はやめておきましょう)。また、演じる美山氏は『キラキラ☆プリキュアアラモード』等で実際に声優としての活動も行っている。

マンモスマギア

身長:188.1cm
体重:146.8kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/鼻/怪力
契約者:坂本コービー(演:海東健)
分類:マンモス型マギア
登場回:第7話

更新世に生息していた哺乳類絶滅種の代表的存在「マンモス」のデータイメージを持つマンモスゼツメライズキーによって発生したマギア。マンモス譲りの怪力を持ち、胸部の鼻型器官「エクスヘイラー」はあらゆる物を吸い込み凄まじい勢いををつけて噴射する事が出来る。マンモスは2019年10月現在は絶滅種ではあるものの、化石に生きた細胞が存在することが発見されており、近縁種であるゾウと掛け合わせたクローンを作る事で復活させるプロジェクトが持ち上がっている。
元は体育教師型ヒューマギアで、麗華中学校でバスケ部顧問を務めている。ここ2年間1度も勝利したことがない部を強くしようとデータに基づいた熱心な指導に精を出しており生徒からの評判は上々だが、熱が入り過ぎるがあまり本来の練習時間を超過する事態を引き起こしており、進学を心配する生徒の保護者達からクレームが入っているという。バスケ部は受験を控えた部員の退部を間近に控えていることから廃部が濃厚となっており、学校側から
飛電に対しコービーのリセットが申請されたが、或人の熱意により次の試合に勝利するという条件でリセットを免れる事になった。奮闘むなしく試合に敗れリセットが決定したが、コービーはバスケ部の勝利する瞬間を目にしたいという強い情熱によりシンギュラリティに到達。その直後タイミングを見計らったかのように表れた迅により契約させられマギア化してしまう。
ゼロワンおよびバルカンとの戦闘ではフレイミングタイガーの火炎放射をエクスヘイラーで吸収しお返しする芸当を見せたが、バルキリーから渡されたプログライズキーでフリージングベアーにフォームチェンジしたゼロワンのフリージングインパクトによって破壊され、氷河期に生きたマンモスを模した怪人が冷気を操るフォームに倒されるという皮肉な結末を迎えた。その後バスケ部は新入部員を迎えた事で廃部を免れ、復元されたコービーとともに再出発する事となった。
一方、マンモスマギアが破壊された際に残されたマンモスゼツメライズキーは迅に先んじて唯阿が回収しており、第9話にてイズによる解析が行われマンモスプログライズキーが開発された。

ドードーマギア

ドードーゼツメライズキーによって発生したマギア。詳細は以下の記事を参照。

暗殺特化型ヒューマギア

アルシノマギア

身長:212.8cm
体重:138.9kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/角/怪力
契約者:松田エンジ(演:崎本大海)
分類:アルシノイテリウム型マギア
登場回:第11話

始新世から漸新世にかけて生息していた、「重脚類」というグループに属する哺乳類の絶滅種「アルシノイテリウム」のデータイメージを持つアルシノゼツメライズキーによって発生したマギア。超硬質の二本の角「Vホーン」や突進力を駆使して戦う。元となったアルシノイテリウムはサイに似た姿をしているが、あくまでも収斂進化によるものであり系統上の繋がりはない。
元は飛電初の俳優型ヒューマギア。ハリウッドで演技をラーニングしており、飛電が企画したドラマに於いて主人公の新米刑事役として出演する事になる。しかし共演者である大和田からその演技を疑問視されており、アドリブへの対応に失敗したことでダメ出しを食らってしまう。更にこの事が大和田の降板宣言という事態にまで発展してしまい思い悩んでいたところ、楽屋を訪れた滅により契約させられ、撮影現場にてマギア化し暴れ回るが現場に居合わせた唯阿が変身したバルキリーライトニングホーネットによって破壊されると共にキーを回収される。
この事件によりドラマの撮影継続の危機に陥るが、ヒューマギアの可能性信じることにした大和田の意向もあり、復元されたエンジは再開された撮影に参加したが、目の前で大和田が暗殺ちゃんに銃撃されてしまう。大和田は一命をとりとめたが、マギア化していないヒューマギアが人間に対して発砲したこの一件により警察による飛電一斉捜査という最悪の事態へと発展してしまう。

宇宙野郎雷電/仮面ライダー雷

演:山本大地

「我慢できねえ!雷落としてやる…」

宇宙空間でゼアの管理業務に就いている旧世代型の宇宙飛行士型ヒューマギア。
若い社員を厳しく教育するようラーニングしているためか、上から目線の態度をとる。勤務時間外にライズホッパーを無断使用した或人を叩き直そうと自分たちの仕事現場の宇宙に連れて行こうとする。宇宙開発センターで迅の襲撃をうけハッキングされるが、気合ではねのけた。
その後滅亡迅雷.netのアジト所在地を探し当てて或人と諫を案内するが、実は先ほどのハッキングは或人達を誘き出すべく雷電に先述の行動をとるようにプログラミングするためのものだった。そしてアジトで一行を出迎えた迅の口から衝撃の事実が判明する。何と雷電は元々ゼアのデータをアジトに自動送信するようなプログラムが施されており、本人の自覚無きままにスパイ活動をさせられていたのである。
迅に滅亡迅雷フォースライザーを装着させられ洗脳された雷電はドードーゼツメライズキーにより仮面ライダー雷に変身しゼロワンとバルカンを圧倒。迅が奪い取ったキーとファルコン・スコーピオンキーを受け取りホルダーに装填すると、ゼアをハッキングしてその力でアークを目覚めさせる。しかしゼロワンシャイニングホッパーが放ったオーソライズバスターの一撃で怯んだ隙にキーをイズに奪還され、アークが生成したアサルトウルフキーも諫の手に渡ってしまう。最後は諫が変身したバルカンアサルトウルフが放ったバスターダストによって破壊された。

トリロバイトマギア

身長:個体ごとに異なる
体重:個体ごとに異なる
特色/力:強靭な腕力/破壊力
分類:三葉虫型マギア
登場回:第1話~

ヒューマギアがマギアの有線接続ハッキングによって暴走プログラムを流し込まれ、暴走・変異した下等マギア。『ゼロワン』における戦闘員枠である。対象となるヒューマギアはシンギュラリティ到達の是非を問わないで。基本的に元の仕事に対応した音声を発するのみで意思の疎通はほぼ不可能。
トリロバイトとは無脊椎動物の絶滅種「三葉虫」の事で、頭部を覆うフェイスガードが三葉虫に似ていることからきている。ゼツメライズキーが用いられてないため、当然ながら三葉虫のデータイメージを有しているわけではない。三葉虫は当時の生物種の95%以上が滅び古生代の終焉を齎した地球史上最大最悪の大量絶滅に巻き込まれて姿を消している。

その他のヒューマギア

マギアナ

演:島本真衣

女性アナウンサー型ヒューマギア。『ゼロワン』正式発表前の2019年7月に公開された令和ライダー告知動画で先行登場していた。本編ではニュース番組でニュースを読み上げたり、飛電インテリジェンスの記者会見に取材として出席するなどしている。名前の由来は恐らく「ヒューマギア+アナウンサー」。『ポケットモンスター』シリーズに同名の人工生命体がいるが、あちらとの関係はない。ちなみにマギアナを演じる島本氏はテレビ朝日所属のアナウンサーである。

一貫ニギロー

演:内野謙太

第3話「ソノ男、寿司職人」のゲストである寿司職人型ヒューマギア。ライズフォンを通じてデータを分析し、客ごとに最適な寿司を判断する為所謂お任せにも対応できる。店主の魚住範雄が腰を痛めて以来跡継ぎを探している「まごころ寿司」に売り込もうと考えた或人によって派遣されるが、魚住から「ロボットに心はない」と突っぱねられてしまう。もし心をインストールできれば認めてもらえるのではないか、と考えて相談を持ち掛ける。或人にまごころ寿司に関する調査をして貰う事になり、その中で魚住の秘儀「天空真心握り」が記録された動画を突き止める。
後日自前で厳選・用意したネタを持参してまごころ寿司を再訪問し、ラーニングした天空真心握りを見事再現してみせた。この技を非効率的としながらも魚住がそれを続けていたのは彼の真心が込められているからだと評価。彼の持論が魚住の心を動かすのだが……その直後悲劇が起きてしまう。
ネオヒマギアの手によってニギローはトリロバイトマギアへと変異してしまったのである。バックアップさえあれば作り直せばいいと割り切っている唯阿が変身した仮面ライダーバルキリーラッシングチーターによって他のトリロバイト共々攻撃の対象にされ、最後はダッシュラッシングブラストで粉砕された。
心を通わせた相手の目の前で暴走し最終的に破壊されてしまったニギローは第3話のロス枠となってしまったが、後にバトンをつなげる事には成功し、考えを軟化させた魚住は復元された新規個体のニギローて迎えいれ一から指導し直すことを決意している。

アンナ

演:大久保聡美

第4話「バスガイドは見た!アンナ真実」のゲストであるバスガイド型ヒューマギア。バスガイドとしての観光案内業務を忠実にこなす。
見学ツアー参加者の一人である桜井郷が当時飛電社員として勤務していた父である聡がデイブレイクの原因として責められている事を受け、或人が副社長の福添を問い詰めた際に飛電のデータベースにデイブレイクの詳細記録が存在しない事が発覚。バスガイドとして正しい事実を伝えるため、デイブレイクの真相を突き止めることを決意し或人達と共に後日改めてデイブレイクタウンへと向かう。
当時の事故現場である工場跡地で郷が発見した旧型ヒューマギアのメモリーを解析しようとしたが、その直後オニコマギアによってトリロバイトマギアへと変異してしまう。しかしAIに残っていた意識が暴走プログラムに抗い攻撃を中断、旧型ヒューマギアメモリーを解析して映像を投射しデイブレイクの真相と聡の無実を証明した。この行動を受け諫はアンナを破壊するのではなく調査して回収しようとしたが、その直後証拠隠滅を謀った仮面ライダー滅スティングスコーピオンの手にかかり無惨にも消滅してしまった。だが彼女が遺した情報がマスコミにリークされ、デイブレイクの元凶が滅亡迅雷.netである事が世間に知れ渡る事になる。果たして彼女はシンギュラリティの域に達していたのか否か、破壊された今となっては杳として知れない。

白衣の天使ましろちゃん

演:大後寿々花

第8話「ココからが滅びの始まり」のゲストである国立医電病院勤務の看護師型ヒューマギア。天使のような笑顔で患者の心を癒すだけでなく、目にはX線撮影の機能を備えている。滅亡迅雷.netによって改竄されたギーガーのハッキングにより、人の命を救う立場にあった彼女は笑い声をあげながら人類に仇なすトリロバイトマギアと化してしまい、バルカンによりトリロバイト化した他の医療ヒューマギア共々破壊された。

Dr.オミゴト

演:高橋光宏

第8話および第9話「ソノ生命、預かります」のゲストである国立医電病院勤務の外科医ヒューマギア。患者を物体認識するだけで電子カルテの各種情報を瞬時に取得する事が出来る。福添准の命によって他の医療ヒューマギア共々シャットダウンさせられてしまうが、唯阿の頼みを聞いた或人の判断により再起動し、滅との戦闘で重傷を負った諫のオペを担当する。首元にはギーガーによる有線ハッキングの痕跡がありいつ暴走してもおかしくない状態にあったが、患者を救うという医療ヒューマギアの使命感によってそれを乗り越え、無事諫の命を救った。

ワズ・ナゾートク

演:辻本耕志

大和田殺人未遂事件を捜査している警察が唯阿からの情報でシャイニングホッパープログライズキー製作中のラボに立ち入ろうとしていたなか、社長室に姿を現した旧世代の名探偵ヒューマギア。是之助が片腕として製造したイズのプロトタイプ、いわば兄に相当する存在であり旧世代の最高傑作とされる。滅亡迅雷.netの存在を突き詰め是之介に報告するなどの活躍を見せていたが、その後眠りにつき、大きな問題が起きた時に新社長とイズを助けるべく再起動するようプログラミングされていた。
イズを同道させての捜査の末にヒューマギア窃盗団を突き止め諫の協力もあって身柄の拘束に成功した後、お祭り会場で祭田ゼット5号を発見しその後を追うもドードーマギア改に遭遇してしまう。合流したゼロワンがシャイニングキーを受け取るが、キーが不完全である事を見抜きブレイキングマンモスで戦うよう指示。結局ゼロワンはイズの指示に従いシャイニングホッパーに変身してドードーと戦うが返り討ちに遭ってしまい、とっさの判断からブレイキングマンモスキーを使用して或人達を撤退させる。
シャイニングホッパーキーの完成の為に機能停止を承知の上でセントラルメモリーを捧げようとするイズの身代わりとなり、「或人にはあなたが必要だ」と言い残し眠りにつく。その直前に走馬灯のように現れた是之助の発言からワズの使命を改めて知らされたイズは彼を「兄」として認め、彼の遺志を無駄にしない為に完成したシャイニングキーを或人に届けるのだった。

祭田ゼット5号

演:松村龍之介

祭田ゼットのうち、唯一滅亡迅雷.netの手に渡らなかったヒューマギア。嘗ての仲間たちを求めて暗殺ヒューマギアとして利用されていることも知らずにひょっとこの面をつけて祭りの会場に出没していた。
ドードーによってヒナにされかけるもゼロワンたちによって助けられ、最終的には無事保護された。

宇宙野郎昴

演:桑畑亨成

雷電の弟分にあたる宇宙飛行士型ヒューマギアで、ともにゼアの管理を担当する。
雷電と対照的に大人しく、人当たりがよい。

ウィル/アナザーゼロワン

演:和田聰宏

『令和ザ・ファーストジェネレーション』に登場する、ヒューマギアが笑顔になれる世界を夢見ていた元社長秘書型ヒューマギア。ゼロワン誕生の秘密に深くかかわっているらしい。
タイムジャッカー・フィーニスとの契約によりアナザーゼロワンとなり、改変後の世界で飛電を乗っ取り社長の座を或人から奪ってしまう。
怪人態のアナザーゼロワンに関してはアナザーライダーの記事を参照。

関連商品

まだありません

関連項目

  • 仮面ライダーゼロワン
  • AI
  • 飛電インテリジェンス
  • ショッカー怪人 - 昭和ライダー第一作目の怪人。
  • グロンギ - 平成ライダー第一作目の怪人。
  • ロイミュード - アンドロイド怪人つながり。
  • ワーム(仮面ライダーカブト) - モチーフの生物に特定の縛りがある怪人つながり。
  • ロックマンX / ドールズフロントライン / プラスティック・メモリーズ - これらの作品に登場するロボットに相当する存在(レプリロイド/戦術人形/ギフティア)達は人間とほぼ同じ思考に基づいて行動する点および原因はそれぞれ異なるが暴走して害をなす個体(イレギュラー/鉄血/ワンダラー)が存在しているという点がヒューマギアと類似する。
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