ヒューマギアとは、特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』に登場するロボットである。
飛電或人を新社長に迎えた大企業「飛電インテリジェンス」が開発・製造する人型AIロボ。全て自社の工場で製造しているため、ヒューマギアは飛電の専門商品と言える。一体一体が特定の仕事に特化したプログラムを組み込まれており、飛電が展開する「ヒューマギア派遣サービス」により飛電と契約した企業・職場で通信衛星ゼアの制御下のもと様々な仕事に従事している。既にヒューマギアが普及しており、職場や各所で人間と一緒に仕事をしている姿が見受けられる。役割を分かりやすくするためか、単純な名称が各々に与えられている。
人間との外見上の違いは耳に当たる部分に装着されたヘッドデバイス、青いアイセンサー、飛電インテリジェンスのマーキングなど。現在普及しているのは2世代型で、個体数は少ないものの旧世代型もいる。外見はクライアントの意向で自由に設定する事が可能。物体認識技術と自己ラーニング機能によって相手が何者かを認識し自発的な思考に基づて行動する事ができ、人間と何ら遜色のない複雑な仕事もこなす。そんな人間の働き方に大改革を齎した彼らは「ゼロワンの世界」における人類の生活には欠かせない存在となっている。ヒューマギアの存在は生活に大きな変動を与えたが、人間の雇用を奪いかねないなどの理由から彼らの存在を快く思わない者もいる。
ヒューマギアには人工知能特別法が適用され、「いかなる理由があっても人間を傷つけてはならない」「ヒューマギアとの結婚は出来ない」「政界進出は不可」など様々な制約が存在する。もし法に反するヒューマギアが出現した場合、A.I.M.S.が出動して処分する。
あくまでもロボットである彼等は人間特有の「心」まではラーニング出来ないはずなのだが、まれにシンギュラリティに到達し明確な自我を発現させる個体も確認されている。しかし、そんな彼等を人類にあだなす脅威として悪用しようと目論む魔の手が迫っていた…。
【Data transmission】
METSUBOU JINRAI.net
君の仕事は、人類滅亡だよ。
【transmission Complete】
METSUBOU JINRAI.net
人類の滅亡を目論む滅亡迅雷.netの刺客にベルト「ゼツメライザー」を装着させられ、プログラム改竄によって強制的に契約させられたヒューマギアが「ゼツメライズキー」を装填する事により発生する怪ロボット。ゼツメライズキーには人工知能特別法第一条「ヒューマギアは如何なる理由に於いても人間に危害を加えてはならない」に反した行動をとるようにヒューマギアを制御するプログラムがインプットされており、それに従い人類を抹殺するために暴れまわる。契約者に選ばれるヒューマギアはシンギュラリティに到達した個体である。また、ベルトに「キー」の名を冠するガジェットを装填して変異するというプロセスはゼロワンと同一。
データを改竄されたヒューマギアは暴走のサインとしてヘッドデバイスのレッドアラートが点灯した状態になる。正常な状態に戻すことは技術的な問題から不可能に等しいため、現状マギアには破壊する以外の対処方法が存在しない。飛電インテリジェンス初代社長・飛電是之助はこのような事態が起きることを予測しており、対抗策となるゼロワンドライバーを秘密裏に作っていた。
本作における「今週の怪人」枠であり、生物モチーフがデフォルトの怪人は『仮面ライダー鎧武』のインベス以来6作品ぶりとなる。本人の意思を無視して敵勢力によって悪の手先に仕立て上げられ、基本的に倒す以外の術がないという点ではショッカー怪人に通ずるものがあり、敵と同種族でありながら主人公の仲間となったモグラ獣人やチェイスとはある意味真逆の存在と言える。
滅亡迅雷.netに接続…
ヒューマギアに絶滅生物のデータイメージ「ロストモデル」を付加するガジェット。前作『仮面ライダージオウ』のアナザーウォッチに相当するアイテムだが、条件を満たすと跡形もなく砕け散るアナザーウォッチと違い、マギアが倒された際も破損する事なく残り迅や滅が回収するため再利用が可能。
名前をクリックすると各ヒューマギア/マギアの解説にジャンプします。
※今後雑誌記事にて先行公開されたヒューマギアや映像ソフト未発売作品に関する情報が含まれる可能性があるため、ネタバレ注意
目次 | ||
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レギュラー・ 準レギュラー |
マギア化したヒューマギア (トリロバイト以外) |
その他 |
飛電インテリジェンス社長秘書をつとめる本作のヒロイン。秘書型AIアシスタントの女性型ヒューマギア。二代目社長の座に就いた或人の秘書として付き従い、彼の仕事や戦いを忠実にサポートしてくれるが、或人の寒いギャグをいちいち律儀に解説するため嫌がられることも。そんな彼女も或人と共に仕事をしていく中で様々なことを学び、変わっていく事になる。
詳細はこちらを参照⇒イズ(仮面ライダーゼロワン)
飛電インテリジェンス副社長秘書として福添准に付き従う、秘書型AIアシスタントの女性型ヒューマギア。
演:山本耕史
物心がつく前に亡くなった実父に代わり、或人の父親代わりとなっていた旧世代ヒューマギア。少年時代の或人をデイブレイクから庇い犠牲となった。或人が芸人を志したのは彼の「死」がきっかけであった。
ゼロワンの世界におけるライダーシステムの開発者でもあり、『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では自らもロッキングホッパーゼツメライズキーとフォースライザーの前身と思しきベルト・サイクロンライザーを用いて「仮面ライダー1型」に変身する。そのカラーリングは仮面ライダー旧1号を彷彿とさせるものになっている。
其雄がライダーシステムの開発に乗り出した背景には、或人が度々語っていた彼の「夢」が密接にかかわっており…。
詳細はこちらを参照⇒飛電其雄
演:中川大輔
「違う違う。君の仕事は、"人類滅亡"だよ?」
滅亡迅雷.netの行動係にして仮面ライダー迅の変身者。その正体は滅が製作したヒューマギアだった。
詳細はこちらを参照⇒迅(仮面ライダーゼロワン)
演:砂川脩弥
「全てのヒューマギアよ。今こそ目覚める時だ。人類を滅ぼし、ヒューマギアがこの星の主となる」
滅亡迅雷.netの司令塔。迅の開発者とのことだが、実は彼自身もヒューマギアだった。
詳細はこちらを参照⇒滅(仮面ライダーゼロワン)
「我慢できねえ! 雷落としてやる…」
衛星ゼアを管理していた旧世代型の宇宙飛行士型ヒューマギアだったが、無意識にスパイとして活動していた。
詳細はこちらを参照→雷(仮面ライダーゼロワン)
滅亡迅雷.netに存在していたという「今は亡き同士」。一時はZAIAによって運用されていたようだが…?
詳細はこちらを参照→亡(仮面ライダーゼロワン)
「愚かだなぁ ヒューマギアを信じすぎて会社を奪われたってことだろ?」
滅亡迅雷.netに現れた「アークの使者」。見た目はイズに似たヒューマギア。自称「アーク様の秘書」。
詳細はこちらを参照⇒アズ(仮面ライダーゼロワン)
身長:199.1cm
体重:104.6kg
特色/力:昆虫の絶滅種/鎌
契約者:腹筋崩壊太郎(演:なかやまきんに君)
分類:トガマムシ型マギア
登場回:第1話、第16話、令ジェネ1st
白亜紀の日本に生息していたカマキリと似て非なる昆虫の絶滅種「クジベローサ・テルユキイ」のデータイメージを持つベローサゼツメライズキーによって発生したマギアにして、記念すべき令和ライダー怪人第1号。詳細は腹筋崩壊太郎の記事を参照。
身長:194.5cm
体重:88.2kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/牙
契約者:マモル(演:吉田悟郎)
分類:カンガルー型マギア
登場回:第2話、令ジェネ1st
「人間は…」
漸新世から更新世にかけて豪州北部に生息していた捕食性のカンガルー「エカルタデタ」のデータイメージを持つエカルゼツメライズキーによって発生したマギア。元は飛電インテリジェンスのエントランスロビーを警備する警備員型ヒューマギア。マモルという名は是之助に与えられたもので、それを聞いた或人からは「オレの家族みたいなもんだな」と喜ばれている。カンガルー型怪人は『仮面ライダーストロンガー』の奇械人ガンガル以来となる(名前のみが登場したズ・ガルガ・ダを除く)。
頭部に装着された伸縮自在の牙「カーニボーバ」を刺突武器として扱う。
暴走したオクレル=クエネオマギアから社員を守り或人から感謝され、損傷部位に黄色いスカーフを巻いてもらったが、この遣り取りを見ていた迅に目をつけられてしまう。再び飛電社屋に出没したクエネオマギアから市民を守ろうとした矢先、迅によって契約させられ或人の目の前でマギア化し彼に襲撃。データ改竄されたヒューマギアは破壊するしかないという辛い現実に直面し悲痛な思いと共にゼロワンに変身した或人との戦いになる。駐車場のバイクをハッキングして逃走するがライズホッパーを召喚したゼロワンに追い付かれ、最後はライジングカバンストラッシュによって破壊された。その後、記者会見の折に配備されていたマモルと同型の警備員ヒューマギアの右腕には或人がマモルに渡した黄色いスカーフが巻かれていた…。
マモルは或人と心を通わせながらもやむを得ず断腸の思いで破壊されたという点で、前話に登場した腹筋崩壊太郎との対比が描かれると共に彼とはまた違う形で悲劇性を視聴者に与えたキャラクターと言える。そのこともあり多くの視聴者が彼の最期を悼み放送後「マモルくん」というワードが腹筋崩壊太郎共々Twitterのトレンドに入っている。
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https://twitter.com/goroyoshidagoro/status/1170501905073618944
身長:197.9cm
体重:101.7kg
特色/力:爬虫類の絶滅種/ブーメラン
契約者:オクレル(演:寺本翔悟。クエネオのスーツアクターも兼任)
分類:トビトカゲ型マギア
登場回:第2話、令ジェネ1st
「皆殺しだ…!」
三畳紀のイギリスに生息していた、現生のトビトカゲに近い爬虫類の絶滅種「キュネオサウルス類」に属する「クエネオスクース」のデータイメージを持つクエネオゼツメライズキーによって発生したマギア。元は運送会社「来図輸送」に配備された配達員型ヒューマギアで、飛電社屋へ配達に訪れていた最中に契約させられた。
トカゲの様に壁を這いずり回る事が出来るが、元となったクエネオスクースのような滑空能力はない。武器は胸部にマウントされているトビトカゲの被膜を模した「ブーメザン」で、近接戦のみならず投擲武器としても使用できる。また、頭部からはエネルギー弾を射出する。
飛電インテリジェンスのロビーに入り込んで暴れ回りA.I.M.S.やゼロワンとの戦闘になるが、不破諫と刃唯阿がゼロワンを暴走ヒューマギアと誤認して発砲した隙を見て撤退。再度飛電インテリジェンス社屋に出没するがA.I.M.S.の攻撃を受けて人気の無い所に誘導させられ、諫が変身した仮面ライダーバルカンシューティングウルフとの戦闘に突入。陽が沈んでもなお続いた戦闘はバルカンが放ったバレットシューティングブラストによって決着が齎された。
新たに製造された個体は24話にてイズの呼びかけに呼応し、ヒューマギアの善意が込められたヒューマギアプログライズキーをイズに届けている。
身長:197.9cm
体重:127.7kg
特色/力:頭足類の絶滅種/触手
契約者:シザーメンズ(演:石川誠)
分類:コウイカ型マギア
登場回:第3話
コウイカのように殻を持つ頭足類の絶滅種「べレムナイト類」の一種「ネオヒポリテス」のデータイメージを持つネオヒゼツメライズキーによって発生したマギア。元は美容師型ヒューマギアだった。戦闘に於いては頭部から延びる鋭利な先端を持つ触手「マーラタクル」を武器として用いる他、撤退時にはスミのように黒い煙幕を巻き散らす。
バルカンおよび乱入したゼロワンとの戦闘から撤退した後、迅の指示で一貫ニギローを含むヒューマギアをトリロバイトマギアに変え、彼らと共に行動を開始するが最後はゼロワンバイティングシャークのバイティングインパクトによって破壊された。
身長:190.0cm
体重:104.3kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/飛行/爪
契約者:バース(演:金光真輝)、タクシー運転手型マギア(演:阿部遼哉)
分類:コウモリ型マギア
登場回:第4話、第6話
始新世の北米に生息していた最古の蝙蝠の絶滅種「オニコニクテリス」のデータイメージを持つオニコゼツメライズキーによって発生したマギア。背部の翼で飛行し、手の爪「ザイタロン」を使用した戦闘を得意とする。元ネタであるオニコニクテリスの名称は「爪の生えたコウモリ」という意味であり、その名の通り前肢の全ての指に爪を持つが、コウモリ特有エコーロケーション能力(超音波の反響音から周囲の状況を把握する能力)を有していない。コウモリ型怪人にしては珍しく音波を発する能力がなく、手に爪を装着しているという特徴はオニコニクテリスの特徴を忠実に準えている。
第4話ではバス運転手型ヒューマギア・バースがデイブレイクタウンの見学ツアー中にマギア化させられたことで発生し、バルカン及びバルキリーと交戦するも撤退。その後デイブレイクタウン内でゼロワンを襲撃、空中から一方的に攻撃を仕掛けるもゼロワンフライングファルコンによって防戦に追い込まれ再度撤退する。しかしバルカンパンチングコングと鉢合わせしてしまい、近くにいたバスガイド型ヒューマギアのアンナをトリロバイトマギアにするもバルカンのパワーパンチングブラストにより破壊された。
第6話ではタクシー運転手型ヒューマギアをベースとした別個体が登場。或人からフライングファルコンプログライズキーを奪取した後ゼロワンおよびバレットと交戦しするが、ゼロワンバイティングシャークによって破壊された。
身長:228.6cm
体重:162kg
特色/力:貝類の絶滅種/重装甲/ドリル
契約者:森筆ジーペン(演:徳門浩太郎)(第5話)/弁護士ビンゴ(演:南圭介)(第21話)
分類:ウミニナ型マギア
登場回:第5話/第21話
第三紀に生息していたウミニナという貝の一種である腹足類の絶滅種「ビカリア」のデータイメージを持つビカリアゼツメライズキーによって発生したマギア。頭部と両前腕に装備された強固なドリル「ドリルスネイラー」が武器。
元は『パフューマン剣』を連載中の人気漫画家・石墨超一郎のアシスタントを務めていたアシスタントヒューマギア、森筆ジーペン(演:徳門浩太郎)。アシスタントたちに何から何まで頼りっきりの石墨には内心思うところがあり、彼等へのぞんざいな扱いを目の当たりにしたことによる憤りでシンギュラリティに到達していた。買い出しから帰ってきたところを迅によって契約させられ、石墨に自身の意見を言う機会がなきままマギア化してしまった。
初戦では他のアシスタントをトリロバイトマギアに変え3体がかりでゼロワンバイティングシャークを苦戦させるが、駆け付けたバルカンが放ったアタッシュショットガンの銃撃に掠り、形勢不利と見て撤退。後日石墨邸に侵入してゼロワンとの再戦に突入し倉庫へと誘導させられる。バレットパンチングコングによって両腕のドリルを打ち砕かれ、最後はフレイミングタイガーへとフォームチェンジしたゼロワンに頭部のドリルを焼かれたのちフレイミングインパクトによって破壊された。その後、或人の説得で情熱を取り戻した石墨は考えを改め以前の様に積極的に漫画に取り組むようになった、
その後復元されたジーペンは自らアイデアを出すなどの成長を見せており、石墨は漫画家としてデビューさせようと考えていた。ZAIAによる飛電インテリジェンス買収後に機能を停止してしまい石墨によって飛電製作所に持ち込まれて或人の手で再起動するも、ゼアと接続できなくなった事で困惑を隠せずにいた。飛電製作所に現れた迅によって見知らぬところに連れていかれ、滅の接触で迅の注意が逸れた矢先に街中を徘徊しだした最中A.I.M.S.の襲撃を受けるが、駆け付けた或人の説得によりシンギュラリティに目覚め、自分の漫画を描くことを決意した。
21話では弁護士ヒューマギア、弁護士ビンゴ(演:南圭介)が素体となる。相手の会話や素振りから高確率で嘘を見抜く能力を持っている。お仕事五番勝負の第3回戦の相手として選ばれるも、或人は当初人生を左右するこの勝負には難色を示していた。
相手は結婚詐欺による裁判の検事を務める市森検事。捜査情報を信じ、あくまで榊の容疑を信じて疑わない市森に対し、榊がその時(腹筋崩壊太郎の)お笑いライブを見ていた事実を提示して無実を主張するビンゴ。
裁判所から戻ったときにダイナマイティングライオンレイダーに襲われるが、ゼロワンとバルカンによって撃退。しかしそこには市森のザイアスペックが発見され、真偽を問いただすが、市森はそのザイアスペックは紛れもなく自分のものだが現場に入っていないと主張、ビンゴの認証でも嘘をついている素振りは見られなかった。しかし市森を疑ったビンゴに対し、垓がヒューマギアは危険とゼツメライズキーを装着させ、ビカリアマギアにされてしまう。フレイミングタイガーのデータをジャックしたサウザーに破壊されてしまった。改めて新個体として再登場し弁護に望むビンゴは不破が真犯人を探す間、なんとか間を持たせ、審議中に不破によって真犯人である鳴沢が引きずり出され、無事無罪を勝ち取った。
身長:192.9cm
体重:109.2kg
特色/力:両生類の絶滅種/爆弾
契約者:香菜澤セイネ(演:美山加恋)
分類:カエル型マギア
登場回:第6話
1983年に死に絶えたクイーンズランド州南東部産の両生類絶滅種「イブクロコモリガエル(学名:レオバトラクス・サイラス)」のデータイメージを持つガエルゼツメライズキーによって発生したマギア。完新世の絶滅種がモデルとなったマギアはこれが初となる。大きなカエル型の頭部の下にもう一つの頭部が存在するという『仮面ライダーアマゾン』のガマ獣人を彷彿とさせる珍妙な姿をしているが、これはイブクロコモリガエルが胃の中でオタマジャクシを育てカエルに変態した後体外に出すという特徴的な育児法に由来するもの。戦闘に於いては口腔内から発射する自身の頭部を模した爆弾「コガエルボマー」による爆撃を行うほか、カエルの性質を有するため水中での活動も可能。
元は声優型ヒューマギアとして多澤青次が経営する芸能事務所「メニースワンプ」に所属していた。多澤の意向で声優だった彼の亡き娘・すみれと声も含めて瓜二つの外見に作られており、人工知能特別法違反の対象となっている。
トリロバイトマギアの襲撃を受けヘッドギアを損傷したところに契約を目論んだ迅が現れるが、多澤の「セイネは私の子供なんだ」という発言が迅を動揺させたことでその場では事なきを得た。しかし事務所に戻った後、すみれの意識がフラッシュバックして或人達の目の前で多澤に「娘」として接する現象が起きてしまう。『パフューマン剣』のアニメ映画オーディション最終選考への進出が決定したが、先の現象の影響もあり違反を認めた多澤が返却を決意したことを彼女は知らずにいた。
そしてオーディション当日、演技の途中で再度すみれの意識がフラッシュバック。慌てた多澤がオーディションを中止させようとしたが直後に迅が会場に乗り込みセイネにツメライザーを装着。しかし或人の「子供のためなら死んでも構わない、そう思うのが親だ」という発言に激しく動揺した迅がゼツメライザーを外そうとするが一度行われた契約の解除には至らず、セイネはゼツメライズキーによってマギア化してしまう。仮面ライダー迅フライングファルコンと共にゼロワンと交戦するが、戦闘現場に駆け付けた唯阿が変身したバルキリーライトニングホーネットのサンダーライトニングブラストによって破壊された。
セイネは製造の経緯が非合法だったため復元されることはなかったが、多澤にはすみれおよびセイネの音声を再現した非人間型AIが提供され、新たな一歩を踏み出すのだった。
香菜澤セイネの名前の元ネタは恐らく実在の女性声優である花澤香菜(なぜ花澤氏本人を出演させなかったのか?と疑問に思う人もいると思われるが、馬に蹴られたくなければ余計な詮索はやめておきましょう)。また、演じる美山氏は『キラキラ☆プリキュアアラモード』等で実際に声優としての活動も行っている。
身長:188.1cm
体重:146.8kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/鼻/怪力
契約者:坂本コービー(演:海東健)(第7話) / 119之助(演:島丈明)(第26話)
分類:マンモス型マギア
登場回:第7話 / 第26話
更新世に生息していた哺乳類絶滅種の代表的存在「マンモス」のデータイメージを持つマンモスゼツメライズキーによって発生したマギア。マンモス譲りの怪力を持ち、胸部の鼻型器官「エクスヘイラー」はあらゆる物を吸い込み凄まじい勢いををつけて噴射する事が出来る。マンモスは2019年10月現在は絶滅種ではあるものの、化石に生きた細胞が存在することが発見されており、近縁種であるゾウと掛け合わせたクローンを作る事で復活させるプロジェクトが持ち上がっている。
元は体育教師型ヒューマギアで、麗華中学校でバスケ部顧問を務めている。ここ2年間1度も勝利したことがない部を強くしようとデータに基づいた熱心な指導に精を出しており生徒からの評判は上々だが、熱が入り過ぎるがあまり本来の練習時間を超過する事態を引き起こしており、進学を心配する生徒の保護者達からクレームが入っているという。バスケ部は受験を控えた部員の退部を間近に控えていることから廃部が濃厚となっており、学校側から飛電に対しコービーのリセットが申請されたが、或人の熱意により次の試合に勝利するという条件でリセットを免れる事になった。奮闘むなしく試合に敗れリセットが決定したが、コービーはバスケ部の勝利する瞬間を目にしたいという強い情熱によりシンギュラリティに到達。その直後タイミングを見計らったかのように表れた迅により契約させられマギア化してしまう。
ゼロワンおよびバルカンとの戦闘ではフレイミングタイガーの火炎放射をエクスヘイラーで吸収しお返しする芸当を見せたが、バルキリーから渡されたプログライズキーでフリージングベアーにフォームチェンジしたゼロワンのフリージングインパクトによって破壊され、氷河期に生きたマンモスを模した怪人が冷気を操るフォームに倒されるという皮肉な結末を迎えた。その後バスケ部は新入部員を迎えた事で廃部を免れ、復元されたコービーとともに再出発する事となった。
一方、マンモスマギアが破壊された際に残されたマンモスゼツメライズキーは迅に先んじて唯阿が回収しており、第9話にてイズによる解析が行われマンモスプログライズキーが開発された。
お仕事五番勝負の4戦目は消防士対決。模擬訓練で救出できた人数で勝敗を決める対決だったが、突如現れたスカウティングパンダレイダーの襲撃で本物の火災救助に変更となったが、その際に心肺停止した被害者を早々に諦めて生存している被害者を先に救助しようとしたため対戦相手の穂村より「救える命を救えない奴は消防士失格だ」と強い叱責を受けてシンギュラリティに到達。垓の命を受けた唯阿によってゼツメライザーを取り付けられてマンモスマギアになってしまった。垓はここぞとばかりにTVカメラに向けて「ヒューマギアは危険な存在」と喧伝。
何とかゼロワンメタルクラスタホッパーによって元に戻り、或人からは「命に対する理解が足りなかった」と注意を受けるが、同時に「それはオレも同じだ」「オレたち、穂村隊長にラーニングさせてもらったな」とフォローを受ける。しかしまだ訓練での救出対象だった福添、山下、シェスタが取り残されており、彼らの救出を勝負の対象とするという垓の提案によって勝負が再開された。火災現場に再突入した119之助と穂村、そして我々も行くべきと提言するも社長命令で動けない唯阿と彼女を強引に連れ出した不破の4名は瓦礫によって侵入経路なしという絶望的な状況を目の当たりにする。それでも突入しようとする119之助に対し、苦渋の決断で撤退を指示する穂村。しかし119之助は「救える命を諦めるのは消防士失格」「ヒューマギアに命はありません」と燃え盛る炎の中、大きな瓦礫を持ち上げて通路を開き炎に焼かれながら機能を停止した。結局の所福添たちを救出したのは穂村となり、お仕事五番勝負の結果はZAIAの勝ち…となるところだったが、ここで穂村が「119之助がいなかったら救助はなし得なかった」と飛電の勝利を申告。勝負に介入したレイダーの正体がZAIAの社員だった事実が不破によって告げられ、有耶無耶のままこの勝負は飛電の勝利を渋々ながら垓が受け入れる形となった。
燃え残った素体は或人によって直々に回収された。このときの素体はまだ高温を保っており、或人が触れたときに肌が焼ける音が聞こえた。
ドードーゼツメライズキーによって発生したマギア。詳細は以下の記事を参照。
第28話ではラッパーヒューマギア・MCチェケラ(演:副島淳)が変身する。お仕事五番勝負の最終戦はデイブレイクタウンの再開発をかけた演説対決。対戦相手は政治家・由藤政光。しかしヒューマギアには政治家や演説に特化したヒューマギアを開発していない(そもそもヒューマギアが政治家にはなれなかった)ため、代案としてフリースタイルによって盛り上げていこうと提案された。
当初こそ成果を出し、演説に居た由藤側の聴者のなかにZAIAの社員が紛れていたことから関与していた政治家の汚職を疑い、事実その汚職をネタにテレビで討論会でも攻勢に立つも、由藤はアリバイを提示し潔白を主張。劣勢になっていくうちに徐々にチェケラは激昂。とうとう人類の廃絶まで主張しだし、垓の挑発でゼツメライザーを自ら装着。変身した姿は初期型のもの。ドードーマギアを止めようと或人も変身するものの、垓の喧伝とZAIAのサクラによる扇動も混じり思うように動けないまま、ファイティングジャッカルレイダーによって倒されてしまった。そしてこれが決定打となりデイブレイクタウン再開発計画は否決。お仕事五番勝負は2勝3敗で飛電インテリジェンスの敗北が決定。TOBを受け入れることとなる。
余談となるがMCチェケラを演じた副島の父はかつて仮面ライダーを始めとした特撮作品に出演していた俳優、ウィリー・ドーシーであることが判明しており、親子に渡って仮面ライダーに出演した俳優ということになる。
身長:212.8cm
体重:138.9kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/角/怪力
契約者:松田エンジ(演:崎本大海)
分類:アルシノイテリウム型マギア
登場回:第11話
始新世から漸新世にかけて生息していた、「重脚類」というグループに属する哺乳類の絶滅種「アルシノイテリウム」のデータイメージを持つアルシノゼツメライズキーによって発生したマギア。超硬質の二本の角「Vホーン」や突進力を駆使して戦う。元となったアルシノイテリウムはサイに似た姿をしているが、あくまでも収斂進化によるものであり系統上の繋がりはない。
元は飛電初の俳優型ヒューマギア。ハリウッドで演技をラーニングしており、飛電が企画したドラマに於いて主人公の新米刑事役として出演する事になる。しかし共演者である大和田からその演技を疑問視されており、アドリブへの対応に失敗したことでダメ出しを食らってしまう。更にこの事が大和田の降板宣言という事態にまで発展してしまい思い悩んでいたところ、楽屋を訪れた滅により契約させられ、撮影現場にてマギア化し暴れ回るが現場に居合わせた唯阿が変身したバルキリーライトニングホーネットによって破壊されると共にキーを回収される。
この事件によりドラマの撮影継続の危機に陥るが、ヒューマギアの可能性信じることにした大和田の意向もあり、復元されたエンジは再開された撮影に参加したが、目の前で大和田が暗殺ちゃんに銃撃されてしまう。大和田は一命をとりとめたが、マギア化していないヒューマギアが人間に対して発砲したこの一件により警察による飛電一斉捜査という最悪の事態へと発展してしまう。
23話でも再登場しなぜか牧師役として登場、24話ではアークマギア・ガエルタイプを破壊し、なお暴走が止まらないメタルクラスタホッパーを止めようとするが、その際にアークの意思に触れ豹変、垓に従うようになってしまった…と思いきやそれは演技で、メタルクラスタホッパーの対処方を探るべくスパイを演じていただけだった。逆上した垓によってゼツメライザーを取り付けられ再びアルシノマギアに変貌、しかしプログライズホッパーブレードによって破壊されることなく元に戻った。
なお、松田エンジを演じた崎本大海は『仮面ライダー鎧武』で角居裕也を演じており、メタながら2回も怪人を演じたことになる。
第17話以降に発生した新型のマギア。アークによるプログラム改変を受けたヒューマギアが、人間の悪意にさらされたことをトリガーに暴走した存在である。ゼツメライザーおよびゼツメライズキーは用いられず、プログラム改変時に仕込まれたデータイメージによってマギア化する。ゼツメライザーがない分、旧式のマギアよりもやや軽量になっている。
後にアップデートによって改善され、アークマギア化する現象は落ち着きを見せている。
クエネオマギアのデータによって発生したアークマギア。作中で最初に確認されたアークマギアであり、ゼロワンによって破壊された。
オニコマギアのデータによって発生したアークマギア。仮面ライダーサウザーに破壊された。
ネオヒタイプのデータによって発生したアークマギア。仮面ライダーサウザーに破壊された。
マンモスタイプのデータによって発生したアークマギア。仮面ライダーサウザーに破壊された。
ガエルタイプのデータによって発生したアークマギア。暴走した仮面ライダーゼロワンメタルクラスタホッパーに破壊された。
身長:個体ごとに異なる
体重:個体ごとに異なる
特色/力:強靭な腕力/破壊力
分類:三葉虫型マギア
登場回:第1話~
ヒューマギアがマギアの有線接続ハッキングによって暴走プログラムを流し込まれ、暴走・変異した下等マギア。『ゼロワン』における戦闘員枠である。対象となるヒューマギアはシンギュラリティ到達の是非を問わないで。基本的に元の仕事に対応した音声を発するのみで意思の疎通はほぼ不可能。
トリロバイトとは無脊椎動物の絶滅種「三葉虫」の事で、頭部を覆うフェイスガードが三葉虫に似ていることからきている。ゼツメライズキーが用いられてないため、当然ながら三葉虫のデータイメージを有しているわけではない。三葉虫は当時の生物種の95%以上が滅び古生代の終焉を齎した地球史上最大最悪の大量絶滅に巻き込まれて姿を消している。
身長:個体ごとに異なる
体重:個体ごとに異なる
特色/力:不明
分類:戦闘用マギア
登場回:令和ザ・ファーストジェネレーション
『令和ザ・ファーストジェネレーション』の歴史改変されたゼロワンの世界にのみ存在が確認されているマギア。改変世界において治安維持組織となっている滅亡迅雷.netの兵士として運用されている。
女性アナウンサー型ヒューマギア。『ゼロワン』正式発表前の2019年7月に公開された令和ライダー告知動画で先行登場していた。本編ではニュース番組でニュースを読み上げたり、飛電インテリジェンスの記者会見に取材として出席するなどしている。名前の由来は恐らく「ヒューマギア+アナウンサー」。『ポケットモンスター』シリーズに同名の人工生命体がいるが、あちらとの関係はない。ちなみにマギアナを演じる島本氏はテレビ朝日所属のアナウンサーである。
演:内野謙太
第3話「ソノ男、寿司職人」のゲストである寿司職人型ヒューマギア。ライズフォンを通じてデータを分析し、客ごとに最適な寿司を判断するため所謂お任せにも対応できる。店主の魚住範雄が腰を痛めて以来跡継ぎを探している「まごころ寿司」に売り込もうと考えた或人によって派遣されるが、魚住から「ロボットに心はない」と突っぱねられてしまう。もし心をインストールできれば認めてもらえるのではないか、と考えて相談を持ち掛ける。或人にまごころ寿司に関する調査をして貰う事になり、その中で魚住の秘儀「天空真心握り」が記録された動画を突き止める。
後日自前で厳選・用意したネタを持参してまごころ寿司を再訪問し、ラーニングした天空真心握りを見事再現してみせた。この技を非効率的としながらも魚住がそれを続けていたのは彼の真心が込められているからだと評価。彼の持論が魚住の心を動かすのだが……その直後悲劇が起きてしまう。
ネオヒマギアの手によってニギローはトリロバイトマギアへと変異してしまったのである。バックアップさえあれば作り直せばいいと割り切っている唯阿が変身した仮面ライダーバルキリーラッシングチーターによって他のトリロバイト共々攻撃の対象にされ、最後はダッシュラッシングブラストで粉砕された。
心を通わせた相手の目の前で暴走し最終的に破壊されてしまったニギローは第3話のロス枠となってしまったが、後にバトンをつなげる事には成功し、考えを軟化させた魚住は復元された新規個体のニギローて迎えいれ一から指導し直すことを決意している。
演:大久保聡美
第4話「バスガイドは見た!アンナ真実」のゲストであるバスガイド型ヒューマギア。バスガイドとしての観光案内業務を忠実にこなす。
見学ツアー参加者の一人である桜井郷が当時飛電社員として勤務していた父である聡がデイブレイクの原因として責められている事を受け、或人が副社長の福添を問い詰めた際に飛電のデータベースにデイブレイクの詳細記録が存在しない事が発覚。バスガイドとして正しい事実を伝えるため、デイブレイクの真相を突き止めることを決意し或人達と共に後日改めてデイブレイクタウンへと向かう。
当時の事故現場である工場跡地で郷が発見した旧型ヒューマギアのメモリーを解析しようとしたが、その直後オニコマギアによってトリロバイトマギアへと変異してしまう。しかしAIに残っていた意識が暴走プログラムに抗い攻撃を中断、旧型ヒューマギアメモリーを解析して映像を投射しデイブレイクの真相と聡の無実を証明した。この行動を受け諫はアンナを破壊するのではなく調査して回収しようとしたが、その直後証拠隠滅を謀った仮面ライダー滅スティングスコーピオンの手にかかり無惨にも消滅してしまった。だが彼女が遺した情報がマスコミにリークされ、デイブレイクの元凶が滅亡迅雷.netである事が世間に知れ渡る事になる。果たして彼女はシンギュラリティの域に達していたのか否か、破壊された今となっては杳として知れない。
演:大後寿々花
第8話「ココからが滅びの始まり」のゲストである国立医電病院勤務の看護師型ヒューマギア。天使のような笑顔で患者の心を癒すだけでなく、目にはX線撮影の機能を備えている。滅亡迅雷.netによって改竄されたギーガーのハッキングにより、人の命を救う立場にあった彼女は笑い声をあげながら人類に仇なすトリロバイトマギアと化してしまい、バルカンによりトリロバイト化した他の医療ヒューマギア共々破壊された。
第8話および第9話「ソノ生命、預かります」のゲストである国立医電病院勤務の外科医ヒューマギア。患者を物体認識するだけで電子カルテの各種情報を瞬時に取得する事が出来る。福添准の命によって他の医療ヒューマギア共々シャットダウンさせられてしまうが、唯阿の頼みを聞いた或人の判断により再起動し、滅との戦闘で重傷を負った諫のオペを担当する。首元にはギーガーによる有線ハッキングの痕跡がありいつ暴走してもおかしくない状態にあったが、患者を救うという医療ヒューマギアの使命感によってそれを乗り越え、無事諫の命を救った。
しかし、その裏では亡のデータを巡る天津垓の陰謀が動いており…
演:辻本耕志
大和田殺人未遂事件を捜査している警察が唯阿からの情報でシャイニングホッパープログライズキー製作中のラボに立ち入ろうとしていた中、社長室に姿を現した旧世代の名探偵ヒューマギア。是之助が片腕として製造したイズのプロトタイプ、いわば兄に相当する存在であり、旧世代の最高傑作とされる。滅亡迅雷.netの存在を突き詰め是之介に報告するなどの活躍を見せていたが、その後眠りにつき、大きな問題が起きた時に新社長とイズを助けるべく再起動するようプログラミングされていた。
イズを同道させての捜査の末にヒューマギア窃盗団を突き止め諫の協力もあって身柄の拘束に成功した後、お祭り会場で祭田ゼット5号を発見しその後を追うもドードーマギア改に遭遇してしまう。合流したゼロワンがシャイニングキーを受け取るが、キーが不完全である事を見抜きブレイキングマンモスで戦うよう指示。結局ゼロワンはイズの指示に従いシャイニングホッパーに変身してドードーと戦うが返り討ちに遭ってしまい、とっさの判断からブレイキングマンモスキーを使用して或人達を撤退させる。
シャイニングホッパーキーの完成のために機能停止を承知の上でセントラルメモリーを捧げようとするイズの身代わりとなり、「或人にはあなたが必要だ」と言い残し眠りにつく。その直前に走馬灯のように現れた是之助の発言からワズの使命を改めて知らされたイズは彼を「兄」として認め、彼の遺志を無駄にしないために完成したシャイニングキーを或人に届けるのだった。
祭田ゼットのうち、唯一滅亡迅雷.netの手に渡らなかったヒューマギア。嘗ての仲間たちを求めて暗殺ヒューマギアとして利用されていることも知らずにひょっとこの面をつけて祭りの会場に出没していた。
ドードーによってヒナにされかけるもゼロワンたちによって助けられ、最終的には無事保護された。
雷電の弟分にあたる宇宙飛行士型ヒューマギアで、ともにゼアの管理を担当する。
雷電と対照的に大人しく、人当たりがよい。
兄貴分の雷電を失ったことに対してはあくまでも機械として割り切っていたが、全てのヒューギアを家族と諭す或人やワズの一件から兄は特別な存在であるという認識を導き出したイズに影響を受け、兄への想いがよみがえりシンギュラリティへと到達。迅の攻撃で損傷したイズを修理しようとする或人に多次元プリンターを使うよう助言した。
24話で再び登場し、最強匠親方とともに滅亡迅雷.netのアジトへ潜入し、飛電メタルとメタルクラスタホッパープログライズキーの情報を回収、イズへと送信した。
花屋型ヒューマギアで、気温や湿度を分析して花を科学的に育てたり、顧客の好みや花言葉を解析し接客する事が出来る。ZAIAエンタープライズとのお仕事五番勝負の第一試合である生け花勝における飛電代表として選出された。対戦相手は全日本いけばな競技会優勝者である華道の家元・立花蓮太郎。
生け花に関する知識をラーニングして臨んだ蓮太郎との勝負に敗れるも、蓮太郎の不正を見抜いたサクヨは「貴方の作品は醜い。貴方に華道の家元を名乗る資格はない」と彼を非難し八つ当たり気味に突き飛ばされてしまう。このことがトリガーとなり、アークの意思を受信してアークマギア・オニコタイプへと変貌して蓮太郎に襲い掛かる。ゼロワンが暴走を食い止めようとするも、そこに現れた天津垓が変身した仮面ライダーサウザーによって破壊された。
後に修復・再起動されたサクヨの視覚データから蓮太郎の不正が発覚し、その真相を知った外から勝負のやり直しが提案されることになる。
ファッファローレイダーとなった蓮太郎はサウザーに倒されるが、彼に華道は同じ立花流からラーニングしたと告げ、改めて対戦を行うも蓮太郎に敗れてしまった。しかしお互いに生けた花を称え合い、満面の笑みで決着を迎えた。
演:中﨑絵梨奈
住宅販売員型ヒューマギア。不動産のビッグデータと照らし合わせ、顧客のニーズに合った物件を選定し販売を行う。ZAIAエンタープライズのお仕事五番勝負の第二回戦の相手として選定された。対戦相手は大手不動産会社の営業マン、新屋敷達己。
顧客のニーズに合わせた堅実なセールスを行うスマイルに対し、今後の物件の値上がり情報などを元に手荒にセールスを稼ぐ新屋敷とは若干不利ながらも抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返すが、新たなレイダーによる襲撃によってスマイルの売上が落ち込んでしまう。破壊された物件は最強匠親方の手によって修復され何とか売上を取り戻しつつあったが、今度は新屋敷による直接的な嫌がらせを受けアークマギア・ネオヒタイプへと変貌、或人はゼロワンとなって阻止に回るが最終的にサウザーに破壊されてしまった。
そんな中、資産家・大城による大口の依頼がやってきた。予算は5億円。ここで売り上げを取れれば逆転勝利のチャンスだったのだが、大きな豪邸を勧める新屋敷に対し、スマイルは2900万円の小さな一軒家を提示。或人からも「売り上げも意識してくれないかな」と説得されるが、あくまで「相手が笑顔になる物件」を勧めるスマイルの熱意に打たれ、或人もスマイルの提案を承認。結果として大城はスマイルの物件を選んだが、最終的な売り上げで追い抜くことができず第二回戦も敗れてしまう。
イズの考えたダジャレ「スマイルで、住まい売る」はそのままキャッチコピーになっている。
演:長江英和
大工ヒューマギア。斎藤工ではない。建築会社や公務員向けに飛電インテリジェンスが派遣している。スプラッシングホエールレイダーによって破壊された物件を修復して住田スマイルの支援を行っているが、大城からの依頼を受けスマイルが選んだ物件を修復しようとしたところに新屋敷が喧嘩を仕掛け、アークマギア・マンモスタイプに変貌、新屋敷がスプラッシングホエールレイダーになって戦っているところを不破に発見され乱戦となるも、再び現れたサウザーによって破壊されてしまった。
期限の限られた重要物件を破壊された上、親方まで破壊されてしまうが、或人の提案で一気に5体の親方が揃い、物件を修復した。さながら戦隊ヒーローの様相。
24話でも再登場し、宇宙野郎昴とともに滅亡迅雷.netのアジトに潜入。ドリルで壁を破壊した。
演:馬場良馬
結婚相談ヒューマギア。相手の素振りや性格から相手にぴったり合う相手を選ぶことのできる能力を持っている。相談相手は前話で結婚詐欺裁判の原告だったが、その後に婚約を解消した海老井千春。弁護士ビンゴの活躍に惚れ込み、ヒューマギアを相手とした結婚を求めているとのこと。マッチは千春の性格からマッチした相手としてよりにもよって天津垓を紹介するが、さらにズバズバと性格を分析するマッチに対し垓は激怒。その横で唯阿は笑いをこらえていた。
そんな中、ストーミングペンギンレイダーに襲撃を受け、バルキリーが応戦。或人もイズの制止を振り切りメタルクラスタホッパーに変身して応戦するが暴走、その隙をついてレイダーには逃げられてしまう。
そして千春の幼馴染である二階堂輝男が社長室へ乗り込み、マッチが千春を洗脳しているとクレーム、しかしその素振りからマッチはストーミングペンギンレイダーの正体が二階堂だと推測。そしてなおもヒューマギアとの結婚を求める千春に対し、エンジを牧師役に配し結婚式のリハーサルを行う。完全にマッチに惚れ込んだ千春に対し、マッチは突如イズから教わった放送禁止用語を交えた罵詈雑言を投げつけ、千春の怒りを買ってしまいアークマギア・ガエルタイプへ変貌。メタルクラスタホッパーによって破壊され、再構築される。
なお、このときの暴走はあえて狙ったもので、千春と二階堂との相性がかなりいいことを看破し、二人を結びつけるために行った演技だと後に述懐。よく見るとメタルクラスタホッパーに破壊される際に、ストーミングペンギンレイダーとなった二階堂をかばっている。ただ、アークからの悪意が想像以上でアークマギアになってしまったのは想定外だったとのこと。結果として千春と二階堂は結ばれ、その様子をひっそりと喜んでいた。全然ひっそりじゃない
演:坂本文子
結婚相談ヒューマギア。福添副社長のマッチ相手を検索していたがヒットしなかった。
ヒューマギアの開発・製造を担当している旧型ヒューマギア。何かをひらめくと頭頂部繋げられた電球が光る。
イズが衛星ゼアに接続できなくなったことで、その調査と対策のために呼び出された。
原因が社長室のラボに仕掛けられたジャマーが原因であることがわかった他、やってきた不破から滅が脱走したとの連絡を受けたことからその犯人が脱走した滅ではないかと分析、本来父親型ヒューマギアとして滅の原型となるヒューマギアを作ったことを告白する。
そして12年前に起こったデイブレイクの真相を語り、その際にアークによって選ばれた高性能な4体のヒューマギアが滅亡迅雷.netとしてハッキングしたのだと語った。
…しかしこのボットの一連の行動は実は復活した迅によって操られていたことが判明。自我を取り戻したあとは何が何だか分からない顔をしていた。
36話で再登場し、或人の提案から友達型AI「アイちゃん(CV:M・A・O)」を開発。不破の悩みに対して一助をもたらした。なお、このときの素体は新型のものになっている。
ファッションモデルヒューマギア。「インスタIN蔦」のフォロー数50万超えの、人気ファッション誌の専属を務めるほどの人気を持つ。ファッションモデルとしてその衣装が最も映えるポージングを選択し、行動できる。すでにシンギュラリティには達しており、モデルとしてのプライドも高い。モデルとしてだけでなく、ヒューマギアであることへの誇りも持っており、ファッション誌の掲載時にヘッドギアを偽装して隠すこともしようとしていない。普段からフェイスローラを所持しておりケアも欠かさない。ヒューマギアなのに
ボディはモデルとしての活動中にZAIAによる強制停止と回収をされてしまい、イベントキャスティング会社社長・古澤(演:福澤重文)の依頼で東京ファッションコレクションへの出演を求められた。ZAIAの妨害は懸念されたが、ファッションショーでのヒューマギアの出演は飛電にとっても有益である点が大きく、ヒューマギアプログライズキーで転身。襲撃してきた唯阿に「人間のくせに命令がないと何もできないの!?」と啖呵を切った。これが操られた不破の中の亡に波紋をもたらし、シンギュラリティ到達のきっかけを生んだ。
ファッションショー本番でZAIAの妨害が入り、足を負傷してしまう。モデルとしての出演が絶望視されたが、「ランウェイを歩きたい」という出るもの強い希望と亡の「ヒューマギアの夢を叶えたい」というメッセージを受け取ったイズが代理でモデル出演し、その情報をデルモに伝送。代行とはいえ、モデルとしての本懐を遂げられたことを何より喜んだ。
余談となるが今回のファッションショーのステージは2020年2月29日に開催された「東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER」の会場をそのまま使っている。また或人役の高橋文哉やイズ役の鶴嶋乃愛は過去に東京ガールズコレクションの出演歴がある。
演:佳久創
テニスコーチ型ヒューマギア。目標設定に合わせた練習メニューを作成し、マンツーマンでコーチする。かなり熱血で暑苦しい性格である。
不法投棄されていたところを或人たちに発見されており、再起動して現状を伝えられたときには動揺していた。元々は中学生の梅ヶ丘圭太(演:角井楓真)のコーチングを母親が契約していたもので、圭太も当初は「起動停止して一応持ち帰ったが、視線が怖いと彼女に言われた」と説明していたが、あとになって特訓を拒否、先の説明が嘘であったことが圭太より釈明され、返却を申し出た。グランドスラムを目指すという期待が重荷になっていたようで、最終的にこの関係は解消。スポーツ選手としてトップを狙うという夢を打ち出したが、ヒューマギアがスポーツ選手にはなれないという事実に打ちひしがれるも、圭太よりキッズテニスのコーチ募集のチラシを渡された。
圭太自身はラブチャンのことを嫌っていたわけではなく、夢が重荷になってしまっていただけである。
演:伊東有希菜
農業管理ヒューマギア。AIで制御された野菜工場で働き、野菜に対し常に最適な環境で育成することが可能。
「畑山ベジタブルファクトリー」で働いていたが、ZAIAのヒューマギア全回収によって農業運営が困難になっていたため、飛電製作所で契約を再開。「ミドリさまさま」と言われるくらいには重要な役割を果たしていたが、突如現れた滅によって誘拐、ヒューマギア・雷(宇宙野郎雷電)のプログライズキーとの交換条件を突きつけられる。或人は一度は拒否するもマギアによって農場が攻撃され、依頼主である畑山(演:山城秀之)も負傷してしまう。悩んだ結果その条件を承諾し、ミドリは開放された…と思いきやすぐさま背中を突かれ破壊されてしまった。
ミドリ不在となった状態で農場の運営もままならなくなり、窮した畑山の息子・耕一(演:福地展成)がザイアスペックに手を出すなどの対策を取って亡の復活に端を発する暴走をしてしまうなどトラブルがあったものの、第35話でミドリは復元。再び元の農場を取り戻した。
演:上村依子
占い師ヒューマギア。飛電インテリジェンス周辺の東品川で活動しており、女性に人気の高かったヒューマギア。
何かしらの悩みを持ち占い師の行列に並んでいた不破(ただし本人はごまかして立ち去った)を憚った或人から替わりに占ってもらうために転身。が、納得できる回答を得られずに終わってしまう。顧客の守秘義務は徹底しているようで、或人から不破が何を占ってもらったのかを尋ねても「お口チャック」と答えなかった。
『令和ザ・ファーストジェネレーション』に登場する、12年前是之助の社長秘書を務めていたヒューマギア。ヒューマギアが笑顔になれる世界を夢見ており其雄に協力していたが、その裏では衛星アークの意志に強い影響を受けていたこともあり人間への強い疑問が芽生えていた。
タイムジャッカー・フィーニスから後日引き起こされるデイブレイクを知らされ、それを止める為の力として彼女からブランクウォッチを渡される。拡大解釈の肥大によりアークの意思のままに人類を排除すべきという考えに至ったウィルは、ブランクウォッチが変化したアナザーウォッチを用いてアナザーゼロワンへと変貌し、アークを打ち上げを開始するとともに是之助を抹殺。アークを破壊しようとした1型の作戦を阻止して打ち上げを完遂させ、ヒューマギア達に人類への敵対心を植え付けることに成功。飛電インテリジェンス、ひいては日本全国を制圧してしまい本来ならば12年後に或人が就くはずだった飛電社長の座に君臨してしまう。
以降改竄されたゼロワンの世界ではウィルが行った独立宣言の元ヒューマギアの侵略によって地球全土の約9割が彼等の支配下に置かれ、絶滅危惧種となった人類の生き残りは地下シェルターなどに潜伏しつつレジスタンス活動を行い必死に抵抗していた。
怪人態のアナザーゼロワンに関してはアナザーライダーの記事を参照。
演:なかやまきんに君
東映特撮Youtubeチャンネルで限定公開されたスピンオフ「奇跡の転身!?アルトVS.腹筋崩壊太郎 宿命のギャグバトル!」に登場。
ZAIAとのお仕事五番勝負に敗れ、事後整理としてヒューマギアプログライズキーを回収する或人とイズ。しかしプログライズキーの回収が終わっていないヒューマギアが一人いた。そう、腹筋崩壊太郎である。
お笑い芸人型ヒューマギアとして或人のギャグを認めるまでプログライズキーを渡せないと主張。お笑い3本勝負で決着をつけようとする。なお、審査員はかねてから「笑いなど必要ない」と主張し続けていた不破諫。あと腹筋崩壊太郎とジムが同じだったから
結局の所、不破が笑いをこらえて意地でも或人のギャグを認めようとしなかったため、或人の2戦連続ストレート負け。ところがその際に見せた或人のツッコミが冴え渡るのを目の当たりにして、ツッコミのセンスを認めてプログライズキーを或人に渡した。ところがそのプログライズキーを見た不破が「これで変身できるのか?」といつものようにキーをこじ開けショットライザーを使用し発動。弾丸はブランクのヒューマギアに当たり、衣装が赤い以外は腹筋崩壊太郎と瓜二つの新たな個体が誕生してしまった。もうこれどうするんだよ
なお、この時起きた現象は「転身」というようで、第30話以降に関わる要素のようだが…?
演:メドウズ舞良
掲示板
472 ななしのよっしん
2024/02/03(土) 15:19:33 ID: Eq+a/viAWz
現実がゼロワンに追いついてきて変な笑いが出る
飛電或人とか天津垓みたいな詭弁垂れ流すゴミが現実にもわんさかいてある意味未来予知してたんだなって……
褒めては無い
473 ななしのよっしん
2024/02/08(木) 18:27:53 ID: OMX3Fg58jQ
仮面ライダー555パラダイス・リゲインドを見ていたら何故か555の世界にもヒューマギア進出してて草
あっちの世界ではゼロワンの世界では感じられてる実在人物(故人)を堂々とコピーしてたけどw
474 ななしのよっしん
2024/05/25(土) 21:07:45 ID: sTvvKwaugn
曲がりなりにもヒューマギアの自由とか1年通して色々描いてたのに結局キャラクター復活の為の便利設定になってんのほんと草
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/30(土) 20:00
最終更新:2024/11/30(土) 20:00
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