ファイエルとは
以下は1について記述。
Feuerは「火気」「火器」を意味し、軍事用語としては発射の号令に使われる。英語の「Fire」と同じ単語と考えてよい。
発音記号は[ˈfɔʏər]なので、カタカナで表わせば「フォイアー」が近い。しかし某ガイエは、何故か自著においてこの単語を「ファイエル」と表記してしまった。末尾の「er」を「エル」と発音するものだと考えてしまった、と思われる。又、古典発音では「フォイエル」のようにしたらしいので、こちらを取れば「ファイエル」もおかしいとまでは言えない。
元々、外国語の発音をカタカナ表記で正確に表わすのは難しく、一般的には絶対的な正解はないと考えられる。しかし、幾らなんでもちょっとアレじゃないかと、一部では今でも語り継がれている。
以下に概ね適当なものと、そうでないものを比較のために例示する。ドイツの軍人風という点では両者は共通しているが、ドイツ軍人に対する執念の違いが大きく表れているので、注意して読んで欲しい。尚、これを読んで何らかの作品を想像するかもしれないが、記事主が適当に書いた文なので、あまり気にしないで欲しい。
「大尉、連中は勝った気ですぜ」
「よし、奴らに戦車戦を教育してやるぞ。情け無用フォイアー!」
「バイエルライン艦隊が、右翼に攻勢を仕掛けてきます」
「青二才に、用兵のなんたるかを教えてやるとしよう。ファイエル!」
もちろん、これは瑣末な話である。某ガイエが勘違いしたとしても、作品自体のおもしろさが損なわれるわけではない。
ただ考えて欲しい。例えば、シリアスな小説において「犯人は、ルノー・メガーヌに乗っていました」と書くべきところを、「犯人は、ルノー・メガネに乗っていました」と書いたのでは、全体の文章が良かったとしても後者はやはり気になる。
あるいは、君が大規模テロで頑張った人を描いた映画を見たとして、本来なら「救急救命士だ」と訳すところを「看護師だ」と訳されていたらどうだろうか。あるいは災害パニック映画で、「巡査部長」が「軍曹」と訳されていたら。「ビニー・シュトゥルマン巡査」が「ビニー・シュトゥルマン警官」だったら。「アッシェンバッハ高級中隊指揮官(又は親衛隊大尉)」が「アッシェンバッハ大佐」となっていたら。
そこだけが妙に気になるだろう。奥歯にチシャの葉が挟まったように。つまりそういうことなのだ。
ガイエは作曲家であり演奏家だった。作家であり翻訳家だった。故に、気になる人がいるのである。翻訳とは違うけど。
その前提にたって検証を行った人々もいた。彼らの意見を纏めるとこうである。
これは一説に過ぎず、歴史的検証を十分に経たとは、現時点では十分に言えない。
尚、同様の事は21世紀の日本でもあった。例えば「既出」は本来は「きしゅつ」と読むが、一部では故意に「がいしゅつ」と読むことが流行し、さらにTBSの安東弘樹アナウンサーが放送で「がいしゅつ」と読んでしまったことがある。言語は常に変動しているので、Feuerを「ファイエル」と発音することは、既出を「がいしゅつ」と読むのと同程度に起こりうることなのかもしれない。
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最終更新:2025/12/11(木) 12:00
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