『ファイナルファンタジーXII』(FINAL FANTASY XII) とは、スクウェア・エニックスが2006年3月16日にプレイステーション2向けに発売したRPGである。 略称はFF12、FFXII。
『ファイナルファンタジータクティクス』シリーズや『ベイグラントストーリー』を手がけた松野泰己による作品(ただし本作の開発途中でスクエニを退社している)であり、『FFT』シリーズ・『ベイグラント』と同様、架空の世界「イヴァリース」を舞台としている。『FFT』の時代から約1200年前のイヴァリースの世界である。
システムの面では『FFXI』を踏襲しており、360度フル3Dフィールドを実現している。またフィールドと戦闘が一体化したアクティブディメンションバトル (ADB)、ガンビットシステムが新たに採用された。
2007年8月9日にはゾディアックジョブシステムが追加されたインターナショナル版が発売された(後述)。
戦闘システムは、従来の『FF』のようにエンカウント方式にコマンド入力でのターン制・ATBシステムではなく、フィールド上を常にモンスターが歩き回るシームレスバトル方式となり、仲間にあらかじめ行動をプログラムしておくガンビット制を採用した。コマンドで直接指示も出せる。
魔法を使用するのにも、武器などを装備するのにもライセンス習得が必要。
また、やりこみ要素が多いので完全攻略に時間が掛かることなどから、どちらかと言えば大衆向けゲームではなくマニア向け志向のゲームである。 序盤から本編とは全く関係の無い寄り道をすることも出来、ムチャをすると序盤から強力な装備を入手できるというところも特徴か。
召喚獣はこれまでのラスボスが元ネタとなっているものと、『FFT』のルカヴィが登場している。「ハントカタログ」にはそれらとオキューリアの関係など細かな部分が書かれている。
従来の『FF』とは雰囲気の違ったシステム・ストーリー・音楽から評価は賛否両論である。
まだ魔法があたりまえのように存在し、天かける飛行艇が大空を埋めていた時代の物語 ─────。
来るべき戦乱に備え、強大なアルケイディア帝国は、その周辺諸国に進行し、次々と支配下においていた。それは物語の舞台となる小国ダルマスカも同じであった。
アルケイディア進駐軍の新たな執政官が王都ラバナスタに到着した。ダウンタウンに住む若者ヴァンにとっては、唯一の肉親であった兄の命を奪った憎き仇ともいえる存在である。ヴァンは、一泡吹かせようと、新執政官のいる居城へと侵入をはかった。お宝のひとつでも盗んでやろうという魂胆であった。
ところが、そこでヴァンは思わぬ事件と遭遇することになる。アルケイディア帝国に反旗を翻す、ダルマスカ王国軍のレジスタンスが攻めてきたのである。大混乱となっら城内でヴァンは我が目を疑った。行方不明とされてきたダルマスカ王国の王位継承者、一の生き残りである王女アーシェの姿をレジスタンスの中につけたのであった ─────。
ヴァンとアーシェ、ヴァンの友人パンネロ、空賊バルフレアとその相棒フラン、して、ダルマスカ王国将軍でありながら、ダルマスカ国王を殺害したバッシュ。多くの登場人物の出会いと冒険を軸に、アルケイディア帝国侵攻の裏に隠された謎をめぐるストーリーがイヴァリースを舞台に繰り広げられる。
前述の通り、2007年には『ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム』が発売された。略称はFF12IZJSなど。
単にボイスが英語になっただけではなく、様々な変更点・追加要素がある。そのためインターナショナル版のアルティマニアが発売されている。
■ゾディアックジョブシステム
オリジナル版では1種類であったライセンスボードを12個に分け、役割分担をさせようというシステム。
12種類のジョブがあり、それぞれ習得できるライセンスが異なる。
FFTなどのようにジョブチェンジをすることは出来ない。また、聞きなれない名前のジョブも多い。
以下はそのジョブの一覧。
■トライアルモード
本編のセーブデータを使いひたすら敵と戦っていくモード。
敵を全滅、または特定の敵を倒すとステージクリアとなり全100ステージを突破すればクリアとなる。
無事クリアすることができると弱くてニューゲームに挑戦することができる。
あのヤズマットやゾディアークも登場するほか、ラストステージにはジャッジマスター軍団が登場。
■強くてニューゲーム
本編をクリアすると開始できる。
全キャラクターがLv90で開始する。レベル・アイテムの引継ぎはない。強ニューと呼ばれる。
■弱くてニューゲーム
トライアルモードをクリアすると開始できる。
一切経験値が入らない。弱ニューと呼ばれる。
■四倍速モード
L1ボタンを押すことで移動や戦闘を四倍速で行うことができるシステム。
町中の移動、雑魚戦などで便利。
音楽・セリフなどの速さは変わらないので安心。もう一度L1ボタンを押すことで解除できる。
■その他
モブ討伐など本編とは関係の無いやりこみ要素が多く、極端に強い隠しボスも多数存在するため、やり込みプレイ動画などが多い。
また、主人公ヴァンの滑舌の悪さから「飛び降りろ」が「オイヨイヨ」と聞こえ、それがよくネタにされている。
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最終更新:2025/12/08(月) 18:00
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