『ファイナルファンタジーXV』 (FINAL FANTASY XV)とは、スクウェア・エニックスより発売予定のプレイステーション4用RPGである。
初期発表時のタイトルは『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』 (FINAL FANTASY Versus XIII)
その後、2013年のE3カンファレンスにて初めてFF15として発表された。
概要
"ファブラ ノヴァ クリスタリス"プロジェクトの中核を担う。『FFXIII』と対をなし、続編や外伝ではない正式な『FF』ナンバリングタイトルである。
従来の『FF』ではやらなかった「禁じ手」を使った今までにない『FF』になる予定。
『FF』らしい懐かしさと、新しいものが融合したものを目指して制作中でレベルデザインを重視、
フィールドマップや操作可能な飛空艇の復活など昔の『FF』を最新技術で再現したものとなっている。
また映像はリアルタイムが主体で、プリレンダリングムービーは少なめになる模様。
さらに映像表現の目標は「プレイ部分でもムービーの精度に合わせたグラフィックを実現」すること。
そして今までの『FF』と大きく異なり『キングダム ハーツ』シリーズの様なアクション性の高いRPGになるとのこと。
世界観
- 主人公のいる世界は現代的で外世界と呼ばれる異文化が周りに存在する世界。
- 外世界の中世風の兵士が重火器を使い、逆に現代の世界にいる主人公が剣と魔法を使うという、異質な世界観。
- 主人公の国王が代々クリスタルを守護しており、それを狙い外世界から異文明が攻め込んでくる。
- 新宿やヴェネチアなど、現代がモチーフとなっている舞台も登場する。
- 主人公のいる世界では死神が信仰されている。
ストーリー
- 「絆」をテーマにした、痛みを感じるリアルなキャラクターと物語。
- 愛情よりも友情がメイン。
- 暗く悲しい、悲惨とも言えるストーリーだが、物語全編や登場キャラクターが全部暗いというわけではなく、仲間と話をしたり、同じ時を過ごす日常は楽しい一方、彼らの背負っているものは重いという物語。
- 女っ気のない物語だが、女キャラが居ないわけではなく、ヒロインもいる。
- 2国の間で”クリスタルの平和利用に関する条約”が結ばれることを記念して開かれた祝賀パーティーに、ノクトが次期国王として出席、そこでステラと初めて出会う。
登場キャラクター
- ノクティス・ルシス・チェラム (Noctis Lucis Caelum) 声:鈴木達央
クリスタルを守護する王国の次期国王になるといわれている男性で本作の主人公。
通称ノクト。プライドが高い自信家である反面、照れ屋な性格でもあり
それ故に周囲からは冷たい印象を持たれることが多い。
王位継承者でありながらも自分のその血筋や身分に拘りを持たず親しい者には気さくに接する。
高い身体能力に加え、王族のみが扱える力を秘めている
力を解放すると瞳の色が蒼から赤に変化、武器召喚や瞬間移動が可能に
右手の指輪だけが唯一の装飾品、エトロの光を視る能力がある
- ステラ・ノックス・フルーレ (Stella Nox Fleuret)声:不明
テネブラエ王国の名門「フルーレ家」の令嬢。
育ちが良く、礼儀正しい。真っ直ぐな性格。真面目すぎる訳でもない。
ノクトと同じく「光」を視る能力がある
- プロンプト 声:柿原徹也
ノクトの仲間の1人。明るく陽気な性格。
主人公の仲間の中では、ムードメーカー的な存在。
ノクティスの国では禁じられているはずのショットガンを所持している。
ノクトに最近出来た友人でもある
- グラジオラス 声:安元洋貴
ノクトの仲間の1人。ジャケットを羽織った男性。
性格はノリのいい兄貴分といったところ。
ノクトの幼なじみ
- イグニス 声:宮野真守
ノクトの仲間の1人。長身の眼鏡をかけた落ち着いた雰囲気の青年。
ノクトの幼なじみで絆は固い。
幼少の頃からノクトの軍師的な存在として育てられている。
戦闘システム
- 従来の流れを汲む『FFXIII』のバトルとは方向性が異なり、次世代の『FF』がコンセプト。
- アクション性は『キングダム ハーツ』と同程度で、TPSの要素も加わり臨場感のあるバトルに。
- 平面の移動だけでなく、上下を含めて空間全部を使った広大な空間でのバトル。高低差の非常に激しい場所でのバトルも。
- 複数の武器を出して戦う。それぞれの武器で攻撃方法が異なり、盾としても使用可能。攻撃や防御だけでなく、足止めやトラップのような使用法も。武器はカスタマイズが可能で、序盤で入手したものも後半まで使える。
- 主人公は、剣のある場所(投げた先)への瞬間移動が可能。他の仲間(パーティーメンバー)は、別の武器や能力を持っている。
各キャラクターの使用武器
- ノクティスの使用武器
剣、斧、槍、銃はハンドガン、マシンガン、ライフル、バズーカ、ショットガンなど
様々な武器を扱い扱った時のモーションは全て異なる
- プロンプトの使用武器
ショットガン、ハンドガンなどの銃器銃を使うガンナーで三人称視点での射撃が可能。
照準を自分で定められるエイム操作で、敵の弱点を狙える
建物などに銃撃を行い、誘爆を狙うことも可能
※銃はプロンプト以外が装備すると通常のロックオンになる
- グラディオラスの使用武器
素手で格闘攻撃や、パイルバンカー、大剣で戦う
- イグニスの使用武器
投げナイフや刀などを扱い、補助系攻撃が得意、特に魔法が強力
魔法
- キャラクター毎に効果が異なる
- 仲間は、設定上ノクトがいないと使えない
- ノクトは武器から発生、イグニスは自身の周囲に発生 仲間はレイズ可能
バトル、システム
- バトルはKHスタイル(KHと同程度)TPSの要素、平面、高低差など最大限空間の利用を含めた臨場感のあるバトルになる。
- バトルは基本的にシームレスで3人パーティ制のシームレスバトル。序盤はチュートリアルの意味もあり、メンバーは物語に沿って決まる。途中からバトルメンバーを選べるようになる。ノクトは外せないがキャラクター切り替えあり。
- 流血表現や骨折など、徹底したリアリズムを追求した作品になる。
- 複数の武器を出して戦う(武器召喚)。それぞれの武器で攻撃方法が異なり、盾としても使用可能で攻撃や防御だけでなく足止めやトラップのような使用法もある。
- 武器はカスタマイズが可能で、序盤で入手したものも後半まで使える。
- 主人公は、剣のある場所(投げた先)への瞬間移動が可能で他の仲間(パーティーメンバー)は別の武器や能力を持っている。
- 本来はノクトや仲間を写す、サブ画面などのメニュー類が表示される。
- ジャンプや二段ジャンプなど多彩なアクションも可能。
- 武器の持ち換えはメニューで複数の武器をセットしそれらを自動的に切り換えて戦う。
- セットする武器次第で、自然にコンボ攻撃を行う。
- 連携必殺技はないが、プレイヤーが好きなタイミングで操作キャラを切り換えて連続して攻撃を加えたり出来る 。
- 召喚の要素あり。
- 従来の流れを汲む『FF13』のバトルとは方向性が異なり、次世代のFFがコンセプトで難易度は高めに設定されている。
ワールドマップ、フィールド、街、敵
- ワールドマップがあり、世界は都市だけでなく自然地形があり野を越え山を越えダンジョンに入り召還獣を倒し手に入れるものを目指す。
- 召喚獣は倒して入手。
- 町に関しては照明テストで昼と夜の町並みを確認、現実の町があるというリアルさ。
- 新宿(国)以外にも大国があり途中途中には村があり広大に作られている。
- 見えてる範囲はすべて歩ける、大きなエリアへのチェンジではロードあり。
- フィールドには、朝、昼、夜と時間経過の概念があり、時間によって出現するモンスターが変わる。
- フィールド上にはモンスターも歩いていてウロウロしているものもいれば急に現れるものもいる。
- 敵に関してはどこまで大きな敵が出せるのかをテスト中。
- 新宿の外を出ると荒野、荒野の先はPVにあった水没した場所に続いている。
- アメリカ風のガソリンスタンド、新宿の甲州街道も出てくる。
- ビルの非常階段を利用することも可能。
- オブジェクト破壊有り、敵から戦車や魔導アーマなどを奪って操縦可能。
- 天野喜孝氏の絵画が作中に登場。
乗り物
- 飛空挺、車、チョコボなど様々な乗り物が登場し自由に操作、乗り降りが可能。
インタビューにより判明した要素
- プレイヤーが操作できないカットシーンを完全に排除。
- イベントシーンはプリレンダムービーとプレイヤーが操作可能なリアルタイムの2種類だけになる。
- 自分の知る限りまだどこもやっていない新たなシステムを搭載。詳細は秘密だが、かなり面倒なことをしている。
- 操作できるイベントシーンでは、これまでのゲーム的表現ではなく自然な変化が楽しめる。一概に説明できないが、RPGというよりFPS。
- カットシーンを排除したのは極力プレイが止まらないようにしたかった。
- ハイモデルとローモデルの差は毛髪だけ。ハイとローを区別せず統一したモデルでリアルタイムイベントに特化させることにした。
- 操作できないイベントはハイクオリティープリレンダで展開する。
- 会話のテンポも良く従来FFよりも展開が速いと感じるかも。
- 誤解されているが、『ヴェルサス』は『零式』『KH』とはゲームデザインの方向性が異なる。『ヴェルサス』はドラマ性とバラエティー感があり、様々な要素が状況に応じて変化するバトルが楽しめる。この3本のゲーム性は根本から異なっており目指す方向性もバラバラ。
- ゲーム内でノクトが所持する携帯を使って写真撮影を楽しむことができる。
- ワンハンドで回転するドッジロールのようなアビリティがある。
- 開発状況について:全く新しいチャレンジが多く、チーム人数をコアメンバーに絞ったまま量産体制に入る準備をしている。
- ボイス収録が可能な部分は少しずつ録っているが、今のところ女性キャラのシーンが少なくむさくるしい(笑)
- (ストーリーは渋い?)いえ。ノクトたちは若いし、くだらない話でずっと笑いあっている。4人の会話がリアルな空気になるよう、互いにワイワイとボイスが重なっていることが多い。収録も声優が4人そろって全員で掛け合いながら行っており、4人が素で笑っている雰囲気のところが多い。
- まだ公開できないという最新スクリーンショット3枚についてファミ通記者が解説。
<1枚目>
・とても美しいガラス張りのアーケードとベージュ色の風で統一荒れたイタリアらしき町並み。
・その中央にベヒーモスと、それを見上げるノクト。これがなければ実写と間違っていたかも。
<2枚目>
・首都高っぽいところに佇むノクト。時間は午後。
<3枚目>
・2枚目と同じ場所だが時間は夜。
・ライティングを変えて違う時間帯を表現している。
・道路標識には「目黒」の文字。
・ノクトの車の全体像も確認でき、実在しているかのような存在感。
開発
- 『キングダム ハーツ』のチームが開発を担当。
- 全世界においてPS3独占タイトルで、PS3に特化したプログラムで開発。
- 『FFXIII』で使われたスクウェア・エニックス独自の共通開発エンジン「Crystal Tools」を使用。
- 2008年から本格的な実作業を開始、2009年春からスタッフが増加。
- 『FFXIII』を手伝っていたスタッフが戻ってきているので、これから更に開発が加速。
制作スタッフ
| ディレクター・キャラクターデザイン |
野村哲也 |
FF7・8・10・13、FF7AC、KHシリーズ |
| シナリオ |
野島一成 |
FF7・8・10、FF7AC、KH1・2 |
| プランニングディレクター |
兼森雄一 |
KHシリーズ |
| 中里尚義 |
FF7・8・10 |
| ワールドプランナー |
遠藤剛 |
FF6~9、KHシリーズ |
| イベントプランナー |
秋山淳 |
FF7・12、FFT、KH1 |
| メインプログラマー |
原田弘 |
FF6~8、KH1・2 |
| 安井健太郎 |
FF7・8、KH1・2 |
| グラフィックディレクター |
栢野智博 |
FF7~10、KHシリーズ |
| 神藤辰也 |
FF7~9、KHシリーズ |
| 田中正英 |
FF8・9、KHシリーズ |
| 佐藤修一 |
FF10、KHシリーズ |
| 荒川健 |
FF8・9、KHシリーズ |
| アートディレクター |
長谷川朋広 |
FF8~10、KHシリーズ |
| 大館隆幸 |
FF7、KHシリーズ |
| ムービーディレクター |
野末武志 |
FF9・10・13、FF7AC、KHシリーズ |
| メカニックコンセプトデザイン |
竹谷隆之 |
FF7AC |
| 衣装デザイン |
高原啓(Roen) |
|
| イメージアート |
天野喜孝 |
FFシリーズ |
| コンポーザー |
下村陽子 |
KHシリーズ、聖剣伝説LOM |
| プロデューサー |
橋本真司 |
FFシリーズ、KHシリーズ |
| 北瀬佳範 |
FFシリーズ |
コラボレーション
- ファッションブランド「Roen」とコラボレーション。
- メインキャラクターの衣装を、Roenのクリエイティブディレクター高原啓氏が新規デザイン。
- ゲーム内の衣装デザインの一部もRoenの既存製品から提供。
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関連項目
- ファイナルファンタジー
- ファイナルファンタジーXIII
- ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー
- ファイナルファンタジーの関連項目一覧
外部リンク