ファクシミリ(FAX)とは、電話回線を使い、文章、画像などを送れるサービスである。
ファクシミリの原型は、1843年にイギリス人のアレクサンダー・ベインが発明した。
日本では1960年代以降に普及し、特に1980年代以降は業務に必須のツールとして非常に高い普及率を維持している。
かかってきた電話を取って受話器から機械的なピー音が聞こえてきたらFAX送信で、受話器で受けた場合はFAX受信に切り替える必要がある。
そのため法人、事業所などの電話回線(番号)は転送の手間や回線の専有を防ぐために通話用とFAX専用に2回線以上ある事が多い。
またWindowsなど一般PC用のOSにはFAXの送受信機能が現在も標準で組み込まれている。
90年代には電話機器のデジタル化などに併せて一般家庭にも広く普及していたが、PCや携帯電話が個人にも普及してメールなどの使用率が急増したため家庭用FAX機器の普及率は急速に下がった。
カラー画像の送付も技術的には可能なものの、お互いに対応機種を準備した上で相手側の仕様を把握していないと正しく届かない事や、送信と印刷のコストが高いこと、そもそも業務用の文書であれば白黒で事足りるなどの理由からあまり普及しておらず、もっぱら白黒画像でやり取りされている。
記録と実物が双方に残るため信頼性が高く、電話回線と機器があればリアルタイムで送信でき送信結果もすぐ判り、そしてなにより相手のFAX番号さえ知っていれば誰でも簡単に使えるため、書類のやり取りや発注、受注などの業務用途では現在も重宝されている。
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最終更新:2025/12/06(土) 03:00
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