ファントムガンダムとは、「機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト」の主役モビルスーツである。
正式名称はファントムだが、ニコニコ大百科ではこちらの名称を用いる。
| PHANTOM GUNDAM ファントムガンダム |
|
| 型式番号 | EMS-TC02 |
| 所属 | 木星共和国(サーカス部隊→蛇の足) |
| 全高 | - |
| 重量 | - |
| 搭乗者 | フォント・ボー トレス・マレス |
| 動力 | ミノフスキードライブ |
| 特殊機能 | ファントムライト |
| 武装 |
|
木星のタカ派のガス抜きとして、ユピテル財団が開発を認可した「サウザンド・カスタム(thousand・custom)」。
通称「サーカス」の2番機。
F99「レコードブレイカー」と「アマクサ」の開発データを掛け合わせて製造した惑星間航行用モビルスーツである。
F99で初採用となった小型化ミノフスキードライブを搭載しており、理論上、速度は亜光速にまで達する。
サーカスとは、「千対一」の状況に置かれようが戦闘を行えるような機体。すなわち、「一騎当千」を開発コンセプトにおいた特殊機のことを指す。
宇宙戦国時代。コロニー国家は、地球連邦軍という強大な後ろ盾を得ない程に繁栄していた。 それでも自給可能ギリギリなレベルで保っており、状況を打破し国力を得るために他コロニー国家を侵略し始めた。
宇宙戦国時代にはその様な背景があるために、地球連邦軍と違い、限られた資源で多大な戦果を挙げる事が求められる。 要約すると、量より質に重点をおいた機体がサーカスなのである。
正式名称はファントム。ファントムガンダムという名前は、搭乗者のフォント・ボーが(心の中で)そう呼んでいる、ということに依る。 フォントはメタオタクなので、フェイスがガンダムタイプに見える、という点も含めていると思うが。
つまり、ストライクをストライクガンダムと呼ぶのと同じような物である。あっちはOSだけど。
ファントムにはF99と木星OSの2つの制御系統が存在する。 レコードブレイカーの「バイオコンピュータ」の解析が進んでおらず、さらに木星OSとの相性が悪く、起動自体が不可能な状態にあった。
フォントが作った擬似人格AIの少女「ハロロ」の制御サポートで作動に成功したが、もう一方のバイオコンピュータの起動が不完全であり、未だ完全な起動とはならなかった。
フォントはベルが遊んだ「あやとり」から起動のヒントを得て、配線を繋ぎ立ち上げに成功する。 それは、原初のバイオコンピュータ搭載機「ガンダムF91」の起動に纏わるエピソードでもあった。 (バイオコンピュータ開発者の一人モニカ・アノー博士は、家族との絆であるあやとりを配線に取り入れていた。)
ミノフスキードライブはかなり未発達の技術であり、背部バインダーからミノフスキー粒子の余剰エネルギーを多量に放出する。 この現象は「光の翼」と呼ばれ、パイロットの柔軟な発想で攻撃や防御にも用いられた。(SEED世界のヴォワチュール・リュミエールも同じように光の翼と呼ばれる)
ただし、ファントムの場合は「光の翼」の放出すらも不安定な状態にある。 そのため全身に小型の噴射口を設置し、収束が安定しない粒子もIフィールド発生装置を設置して無理矢理抑え込むという方法を取った。
それが不安定な力のぶつかり合いを助長させることになり、影響を受けた「光の翼」はまるで炎が揺らめく姿の様にも思える。 この状態、あるいは現象を「ファントムライト」と呼ぶ。
ファントムライト発動状態では「Iフィールドの嵐」を全身に纏い、ビーム攻撃を拡散させる。 かつてのクロスボーンガンダムX3の様にビームサーベルを手の平で掴み拡散させる戦い方も見られた。
事実上、ビーム兵器に対して無敵に近い状態を誇る。 また貫通の恐れがあるヴェスバーに関しては、Iフィールドをフルパワーで前方に展開してビームを分散させていた。
しかし、放熱問題が解決しておらず、二段階の強制放熱機能(フェイスオープン)を使用しても放熱し切れない(追いつかない)という欠点が残った。
ミノフスキードライブの展開により機体全体が熱を帯び、結果として全身に負荷をかけてしまい、「15分」でオーバーヒートを起こす。 一発限りの冷却剤を使用してもまた15分の限界時間が待っている。まさに奥の手なのである。
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最終更新:2025/12/22(月) 03:00
最終更新:2025/12/22(月) 02:00
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