ミザエルとは、アニメ「遊戯王ZEXALⅡ」の登場人物である。
ギラグやアリトと同様、異世界「バリアン界」の住人の1人で、黄色いフードを被った男。CVは大河元気。
上述の2人とは異なり、バリアン勢の中ではリーダー格・ドルベに次いで力と権威が高いと思われる。初登場の第74話ではドルベがナンバーズを集めるべく人間界へ侵攻することを考えたときは、その困難さを説く場面もあり、ドルベにもかなり信頼されている参謀的存在。
その後、続く第82話「孤高のバリアン騎士 銀河眼使いミザエル現る」にて本格的に登場。ギラグたちの人間界でのナンバーズ回収が失敗続きで一向に進まない事に業を煮やし、ドルベの意思もあって第3のバリアンの刺客となり、人間界へ赴くのだった。
人間界の姿はルチアーノを彷彿させる長髪に加え高貴に整った顔立ちや、羽根を彷彿させる派手な服装など、貴族的な装いをした少年(青年?)という容姿をしている。そのため、ギラグやアリトと比較しても漂う風格はまるで違う。
しかし一方で、性格は尊大そのものであり、人間界へ降臨する際も無駄にデカいクレーターを作った事といいやたらと他者を見下しては、力を誇示したがる面が見える。また、遊馬とのデュエルの際も、決闘庵に一緒に来ていただけで部外者であるはずの小鳥に対しても容赦なく謎のエネルギー弾を放ち吹き飛ばす、攻撃的な一面も持つ。
おい、デュエルしろよ。
アリトを「単細胞」と呼んだ一件といい、口も悪いようである。
人間界への侵攻にあたり、ドルベに託された携帯用スフィアフィールド発生装置「バリアンズ・スフィア・キューブ」を持ち、バリアン界でしか使用できないとされるカードを人間界でのデュエルでも使用可能にできるようにした。
そんな便利アイテム、ドルベも最初から出してやれよ。
これによってギラグとアリトも本気のデュエルができるようになったが、その彼らに先駆けて遊馬の持つナンバーズを奪うべく颯爽と行動を起こす。
そして決闘庵へ訪れていた遊馬を発見すると、上述のバリアンズ・スフィア・キューブでスフィア・フィールドを展開、遊馬にデュエルを挑んだのだった。「初登場→デュエル」の流れはアリトと一緒のはずなのに、この差は・・・
デュエルでは月や星など、銀河(天体)をテーマとしたドラゴン族デッキを使用。
エースモンスターは『No.107 銀河眼の時空竜』。アストラルさえも存在を知らなかったとされる「オーバーハンドレッド・ナンバーズ」が作中で最初にお披露目となった。
(もっとも、遊戯王ZEXALⅡのOPアニメでNo.107の刻印と共にシルエットのみ出演していた為、視聴者達には「3桁のナンバーを持つナンバーズが存在する」という事だけは知られていたのだが。)
そして銀河眼の時空竜の攻撃で希望皇ホープを戦闘破壊すると共に、遊馬にもダメージを与え心身共に戦闘不能の状態にしてしまう。(WDC編の時とは異なり、ZEXAL状態ではない為生身の体にはダメージが大きいのかもしれない。)
また、「銀河眼」という名前からカイトと彼のエースモンスター『銀河眼の光子竜』とはただならぬ因縁がある事を匂わせており、デュエル続行不能となった遊馬の元へ割って入ってきたもう1人の銀河眼使い・カイトと「真の銀河眼使い」の座をかけて銀河眼同士で壮絶なデュエルを展開する。
そして、カイトが「超銀河眼の光子龍」を召喚すると一時は冷汗をかかされる場面もあったが、それに対抗するようにミザエルも当初のカイトみたいな謎のフォームチェンジを行いさらなる力を発揮。そしてギラグが人々を洗脳する際に使用していたカード「RUM -バリアンズ・フォース-」を発動することで銀河眼の時空竜を「CNo.107 ネオ・ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」へと進化させるが、その強大すぎる力でデュエルの舞台たるスフィア・フィールドを自壊させてしまいミザエルのモンスターが存在できなくなったため、やむなくデュエルは中断される事になる。
82話冒頭でバリアン界の生物をカードに封印して連れてきたモンスターである点も含め、これまでに登場したナンバーズとは根本的に異なるのかもしれないが、現状では詳細は不明。アストラルさえも存在を知らなかった、オーバーハンドレッド・ナンバーズとは一体何者なのか?これについては、ストーリーの進行を待つしかないようだ。
(ちなみに上記のCNo.については、名前の表記が不明である為便宜上、読み仮名のみの表記とさせて頂いた。)
ところで銀河眼使い王座決定戦は、ミザエルにとってナンバーズ回収の使命よりも優先すべき要素なのか。そもそもNO.回収が目的で戦いを挑み、そのまま戦っていれば遊馬におそらく勝っていたのに銀河眼使い対決を優先させるのは使者としてどうだろうか・・・
先に人間界へやってきたギラグやアリトとは異なり、わずか2話にして圧倒的な力と存在感を見せつけていったが、「デュエル中に変身」という要素が早くも話題を呼びはじめている。上述の2人とは違いキャラがキャラなだけに、シリアスなイメージを崩さないでもらいたいとする意見と、変身と共に色々と弾けることを期待した意見などが挙がっているらしい。
(もっとも、カイトのフォトン・チェンジシステムもDr.フェイカーが「異世界の科学技術を基に作り上げた」らしい為、ミザエル達の変身機構こそがフォトン・チェンジのオリジナルである可能性も考えられるが。)
デュエルをしなくても登場していたギラグやアリトと違い83話以降の二ヶ月間、負傷したアリトをバリアン世界に帰したくらいしか出番が無く 'ミ'ザエル・黄色といった事から三沢を連想する視聴者が出始めている。早急な再登場が望まれる。
余談だが、バリアン界の住人達の名前はそれぞれ、北斗七星を構成する星のラテン語名が由来と言われている。
(ドルベ・・・ドゥーベ、ギラグ・・・メラク、アリト・・・アリオト、ミザエル・・・ミザール。他にもフェイカーにナンバーズ回収を命じたとされるバリアンはベクターと仲間から呼ばれており、こちらは「フェクダ」が由来と思われる)
また、CVを担当する大河元気は俳優として活動しており、遊戯王と同じくジャンプの漫画「聖闘士星矢」「テニスの王子様」のミュージカルなどで出演したが、アニメで声優として活動するのは今作が初。他にも舞台「裏切りは僕の名前を知っている」では遊戯王5D'sでプラシドとアポリアの役を演じた俳優・根本正勝と宿敵同士の役で共演を果たしたという奇妙な縁もある。(大河:祗王夕月役、根本:祗王泠呀役)
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最終更新:2025/12/16(火) 13:00
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