ユニオン非認定U.S.ヘビー級王座とは、2012年にユニオンプロレスの福田洋が制定したプロレスタイトルである。
読んで字の通り、彼が所属しているユニオンプロレス(含むDDTプロレスリング)はこの王座を認定していない。
同王座のチャンピオンには、チャンピオンベルトではなく、メダルが授与される。
王座移動は3カウントピンフォールまたはギブアップでのみ移動するが、後述する複雑かつ理不尽なルールが存在する。
初代王者は福田洋。そして2013年現在、同王座の防衛記録を更新中。
この王座が創設されたのは、2012年8月12日に行われた、ユニオンプロレス蕨・レッスル武闘館大会「ユニオン夏祭り2012~ユニオン選手会興行」である。初代王者は福田洋で、対戦相手は大家拳號(真霜拳號)。
試合は4分53秒で福田のリングアウト負けだが、ユニオン非認定U.S.ヘビー級王座のルールに基づき、タイトル移動はなし。
2度目の防衛戦は同年8月25日に行われたスポルティーバ エンターテイメントのスポルティーバアリーナ大会「土プロDX」での対マンモス半田戦。6分44秒、メダル・オブ・デスからの片エビ固めで福田のフォール勝ち。
3度目の防衛戦は同年10月13日のDDTプロレスリング横浜ラジアントホール大会「DDTブルーライト横浜2012」での対高木三四郎戦。立会人は鈴木健.txt。試合は終始、高木が有利に進めてギブアップ、10カウントK.O.、3カウントフォールを奪うも、横浜州ルールという高い壁に阻まれて高木の王座奪取ならず。試合の途中で木曽レフェリーと鈴木健.txtがルールブックを手にした高木にスマックダウンさせられるという一幕もあった。
4度目の防衛戦は2013年1月14日のユニオンプロレス新木場1stRING大会「あけましてユニオン2013」での対葛西純戦。テキサス虎の子ロープ・フィラデルフィアバナナデスマッチと銘打たれた試合は、9分38秒バナナ完食によって葛西が勝利したものの、3カウントフォールかギブアップのみという規定によってタイトル移動はなし(じゃ、なんで三四郎の試合でタイトルは移動しなかったのかは、後述するルールを参照するように)。
そして2012年1月現在、坂口征夫が同王座への挑戦を表明している。
正直、DDTもユニオンも認定していない、福田が勝手に作った王座がなぜ特筆されるのか? それは彼が定めた公式ルールがあまりに複雑怪奇なところにある。基本、タイトル移動は3カウントピンフォールかギブアップのみなのだが、付帯する細かいルールがこれ絶対に王座移動なんかねーだろ!という理不尽さを誇っている。
しかし、これらもみな、かつてのNWAやAWA、WWA、その他諸々といったアメリカのプロレス団体が定めた世界王座やU.S.王座のルールへのオマージュであり、昔からプロレスを観ている人たちは、その細かいネタに「あー、あったわあった、そんな理不尽なルール」と手を叩いて喜んでいるしだい。
なお現在まで、試合で発表されたルールを以下に掲載する。
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最終更新:2025/12/14(日) 00:00
最終更新:2025/12/13(土) 23:00
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