ユージン・セブンスタークとは (ユージンセブンスタークとは) [単語記事]

ユージン・セブンスタークとは、「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」の登場人物である。

声：梅原裕一郎

テメェは座ってろ、概要ってモンはでっかく構えとくもんだろ

かつてCGS参番組（後の鉄華団）の元リーダーだった少年だが、オルガ入隊と共にリーダーの座から追いやられてしまう。身体能力・頭脳の両面において優れているが、トド・ミルコネンの「身の保身のためにクーデリア売ろう」という話に耳を傾けるほど思慮が浅く、どこか神経質な面もあるため仲間からの信頼がイマイチ薄い。
（同僚のノルバ・シノ曰く「いつか禿げる」「中身はてんでおぼっちゃま」）

年少組が懐くオルガには反発心を抱くが、実力を認めており、彼が指揮者代わりに使っているモビルワーカーの操縦士を務めたり、彼の作戦に参加したり、特に危険な作戦である「資源小惑星を使ったスイングバイ（物理）による戦艦の回頭」のためにデブリに打ち込んだワイヤー切り離しを「オルガばっかりに頼ってんじゃねぇ」と自ら進んで行ったりと男気ある行為に走ったりと意外と信頼しているようだ。（作戦後に悪態ついたりするのはご愛嬌）
その後も、オルガが突入部隊を率いて白兵戦に臨む際、強襲艦にして鉄華団の家である「イサリビ」の指揮を任され、相手の艦に肉薄し突入の機会を作るなど、実質的なサブリーダーとしての地位を確立している。

火星での戦闘時は二人乗り用のモビルワーカーにオルガを乗せ戦場を駆け回っていたが、宇宙での戦闘時はスケールアップし先述の強襲艦「イサリビ」の操舵担当となる。
イサリビが阿頼耶識システム対応故という、彼らにとって非常にアドバンテージとなる要素が大きいものの、普通なら危険であるデブリ帯を突っ切ってブルワーズの面々の裏をかく奇襲に成功、ブルワーズの艦の背後を取り組みつくなど、操舵主としての力量をこれでもかと見せつけた。
そして地球低軌道上の戦闘では、本人に負荷のかかる阿頼耶識システムでブルワーズから鹵獲した艦とイサリビを同時に操作するという離れ業を披露し、地球に降下するメンバーの突破口を開いた。負荷により鼻血を噴き出しながらも、なおも格好つけてみせるその姿は立派な男であった。　ユ、ユージーン！！
ガンダムシリーズ歴代操舵主からみてもその活躍の評価は高い方にあたる。

戦闘中に怖気付きながらモビルワーカーを操縦したりするためビビりな一面もあったり、三日月に耳をつねられて「いてぇよ、ちぎれる」と涙目になったり、次回予告で「鉄華団」よりもゴージャスとかジャスティスのようなネーミングがいいとコメディリリーフも務まりそうなキャラクター性も持っている。

鉄華団の面々は例外なくそうだが、女性と触れる機会が殆どなかった。テイワズの組織タービンズと同行することになった際、構成員の殆どが女性で占められていることに喜んで突撃したものの、全員名瀬・タービンのハーレムであるため見事に玉砕している。
なお、タービンズと共に向かった歳星では金さえあれば娯楽は揃っているため、ちょっとオトナになった。

2期では正式に副団長に就任。オルガほどのカリスマ性こそないが、団をとりまとめる役割は変わらず果たしている。オルガが多忙と多くの選択に押しつぶされていく中、実質的に多くの団員の面倒を見る役割を果たしているのはユージンである。が、新入りは鉄と血にまみれた激戦を知らないためか、ユージンの重い言葉もイマイチ響いていないのが実情である。

激動の状況の中、最後まで仲間を信じ、纏め上げた。
鉄華団がオルガに頼れなくなってしまった後は、オルガ用に用意されていた専用獅電を用いて、今まで鉄華団が行えなかった「モビルスーツを用いた指揮戦闘」をこなし、最終的に多くの団員を生存へと導いた。
エピローグではクーデリア・藍那・バーンスタインのボディガード的な立場を務めている。