ヨーヨーリクリエーションとは (ヨーヨーリクリエーションとは) [単語記事]

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ヨーヨーリクリエーション(YoYoRecreation)とは、日本のヨーヨーメーカーである。

概要

2008年活動開始。当初は「44re;creation」表記だったが、「44」を「ヨーヨー」と読めるのは日本だけのため、上記の表記に変更された。

日本初のヨーヨー専門メーカー。
多数の世界チャンピオンを輩出し、ものつくり大国を掲げる日本だが、日本製ヨーヨーは長らく作られてこなかった。これは、大手玩具メーカーのツクダオリジナルやバンダイが、米国ヨーヨーメーカーのOEM販売を中心に展開していたためである。

ヨーヨーの製造には金型が必要だが、金型は非常に高価で、初期コストがかかるリスキーな事業である。
しかし、2000年代後半から、旋盤削り出しのメタルヨーヨーが実用的な性能になり、ヨーヨージャムのプラスティックボディ金属リム機種と評価を逆転させた。
フルメタルであれば金型がなくとも旋盤で作ることができ、少ない資本金で参入が可能である。
その代わり、製品は高価になるので、その値段に見合う性能が要求される。

三重県のプレイヤー・城戸健吾は、日本の素材加工技術であれば、この点が克服できると考えた。
三重は日本の機械工業の中心・中京工業地帯を抱えているため、中小の工場には事欠かない。
そこで、ハイエンドフルメタルモデルを中心としたヨーヨーメーカーを設立。弟の城戸慎也を始めとして、トップレベルのプレイヤーを揃えてコンテストチームも結成した(城戸慎也はのちに脱退)。

極めて精度の高いフルメタルメタルヨーヨーは高評価を受け、城戸慎也が「スレイプニル」で世界チャンピオンになったこともあって、ものつくり大国の意地を見せた。
ヨーヨーリクリエーションの成功は、日本でもヨーヨーメーカー立ち上げの機運が高まる契機となり、ターニングポイント・ヨーヨージョーカー・サムシングなどが相次いで独立した。

当初は旋盤削り出しのフルメタルのみだったが、のちにプラスティック機種やオフストリングモデルなど、射出成形の機種も発売している。
プラスティックボディ金属リム機種「トライアド」も販売された。

2010年代後半になると、中国のメーカーが競技レベルの工作精度を出してきたのに加え、大手メーカーが中国に工場を移し、半額程度まで値下げが行われた。
そのため、国産専門のリクリエーションとは別に、海外発注によるヨーヨーブランド・リベリオンを設立している。