ループ・ザ・ループ(ヨーヨー)とは (ループザループとは) [単語記事]

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ループ・ザ・ループ(Loop the Loop)とは、ヨーヨーのトリックの一つである。

概要

前に投げ出したヨーヨーをスリープさせずに引き戻し、手首を返して再び前に送り出す。
以上を繰り返し、ヨーヨーで卵形の軌道を描くトリック。

スリープしないルーピングトリックの基本であり、基本トリックの一つの山場。

トリックの名称は「ループ・ザ・ループ」だが、下記のバリエーションと区別するため、トリックブックなどでは「インサイド・ループ」と呼ばれる。

回数は、手首を返した回数でカウントする。
すなわち、最初の1回はカウントしない(フォワード・パスとみなされる)。

手首を返すときにコントロールに失敗し、ストリングが波打つ現象を「ビラ」または「コークスクリュー」という。
ビラは基本的に失敗とみなされるが、認められることもある。

ループは、手首を返す度にヨーヨーが反転するため、何度も行ううちにストリングのヨリのきつさが変わる。
締まるか緩むかは、ヨーヨーを持っている手・インサイド/アウトサイドの違い、ループ/パンチの違いによる。

トリックを行ううち、ヨリが変わってきたら、「サイドワインダー」などで適宜調整しよう。
また、これができないループ耐久戦では、ヨリが変わったときの対策が必要になる。

以下に、ストリングのヨリの対応表を示す。
この対応表は、一般的なヨリ方向のストリング(ぶら下がっているヨーヨーを時計回りに回すと締まる)の場合である。
逆ヨリストリングの場合、すべて逆になる。

90年代は、失敗するまでのループ回数を競う「ループ・ザ・ループ耐久戦」が盛んに行われていた。
現在は、上級プレイヤーなら半永久的にできるのが当たり前になったため行われることは少ないが、初心者の多いイベントであれば行われることもある。

やる場合は、ストリングのヨリが完全に解けたときにヨーヨーが吹っ飛んでいくおそれがあることに注意。

一定時間内に何回ループができるかを競う。
こちらは現在でもよく行われている。

→フォワード・パス

「ループ・ザ・ループ」の前哨技。
前にヨーヨーを投げ、ストリングが伸びきったら戻す。

斜め上・前・真下と連続でループし、三つ葉のクローバーを描くトリック。

ハイパーヨーヨーではスーパーレベルのトリックだったが、最後の「真下」へのループの判定がやたらと厳しかった。
本当に真下、脚と重なるレベルでないと、成功と認められない。

手元で返すときに、手首の外側を通すループ。ハイパーヨーヨーでは「アストロ・ループ」。

インサイド・ループとアウトサイド・ループを交互に行う。ハイパーヨーヨーでは「ジェミニ・ループ」。ダブルハンドでは「ワーリーバード」。

ループを後ろに回し、そのまま背中でループを行う。

→パンチング・バッグ(ヨーヨー)

逆方向のループ。

トリック名	レベル・年度	規定回数・ルーリング
ループ・ザ・ループ	ベーシックレベル1(1997)	3回
	スーパーレベル5(1997)	10回
	スーパーレベル10(1997)	30回
	THP JPSシングルレベル4	200回
	ベーシックレベル7(2000)	1回
	スーパーレベル10(2000)	5回
スリー・リーフ・クローバー	スーパーレベル4(1997) スーパーレベル5(2000)	斜め上・前・真下方向が正確でなければ成功と見なされない
ビハインド・バック・ループ	THP JPSシングルレベル10	10回ビハインドに入る際にヨーヨーは体と腕の間を通す
アストロ・ループ	ベーシックレベル2(1999)	5回
ジェミニ・ループ	スーパーレベル9(1999)	20回
ダブル・ループ	ハイパーレベル10	5回
ダブル・ループ	THP JPSダブルレベル1	10回
クリスクロス	THP JPSダブルレベル3	10回
ライド・ザ・ホース	THP JPSダブルレベル6	10回
シュート・ザ・ムーン /ループ・ザ・ループ	THP JPSダブルレベル7	10回
ワーリーバード	THP JPSダブルレベル8	10回
レイ・オン・バック	THP JPSダブルレベル9	10回
パンチング・バッグ	THP JPSダブルレベル10	10回