ロマンシング サガ -ミンストレルソング-は2005年4月21日にスクウェア・エニックスから発売されたPS2用RPGである。
1992年に発売されたロマンシング サ・ガのリメイクアレンジである。
ゲームシステムは閃きや陣形、連携などのこれまでのサガシリーズのシステムを取り込んだ新しいものとなっている。
リメイクについては賛否両論である。ただ、近年のスクウェア・エニックスのリメイク作品の中では売り上げ・評価が高め。
ガラハドが禿げた。
力ずくで奪う!→吹雪→全滅。
殿下が棒読みになった。
「イクゾー」「これがわからない」
シフがツフになった。
「やるよ」
アレンジ元となるロマンシングサガ(以下SFC版)で採用されているフリーシナリオは健在である。またイベントもSFC版のものはほぼそのまま残し、さらに追加されている。
主人公はSFC版と同じく8人の中から選択し、個別のオープニングイベントを終了した後、自由にイベントを選択していける。イベントの中には最低2回はクリアしないと出現しないものもある。
発生するイベントは進行度によって変化する。進行度は戦闘回数により進んでいくため、より多くのイベントをこなすにはある程度順番を決めて行動しなければならない。
他のサガシリーズ同様、キャラクターの成長は戦闘によってパラメータが上昇する熟練度システムを採用している。
武器や術、マップアビリティのレベルはジュエルを支払い上げていくシステムとなっている。
またクラスはこれらのスキルレベルが一定以上になると変更することができる。
クラスには様々なアビリティがあり、上手く活用することによって有利にイベントを進めることが可能。
ロマサガ2で導入された閃きシステムが導入されている。
本作では技の使用には基本的にBPを使用する。BPは他のシリーズで言うところの技ポイントであるが、最大値まで回復した状態で戦闘が始まり、消費した分をアイテムや宿屋で回復する…と言った従来とは異なり、「最大値」「初期値」「ターン回復量」の3つがそれぞれ設定されている。初期値はあまり高くない場合が多いので、戦闘開始直後にいきなり強力な技をぶっ放す事は難しく、2~3ターン待ってBPが溜まってからでないと使えない。最大値と毎ターンの回復量は戦闘によって増加するが、初期値はキャラごとに固定である。
一部の強力な技は、BPに加えてさらにEPを消費する。EPは要するにその武器の耐久度であり、0になると武器が破壊され、武器の修理を行うまで使用できなくなる。武器の強化によって強度を上げる事が出来、強度を上げるとEPの消費量が下がる(強度を強化すると武器の攻撃力などが下がったりするため、強化の仕方は好みによる)。武器を使わない体術はEPの代わりにLPを消費し、また武器の中にもEPが存在せずLPを消費するようになっている武器がいくつか存在する。
特定の技では、「無足」「加撃」と言った追加効果が発動する事がある。
無足は突進技などのキャラクター自身の移動を伴う技に多く、通常よりも遥かに高スピードで移動して技を繰り出す。
加撃は文字通り追加攻撃を付け加えるもので、多段技に多い。
さらに一部の技ではこれらが同時に発動することもあり、同時に発動した場合は「奥義」となる。シリーズ定番の「乱れ雪月花」は今作ではある技の奥義である。
これらの他にも連携システムも導入されている。
連携はこちらのキャラクターが連続して攻撃を行う時、1度に攻撃を繰り出して効果UPを生み出す。この時連携の名前が、各キャラが繰り出す技名を(一定の法則に従って)そのまんま繋げただけのものであるため、ネタとしか思えない名前になる事もある。
また、「陣」と呼ばれる特別な連携が発動することもある。(後述)
ターン内の行動順を指定することも可能なため、上記のネタ名連携などを狙って出すことも可能。
術は火・水・風・土・幻・魔・光・闇・気・邪の10系統。このうち闇と邪の術は特定のキャラクターのみの固有術であり、任意で覚えることはできない。
基本的にBPを消費することで使用可能だが、強力な術はLPを消費する。
合成術は特定のクラスで術合成を行うことで使用可能。
術合成を行うことで威力自体を強化できるほか、BP/LP消費を抑えたり補助効果を加えることが出来る。
陣形は名前のついた特定の配列の中からセレクトするのではなく、パーティメンバーキャラの左右の並び順、および前列・中列・後列のどこに配置するかを個別に選ぶ。
陣形において、特定の位置関係にいる3人以上のキャラクターが特定の順番で技を繰り出す時、「陣」と呼ばれる特別な連携(陣形技)が発動する事がある。
他のロマサガシリーズ同様シンボルエンカウント方式を採用。敵レベルは戦闘回数により上昇し、逃走時には変化しない。但し逃走にはLP消費が必要なので多用できない。
敵の種族ごとに「どのようにして外敵を探しているのか」が決められており、例えば人間や動物などは目で見て探しており、植物や昆虫は音で探している。そのため、視覚に頼っている敵はステルスで姿を隠し、音に頼っている敵は忍び足で足音を消すと発見されなくなる。無機質系などは敵を探している方法が不明であり、どちらを使っても隠れる事が出来ない。
ラスボスよりも強いボスが何体か存在し、ラスボスもある手順を踏めば非常に強力になる(後述)。
あるイベントをこなすことでSFC版では戦うことが出来なかったシェラハと戦闘できるが、対策無しでは鬼のように強い。
ストーリー上のキーアイテムとして、「ディステニィストーン」と呼ばれる宝石が合計で10個登場する。
「火のルビー」「土のトパーズ」と言ったように術にもある各属性を1つずつ司っており、装備していると司っている属性の反対属性の術を無効化出来るといった効果を持つ。また、宝石であり大抵はアクセサリーの形に仕立てられているが、そうでないものもある。中には武器になっているものもある。
ストーリーの根幹に関わるアイテムではあるが、ゲームをクリアするために必ず10個全てを入手するのかと言うとそうではなく、中にはゲームを3周以上やりこんで初めて入手が可能になるものもある。
なお、ラスボスと戦う少し前に、ラスボスに対してディステニィストーンを捧げる事が出来る場所がある。ここに所持しているディステニィストーンを捧げるとその数だけラスボスが強化され、10個全てを捧げて最強状態になったラスボスは一般的に「真」を付けて呼ばれる。(上記の通り10個全てを入手するのは最低3周を要するイベントで入手する物が有る為、真のラスボスを拝めるのも3周目以降)
・アルベルト
羽。ストーリー的にもシステム的にもかわいそうなキャラ。最初から光術を覚えているまさに主人公。
フリーシナリオ移行までに要するイベントが全主人公中最も多く、騎士団領関連イベントではセリフ変化が多い。
・アイシャ
クロワッサン。愛以外の能力は低いが序盤に余裕がある為イベントをこなしやすい。
最初のバトルで負けるとイクゾーが登場。その後は… 「見ちゃダメ!」
・グレイ
毛玉。全能力が均等に上がりやすい。ちなみに古刀で闘うときはちゃんと鞘から抜いている。テーマソングは「絶対自由 -Gray-」。専用ムービーにかなりの労力を要する。これも鬼神刀のせいか…
・クローディア
脳筋。見た目に反して知力が絶望的でHPや腕力が上がりやすい前衛キャラ。回復BPが全キャラトップの長期戦向きキャラ。動物を引き連れているため、序盤の戦闘は比較的難度が低い。
・ジャミル
エルフ耳。初期BPが高く全体攻撃が使いやすい。初期装備が優秀なためしばしば追い剥ぎの対象になる。レイピア君などと呼ばれることも。
・ツフ
角。見た目通り腕力や体力が伸びる。初見は見た目で敬遠されるけど一度主人公にするのがおすすめ。
彼女でしかできない専用イベントも。
・ホーク
ジャック・スパロウ。魅力が上がりにくい。古文書イベントで追い剥ぎに遭う例が後を絶たない。
ホーク編では序盤、敵に狙われるため、移動スキルが要求される。
・バーバラ
三十路。BP性能が高い。初期状態でアメジストを持っている為誰しも一度は仲間にするだろう。
最初からフリーシナリオで、ニューロードではエンカウントを無効化する馬車を所持している。
・ディアナ
アルベルトの姉。脳筋。便利な固有装備を持っている。基本、アルベルト編では初期でしか仲間に出来ないと思われがちだが、特殊な方法を用いれば仲間に出来る。
・カール・アウグスト・ナイトハルト
ローザリアノオウジョ(本人談)。仲間にするにはディスティニィストーンを渡す必要があるが初期装備が優秀で頼りになる。
デス様に魂を捧げても死なないお方。
・ガラハド
吹雪→なにをする ガラハドー!仲間が倒れると「私を狙ってみろ!」と言う男前。LP、体力が高く狙われるにふさわしい。
・ミリアム
貴重な魔法使いキャラ。初期装備の靴下を長年保持する変態プレイヤーも多いとか。
・ゲラ=ハ
やたら声がかっこいいトカゲ。LPが少し高いくらいで能力は平凡。
・海賊シルバー
通称親分。LPと胸囲が低い代わりに初期能力は高い。
・ラファエル
騎士見習い(後に騎士)。ヘソ出しバカップル。騎士として恥ずかしくないのか。
・テオドール
騎士団領、ミルザブール公。特定イベント内でしか普段は仲間に出来ないが、ディアナ同様特殊な方法で連れまわしができる。イベントでも存在感あるお方。
・竜騎士
λ「ドゥーキシ・・・ドノォ?」LPが低い上ほとんどの武器防具が装備できないが便利な固有技と常時リヴァイヴァ、いくつかの状態異常に耐性がある。
・ダーク
前の周回で特殊条件を満たさないと仲間に出来ない、記憶喪失の元アサシン。鍛え方次第でどんな記憶を取り戻すかが決まる。
初見では理解不能なミンサガ用語。全部理解できるあなたは狂人へ近づいていると言っても過言ではない。
・色付き
青の剣などの極レア財宝のこと。
・HP限界突破
通常HPは700一歩手前で打ち止めになるが、ディープテンタクラーを倒したときのみHPが700を超え、以後はどんな敵でも低確率で上がっていく状態。この状態になったらセケト宮殿で連射機放置するのが一般的。(カンストまで数日かかる)
・お宝の地図
このゲームの廃人を増やしてしまった要素の一つ。最大レベルの地図を入手するのはまさに苦行。そのためこんなコピペも出来た。
☆楽しい狂人の世界☆
狂人剣入手にはレベル5のお宝の地図というアイテムをを手に入れる必要があります。
1、画面上には表示されない戦闘ポイントという数値を2304ぴったりにします。
→この時のみレベル5地図の入手が可能です。
一度でも戦闘に勝利するともう戦闘ポイントはループしてランダムの値になります。
→特定のイベント発生から333回戦闘する(最初の一回のみ有効)
または1戦闘ごとに「カギ開け」で確認します。0~256回やる必要があります。
2、2304ポイントの状態で一定以上の強さの敵を倒してレベル5地図を入手します
→お宝の地図は敵がアイテムを落とさなかった時に1%の確率で落とします。
(ちなみに最も適した敵でも2~3割の確率でアイテムを落とします)
地図がレベル5である確率は10%、さらにそれが狂人剣を入手可能である確率が30%です。
以上より単純計算での当たり地図入手確率は
(0,7~0,8)×0,01×0,1×0,3×100=0,021~0,024% です。
3、発掘します。狂人剣の出る確率は 1/2430~1/675 です。
・狂人
プレイヤーに対する褒め言葉。フレイムタイラントの「やはり狂人であったか」より
・合成サイコ
全体攻撃サイコブラストをベースに合成術を作ること。低コスト化、魅了効果など豊富なアレンジがある。
・ごろつき狩り
お宝の地図ドロップ条件が「現在の進行度に見合った敵」「通常ドロップが無い場合にドロップ」だったばっかりに1ターン瞬殺できるごろつきを序盤に狩ってお宝の地図を手に入れること。
・しもべ狩り
ヴァンパイアイベント中ヤシ開拓村に現れるヴァンパイアしもべ(仮にも村人)を倒しステータスを上げる行為。
ジュエルビーストから開拓村を守りたい場合などによく狩られる。
・セルフ盾
セルフバーニング使用後に片手武器を使っていると盾発動率がほぼ100%になる現象。ただし過信は禁物。
・ソコニナー
ウェイ=クビンの愛称。由来は彼のセリフより
・バルハルマラソン
ジュエル欲しさに「バルハルモンスター」イベントを何周もする苦行。真の敵は進行度と眠気。
・やるよ
ツフを仲間に入れるときのセリフ。女性主人公の場合は二度目以降に言う。
・λ
殿下を表すAA。
・乱数
狂人は乱数すら操ることができる。タイトル画面からロードするまでの時間で敵キャラ、ドロップアイテム、財宝の中身などを厳選する。○小節○拍などと表現される。
・リサイクル
使い捨てのお宝の地図、アイテム交渉を巧みに使い再利用すること。仕組みを理解するのは難しいがやる価値のある行為。
・竜人障壁
特定のキャラがクラス「竜人」で特定の隊列にいる場合味方全体が硬くなるバグ技。
・><
腹黒人魚マリーンの事。理由はこんな感じの声だから。
・母ちゃん
もしかして → 船越のガケ、火サスのガケ
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/24(水) 03:00
最終更新:2025/12/24(水) 02:00
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