マルディアス 単語

マルディアス

9.1千文字の記事

マルディアスとは、ロマンシング サ・ガ、およびロマンシングサガ ミンストレルソング舞台である。

概要

マルダーという名の神によって生み出された惑星で、何人もの神々によって管理されている世界。二度にわたる神々の戦いが繰り広げられた過去がある。

  • 古代神の時代
    現在とは全く異なる神々が暮らしていたか昔の古代。突如として破壊女神サイヴァが他の神々を相手に戦いをはじめた。
    戦いはマルディアス全体を巻き込み、巨人魔王といった種族も戦力として神々に駆り出され、使い捨て同然に使役された。拮抗する戦況を打開するためにサイヴァは切り札としての神エロールを創造したが、僅かに残っていたサイヴァの良心を受け継いでいたエロールはマルダー達の側につきサイヴァを打倒した。
    長き戦いの余波でマルディアスの各地は荒し、エロールとニーサ以外の神はマルディアスに見切りをつけ何処かへと去ってしまった。
  • 新たなる神々の時代
    残された二柱の神は新たな神々を生み出して世界の復に務めた。しかし、後にサイヴァの残骸から生まれたエロールの兄弟ともいうべき三柱の神達がサイヴァの遺志を継ぐ形で彼らに戦いをしかけた。
    最後まで戦いをやめようとしなかった三柱神次サルーイン戦士ミルザとの戦いの末ディステニィストーンによって封印され、争いはエロール営の勝利という形で幕を閉じた。
    しかしそれから1000年後、サルーインミニオンと呼ばれるを地上に派遣して復活論んでいた……。

各地域の解説

基本的に各地の地名や設定はミンサガ準拠で記載する。

ドライランド(Dry Lands)

マルディアス

バファル帝国には広大燥地帯が広がっている。
ここガレサステップにはタラール族という人々が住んでいる。
族長ニザムの孫アイシャ
他の達とは違い、原をで駆け回るのが大好きだ。
今日に乗り、を出て行く。

詳細はドライランドを参照

地形・ダンジョン

ローザリア(Rosalia)

再びマルディアス

南北バファル大陸を繋ぐ、細い陸地の上に築かれたイスマス
この重要な地域を巡って、ローザリアバファル帝国は争いを繰り返してきた。
現在イスマスローザリアの一部である。
このイスマスルドルフとその妻マリアディアナ
そして彼がそのアルベルト。この物語主人公である。

詳細はローザリアを参照

地形・ダンジョン

バファル帝国(Bafal Empire)

詳細はバファル帝国を参照

地形・ダンジョン

バルハラント(Valhalland)

今度もマルディアス

南極に近い極寒の地バルハラント
この厳しい環境の土地にも狩猟を生業とするバルハル族という人々が住んでいる。
今年は暖かく猟の獲物も多いのだが、モンスターも多く見られるようになった。
このの長ガトの。その名を取ってガトのと呼んでおこう。
そのガトのバルハル族でも一、二を争う勇者がいた。
その女の名はシフ

詳細はバルハラントを参照

地形・ダンジョン

クジャラート(Kjaraht)

やっぱりマルディアス

バファル大陸ユーエン大陸つなぎ世界一都市エスタミルがある。
この都は陸上上の交通かなめとして発展した。
そのため世界中から物と人とが集まってくる。
しかし、都市特有の悪徳もはびこっている。暴力犯罪貧困
そんな環境の中でも力強く生きる若者がいる。
盗賊ジャミルだ。

詳細はクジャラートを参照

地形・ダンジョン

騎士団領(Knighrs’ Dominion)

詳細は騎士団領を参照

地形・ダンジョン

フロンティア(Frontier)

まだマルディアス

ニューロード
バファル大陸の北端ノースポイントからユーエン大陸の西の端ウエストエンドまで続く一本の
このを多くの人々が行き来する。商人、軍隊、冒険者。
この旅芸人の一行も、このを北から南、東から西へと旅して暮らしている。
彼らは旅を続け、ようやくウエストエンドまでたどり着いた。

詳細はフロンティア(ロマサガ)を参照

地形・ダンジョン

リガウ島(Ligau Isle)

しつこくマルディアス

世界には、の財宝が眠る場所が数多くある。
その一つ、リガウ
リガウす冒険者の一団。
ローザリア生まれの戦士ガラハド
エスタミル生まれの炎の魔術ミリアム
そして、グレイ

バファル帝国頭部に位置する火山性の離。かつては帝国領であったが、重税に耐えかねた住民たちが反乱を起こしたのを機に250年前に独立を果たした。
バファル領になる以前から独自の文化が存在しており、建物の様式や特有の金属であるリガウ鋼、の存在などはそれに基づいたものである。何かしらの国家がかつて存在したとの説もあるが、特定の神等に対する信仰がなくその手掛かりは見つかっていない。特異な環境ゆえ定住者は少なく、の北に町が一つ存在するのみである。

ジェルトン

グレイ編のスタート地点。
この一の町。原の財宝をめて訪問する冒険者達の拠点として賑わっている。現在のリガウはこの町の交易の航路が帝国との一の繋がりである。

地形・ダンジョン

草原

一面に広がる広大原。恐竜と呼ばれる固有の大爬虫類トリケラトプス」が多数生息している。至る所に点在する洞窟に繋がっており、そこには財宝が眠っているという。

トマエ火山

四天王の一体であるフレイムタイラントが住む活火山。その府へとつながるがある。

冥府

三柱神の長デスが治める地。死した生命のはここで「浄化」され現世へと転生する仕組みとなっている。稀に前世記憶が消えないもあり、そうした煉獄へ落ちていく。

サンゴ海(Coral Sea)

  • に普及している武具:細剣、剣、片手
  • 特産物:特になし
  • 支配神/信仰対:ウコム

詳細はサンゴ海を参照

最後のマルディアス

サンゴ海。その名のとおり、美しいサンゴ楽園
だが、そこは海賊楽園でもある。
海賊レイディラック。
そして、海賊キャプテンホークだ。

地形・ダンジョン

ワロン島(Walon Isle)

サンゴきゃい北部の付近に存在するため気は温暖で、全体ぎゃ熱帯性のジャングルに覆われている。
初代バファル皇帝メルビルの出身地でありもとは帝国領だったぎゃ、現在はリギャウ同様重税に対して耐えきゃねた住民たちの反乱によって250年前に帝国きゃから独立現在は南北バファル大陸との交易により独自の自治を形成している。

ぎゃんの上に作られた港町。建築物屋根ぎゃドーム状になっているのぎゃ特徴。

ゴドンゴ

の北端に位置する
人間に交じってゲッコ族のわきゃ者たちも暮らしている。商店の裏ぎゃわには不穏な鳴きぎゃ聞こえるという噂ぎゃある。

ゲッコ族の村

サルーインによって知性を与えられたときゃげの亜人「ゲッコ族」ぎゃ暮らす、洞窟内に存在する集落。
ゲッコ族は自分たちのルーツであるサルーインを信奉対とする閉鎖的な種族であったぎゃ、わきゃい世代にはゲラ=ハのような人間との交流を望む者も多い。

地形・ダンジョン

ジャングル

一面に広ぎゃる熱帯の密林
を横断するきゃわをさきゃのぼった先には古代の遺跡やいくつもの自然洞窟ぎゃ存在する。地には伝説のきゃい族シルバーディステニィストーン「きゃぜのオパール」をはじめとする財宝をきゃくした洞窟ぎゃある。

二つの月の神殿

ディステニィストーン「気のムーンストーン」ぎゃ封印されているジャングル地の神殿
入るにはの女ぎゃみであるアムトとエリスシンボルぎゃ必要になる。

その他の場所

イナーシー

4大陸に囲まれた内海大陸間移動を手く移動出来ることから古くより航路が確立されている。イナシーに接する各の沿都市は貿易の拠点として重要な位置にある。荒波もなく穏やかなだが、中央に存在する魔のが吹き荒れ、如何なるをも寄せ付けない。

魔の島

イナシーの中央に浮かぶ常に吹き荒れるに覆われた。邪悪な魔導師ウェイ=クビンが住んでおり、不老不死研究を行っているという。

黒海

バファル大ユーエン大陸西部の間にある。その名の通りく染まっており、触れたが最後怪物になってしまうという噂が乗り達の間で広まっている。海底には海神ウコムを奉る神殿が存在しており、そのディステニィストーン「闇のブラックダイア」が保管されている。

ニューロード

バファル大陸ユーエン大陸を結ぶ大街道ノースポイントウソクリスタルティアルツール、南北エスタミルタルミッタ、ウエストエンドと数多くの都市が連なる重要な陸上交易路である。もとは追剥ぎの男が罪滅ぼしの為に作り始めたであり、やがて多くの人々が参加していった。男の死後もは作り続けられ、現在にいたっている。

闇の宮殿

三柱神の末シェラハの居。とある場所にある彼女を奉る神殿からこの地に行く事が出来るという。

妖精の森

妖精達が住まう。神々の戦いの際に妖精王の手によって次元の狭間へと隔離され、以降現在に至るまで世界中をさまよっている。年に一度、妖精王の玉座が現れるらしい。

ラストダンジョン

1000年前にミルザがサルーインを封じた地であり、文字通り主人公が最後に向かう地点。イスマス洞窟にここへ行くためのゲートが存在する。

ミンサガ・ロマサガ1での各地の名称の違い

ミンサガロマサガ1ではいくつかの人物・場所・イベントの名称が異なっている。プロデューサー河津秋敏が自身のXで語ったところによると、ミンサガの地名が本来の名称でありロマサガ1では容量の都合で地名を変えていたとのこと。

場所

地域 ミンサガ ロマサガ1
ドライランド ウソ ウロ
ローザリア ヨービル オービル
騎士団領 砦跡 モンスター
邪教廃墟 テオドール
フロンティア ヤシ開拓、サオキ開拓 ムラ
ヤシの洞窟 どうくつ
オキ洞窟 ダンジョン
ヴァンパイア洞窟 バンパイア
ロン ロン アロ

人名

ミンサガ ロマサガ1
ハン アフマド(SFC)/ドマファ(WSC)
トゥマン ハルーン(SFC)/ルーハン(WSC)
吟遊詩人 ハオラー
兵士A へいし1
兵士B へいし2

イベント

地域 ミンサガ ロマサガ1
ドライランド 最終試練 最後に待つ試練
ローザリア アクアマリン探索 」のアクアマリン
魔の 魔のの秘宝
バファル 宿屋の/変死事件発生 サルーイン秘密殿
ビル依頼 ジャン救出作戦
ウルの呼び ウルとの死別
メルビル襲撃計画 モンスター軍団襲来
クジャラート ハンジの秘密 ハーレム潜入作戦
暗殺者ギルド アサシンギルドを潰せ
騎士団領 テオドール乱心 テオドールを追って
フロンティア オキ魔物 モンスター大発生
ヴァンパイア復活 バンパイア復活
リガウ 原の財宝 恐竜世界の財宝
ロン ゲッコ族 ゲッコ族の解放
四天王関連 トマ火山モンスター トマ火山迷宮
勇気/火神防御輪 スカーブ山の怪鳥
疾風の靴 グレートピット探検
水竜の神殿/あまぐもの腕輪 水竜の棲む
アイスソード アイスソードを持つ男

マルディアスの神々

マルダー

マルディアスの創造。マルディアスという名はこの神に由来する。サイヴァとの戦いが終わったのち、他の古代神たちと共にを放棄して何処かへと消えてしまった責任な神。

サイヴァ

破壊女神と呼ばれる古代神で、マルダーの妻という説もある。
突如世界規模の争いを仕掛けたが、その理由は一切不明。その戦闘力は他の神々が束になっても引けを取らないほどの圧倒的なものだったが、自身が生み出したエロールが敵に寝返ったのがとなり敗北
しかし世界各地に散らばったその残骸は再び寄り集まって三柱の神を生み出し、新たな戦乱の火種となった。

エロール

わたしは、この世界そのものと、世界に存在するすべてのものを、いとおしく思っているよ。
どのような結果も受け入れるだけだ。」

太陽の神。破壊女神サイヴァが戦力増強のために創造した最後の古代神で、マルダー達に加勢してサイヴァを打倒した。マルダーの側に付いたのは、サイヴァの良心が残っていた小先から生み出された事でそのを強く受けたためとも、マルダーからマルディアスの導権を与える代わりにサイヴァを裏切るよう取引を持ち掛けられたためとも言われており相は定かではない。新たなる神々の戦いで対峙した三柱神もサイヴァをルーツとする為、彼等とは兄弟分の間柄にあたる。
他の古代神が去ったのち、一残ったニーサと共に新たなる神々を創造した神々のともいうべき存在。現生のマルディアス人の創造でもあり、神として崇められている存在。一説には身分を隠しおびでマルディアス各地を放浪しながら世界を見守っているともいわれている。

ニーサ

「わが子らよ…サルーインが帰ってきます。
それを止めることが出来なければ世界は再び破滅を迎えます。」

大地と豊古代神。サイヴァが倒れた後エロールと共にマルディアスに残り、彼の妻として新たなる神々を創造した神々のとも呼べる存在。地底人タラール族のルーツである古代人の創造でもある。
他の古代神と違いマルディアスに残留したのは、大地と一体化しているので去るに去れなかったからという説がある。

ウコム

「見事だ。 『闇のブラックダイア』、お前に託そう。」

の神。エロールとニーサが創造した新しき神々の一柱。
自信が持つの力によってとそこに住む生命を創造した。三柱神との戦いでは腕をに変えて勇敢に立ち向かったといわれる。上貿易が重要なマルディアスにおいては最も幅広く信仰された神である。
しかし一方ではさに一般人を巻き添えにするようなを起こしたりとかなりおっかない一面も。

シリル

運命を選ぶは人。神にあらず。」

の神にして植物。新しき神の一柱で、古代神の争いで荒したマルディアスの大地に種をまき、を広げていった。
サルーインの手で多くの植物魔物と化した事を悲しみ、迷いの森に隠れたと言われている。

エリス

「あなたがディステニィストーンのくびきから逃れ、その生を全うすることを祈ります。」

女神。新しき神の一柱で、マルディアスのを照らすために生み出された。
多くの生き物を野に放ち、三柱神との戦いではを手に戦ったと言われている。特定の神殿が存在しないため、人々にとってはの多い神である。現在の姿を取り、ある人物を見守っているらしい。

アムト

癒してあげる」

女神シェラハの闇の魔力に対抗するために創造された第二の女神エリスと力を合わせ、そのの力でシェラハとデスを戦線から追い払ったという。
彼女つかさどるは「博」だが、若者たちを中心に恋愛女神という解釈が広まっており、北エスタミルの神殿恋愛成就を願う訪問者でにぎわっている。

ミルザ

に続け!!」

元々は「戦士」の二つ名を持つ人間で、数多の戦いを経て英雄とたたえられた。エロールの試練を乗り越えて神に認められ、サルーインを己が命と引き換えに封印した。
本来死者のデスが治める府に流れ着くのだが、特例としてその功績を認めたエロールにより正義る戦神として復活し、戦士たちの信仰の対となった。

デス

「生あるものが、ここへ何をしに来た。」

破壊女神サイヴァのから生まれ出でた三柱神の長府を治める厳格なる死の王であり、マルディアスのの循環にまつわる神。神々の戦いでは亡者の軍団を地上に送り込みエロール営相手に猛威を振るうも、最終的にはエリスとアムトの力により追い返された。
掛け替えのない大きな代償を差し出せば相手の善悪を問わず力を貸し与えると言われている。ルート次第では主人公サルーインの居場所をめて謁見する事になる。死亡したバトルキャラクター復活されてくれたり、条件次第で煉獄探索許可してくれたりと、見たは恐ろしいが中々に話の分かる神である。

サルーイン

お前を葬りさり、あの敗北エロールの仕組んだ卑劣なワナだったと明し、
このわずかな傷を拭い去って全な復活を遂げるのだ。」

三柱神の次。死してなお脈打ったと言われるサイヴァの心臓から生まれた破壊神魔物達を生み出し兄妹と共にエロール達に戦いを仕掛けたが、ミルザとの戦いの末ディステニィストーンの力により封印された。しかし1000年後の現代、分身であるミニオンを地上に送り込み復活エネルギーを集めさせている。人のつかぬところでサルーインを信奉する人間もおり、そういった者達は邪教徒として恐れられている。

シェラハ

お前の力で闇の力を抑えよ。が支配に闇を従わせよ。」

サイヴァの黒髪より生まれた三柱神の末尽蔵とも思えるほどの魔力を有する闇の女王であり、その闇はエリスとアムトが力を合わせねば抑えられないほど深い。神々の戦いが終結する前に何処かへと姿を消し、その行方は知られていないが……。

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