ヴィンテージクロップ 単語

ヴィンテージクロップ

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ヴィンテージクロップ(1987年3月1日 - 2014年7月14日)とは、イギリスで生まれ、アイルランドで調教された競走馬である。日本のレースを走ったわけでもないが、なにかとゲームでは有名な馬である。

主な勝ち鞍:GI愛セントレジャー(1993・1994年)、メルボルンカップ(1993年)、GIIIカラカップ(1995年)。

概要

父ルション、母オーヴァープレイ、母父バスティノという血統。

父ルションはアメリカで生まれ、イギリスを経たのち、日本でも種牡馬として供用されたことのある馬である。日本での主要直仔にはインテリパワー(交流GIの川崎記念など)やマイネルブリッジ(当時GIIのNHK杯など重賞3勝)など、母の父としてはウオッカ(日本ダービーなどGI7勝)などを輩出している。母オーヴァープレイもアイルランドのGIIIで2着に入ったことがあり、産駒(ヴィンテージクロップの半妹)のタイキメロディなどが日本に輸入されている。母父バスティノはブランドフォード系の種牡馬で、英セントレジャー・コロネーションカップとGIを2勝している。

経歴

以下、馬齢については現馬齢表記(満年齢)で記載する。

デビューは遅く、4歳秋の1991年10月に平地競走でデビュー。13番人気ながら1着となり、続く長距離の障害戦を2連勝する。

5歳春には平地に戻って初戦のゴウランパークで行われたハンデキャップ戦は勝利するものの、3か月後に行われた5戦目のレパーズタウンで初の敗北(3着)。その後トラリーでのハンデキャップ戦を勝利し、カラ競馬場での愛セントレジャー(日本の菊花賞や英国のセントレジャーとは異なり、アイルランドのそれは古馬混合のGI戦となっている)に挑戦するが5着に終わる。

1か月のニューマーケットでのハンデキャップを勝利すると、再び障害戦に戻って6歳春のチェルトナムでのチャンピオンハードルチャレンジで6着。重賞戦ではなかなか勝てなかった。

その後、同年秋までを5戦2勝(GIIIのメルドSでは2着)とし、再び愛セントレジャーに挑む。ここで勝利し初のGIタイトルを獲得すると、豪州フレミントンのメルボルンカップを目指す。

5番人気ではあったものの、ここを3馬身差で勝利、北半球調教馬、もとい非オセアニア調教馬で初の勝利を遂げた。ちなみに、この次に北半球産馬で勝利したのが2002年のメディアパズル(アイルランド)、その次が日本の菊花賞を制したデルタブルース(2006年)である。

その後1994年(7歳時)には愛セントレジャーを再び勝ち、再度メルボルンカップに挑むも7着。翌1995年にはカラカップ(GIII)を制したものの愛セントレジャー4着、メルボルンカップ3着となり、同年のメルボルンカップで引退。

セン馬であったため種牡馬入りはしなかったものの、引退後はアイリッシュナショナルスタッドに繋養され、2014年に同地にて27歳で没した。

カラ競馬場にはヴィンテージクロップの銅像が建てられており、ナヴァン競馬場で開催される長距離GIII「ヴィンテージクロップステークス」にもその名を残している。

ウイニングポストシリーズにおける概要

…と、アイルランドの競走馬であり、日本との接点というと父が日本で供用されGI馬を出した、半妹が日本で輸入された(ただ500万下の特別競走を勝ったのみ)くらいであったが、没後数年経ってその地位が一転する。

ウイニングポスト9 2021にて、ステイヤーズミリオンが追加されたのである。

そしてこのゲームの仕様として、1984年(2021の最も古い開始年)の時点においても現代(2021年)の競馬番組にてレースが行われるものである。ヴィンテージクロップはスタミナ100でありながらスピードも70と能力が高く設定されており、加えて超晩成型であるため、年を経るごとに非常に強くなっていく。

そして、日本でもこの時期(1980年代から1990年代)には、メジロパーマー・メジロマックイーン・ライスシャワーといった名ステイヤーがおり、特にメジロパーマーやライスシャワーは比較的入手しやすく、能力が高い部類に入る。それらの馬でステイヤーズミリオンに挑戦しようとすると、必ずこの馬が門番として立ちふさがるのであった。

また、ウイニングポスト9では史実期間においても海外の史実馬を購入できるイベントがあるのだが、日本の競走馬の命名規則に従い、カタカナで10文字以上になる競走馬(例:ジャイアンツコーズウェイ・インヴィンシブルスピリット・サイレントウィットネス等)は購入できなかったのである。ヴィンテージクロップもカタカナで10文字であったため、この馬を購入することはできず、またセン馬であるため種牡馬として後継の血を残すこともかなわない、それでいて門番としてずっと居座られ続ける、いわば目の上のこぶのような存在であった。

次作ウイニングポスト9 2022では、海外牧場が史実期間内でも建設できるようになり、それに伴って10文字以上の競走馬も保有できるようになったため、ヴィンテージクロップも自己保有が可能になった。そのため、自己保有してセン馬にすることなく繁殖入りさせることも可能となっている。

関連動画

キーワード検索をするとウイニングポストのプレイ動画が出てくる。現役時の動画は残念ながら存在しない模様。

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連コミュニティ・チャンネル

ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連リンク

netkeibaでは、訃報を伝えた個人投稿ニュースや、当馬に由来するレースの記事(リンク先は2019年)はあるものの、2022年5月(初版投稿)現在この馬のページは建てられていない。

関連項目

  • 競馬
  • 競走馬の一覧
  • ウイニングポスト
  • ウイニングポストシリーズで著名な競走馬
    • アンドレアモン
    • カウンテスアップ

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最終更新:2025/12/11(木) 02:00

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