三菱ふそう・キャンターとは (ミツビシフソウキャンターとは) [単語記事]

三菱ふそう・キャンターとは、三菱ふそうトラック・バスが製造・販売しているキャブオーバー型の小型トラック。三菱ふそうブランドで唯一ヨーロッパでも販売されている車種でもある。

概要

1963年に初代が販売を開始し、以後何度も改良を加えて今も販売が続く小型トラック。現行モデルは日産自動車へNT450アトラスとして、UDトラックスへカゼットとしてそれぞれOEM供給されている。

車両総重量5トン未満で積載量3トン未満のモデルであれば現行の普通免許でも運転できる上、デュアルクラッチトランスミッションのDUONIC搭載車であればAT限定免許でも運転できる。5速MTの設定もあるが、ホームページではMT車の設定があることは明記されておらず、諸元表でその存在が認められるという扱い。

現行モデルは排ガス浄化システムに尿素SCRシステムのBlueTECを使用しているので、尿素水溶液のAdBlueが必要。残量が少なくなってきたら最寄りの三菱ふそうのディーラーへ行って補給するか、幹線道路沿いの大型トラックが入れるガソリンスタンドで補給する。

ハイブリッド車の設定もあり。こちらは「キャンターエコハイブリッド」の名称があり、パワーを必要とする時にモーターでエンジンをアシストし、減速時のエネルギーをバッテリーに蓄えるパラレル式ハイブリッドを採用している。