3Dムービーメーカーとは、1995年にMicrosoftから発売されたWindows95用ソフトウェアである。
正式タイトルは「マイクロソフトキッズ3Dムービーメーカー&ドラえもんキャラクターキット」であり、低年齢層をターゲットにした3Dアニメ制作ソフト。子供にも分かりやすくCG制作を映画撮影に例えており、キャラクターモデルを「タレント」、背景を「大道具」などと呼称している。
日本語版はタイトル通りソフトに「ドラえもん」のキャラクターの3Dモデルやボイスが同梱されているのが特徴。声優はのぶ代世代のオリキャスによるものだが演技がパチモノくさいと専らの評判である。ちなみに海外版にはマリオシリーズのモデルが同梱されたものや、最終ロットではNickelodeonのアニメキャラが付属したものが存在しており、これらを共演させたような作品も見られる。
このソフトは販売終了以降有志のコミュニティサイト3dmm.comで非公式に配布されていたが、2022年に入ってなんとMicrosoft公式からソースコードが公開された(英語版)。さらに「3DMMForever」というプロジェクトでは、最新のWindows11でも(一応)動作するビルドが配布されている。
現在は3Dアニメーションの制作はMMDなど他の高機能ソフトに取って代わられている事や、時代が進むにつれ最新のOSでは動作させられなくなった等といった事情から、このツールで新作を投稿する作者はめっきり減ってしまっている。現在公開されているバージョンは不安定でドラえもん他のMOD導入が難しいが、当時を懐かしむ方は試してみてはいかがだろうか。
ニコニコ黎明期には肉次郎監督とポリエステル監督の2人がこのソフトを巧みに扱った動画を作成し、後の監督達の動画作成に大きく影響を与えた。
他の主な監督は、で来すぎ監督、takenori監督、D movie監督、ボブ監督、ダブルバカ監督、かき監督、グダグダ監督などがいる。
投稿されている動画の作風は前述した2人の監督による影響が大きく、ドラえもんキャラが登場する見かけとは裏腹に出血多量の殺し合いをしたり公然と排泄や性行為を行ったりなどといったエログロナンセンスな動画が多く、視聴には注意が必要である。投稿から10年以上が経過した動画が全く関係ないのに「エルサゲート」の事例としてメディアで取り上げられる程である。本作に登場するドラえもん(もしくは3DMM作品全般)は肉次郎氏の動画のタイトルから「蒼い悪魔」と呼ばれている。
ただでさえアングラな上に権利元が厳しい事もあって過去の作品の多くが削除の目に逢っている。
※閲覧注意!!
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最終更新:2024/05/03(金) 07:00
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