上杉謙信

神の心 悪魔の軍略 ～「不如帰」より～

「上杉謙信」（うえすぎ・けんしん 1530 ～ 1578）とは、日本の戦国時代に実在した越後の守護大名であり、関東管領であり、毘沙門天の化身である越後の虎もしくは越後の龍な「聖将」そして「軍神」。

必殺技は突撃に補正が掛かる「車懸かりの陣」。

名は長尾景虎・上杉政虎・上杉輝虎とも。 

概要

越後の守護代を務める上杉氏家臣長尾為景の子として地上に降臨し、 国内の内紛を治められない凡庸な人間の兄に代わり越後守護代となり、指先一つで越後国人衆を黙らせた。

毘沙門天の化身である上杉謙信にとって現世での天下に興味はなく、弱い者いじめが大嫌いな番長的性格や自分より強い者を倒したいという欲求を満たす為に、「来てよ軍神」と頼る者が現れるとこれ幸いとばかりに「毘」の旗を掲げて関東へ出兵し、強烈無双で突撃に補正がかかるチート性能なる騎馬により敵を蹂躙するも、戦いに勝ったらそのまま引きあげるという当時の人間には理解できない行動に定評がある。

※「蒸発」と表現される上杉謙信の戦う姿を垣間見れる動画

特に、甲斐国を住処とした人喰い虎「武田信玄」との５回に及ぶ川中島での激闘は有名であり、第六天魔王「織田信長」すら尻尾をまいて逃げ出す強さの上杉謙信にとって困った時には「敵に塩を送る」ほどの好敵手（と書いて”とも”と読む）と認識していた。

所詮は天上に戻る神の身ゆえ、生涯不犯（＝生涯未婚）を通し、地上に降臨後50年を前に 

極楽も 地獄も先は 有明の 月の心に 懸かる雲なし 四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一盃の酒

の句を残して天上界へと帰還した。

※その他「上杉謙信」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事

軍神名言集

人の落ち目を見て攻めとるは、本意ならぬことなり

▲好敵手（と書いて「とも」と読む）武田信玄の死に乗じて武田領への侵攻を家臣達が進言した際の軍神の返答で、この言葉の通り、上杉軍は武田領へ侵攻する事は無かった。義理を重んじた上杉謙信らしい言葉と言える。

莫大な働きをしてその名隠れ埋るとも、心を証とすれば、即ち恨なし

▲川中島の戦いの後、武田勝頼の家臣が上杉軍の武将を討ち取ったと言う噂話が広がった。
しかし、当事者たる上杉軍の武将は存命していた為、この報を聞いた上杉謙信が言った言葉が↑である。

自分の手柄が世間に知らなくても、その事実が己の誇りとなって心に残れば良いのだと言う意味で、嘘をついて名を上げても意味が無いともとれる上杉謙信らしい言葉である。だからこそ武士の心を知る者の死顔は美しい。

塩留とは卑怯なり、我は兵を以て戦ひを決せん。塩を以て敵を屈せしむることをせじ

▲武田信玄に対して今川氏真が行った武田領への塩の輸送を禁止する「塩留」を聞いた上杉謙信の言葉で、この後、最強の敵であるはずの武田信玄に対して塩を送った話は有名である。その送り状に書かれていた

卑劣は末代まで武門の笑いの種なり

の文もまた、権謀術数渦巻く戦国時代において他者を欺き貶めるを恥とした上杉謙信らしいと言える。

※ただし「敵に塩を送る」エピソードは「三本の矢」同様、創作の可能性が高い逸話である事も付記しておく。

運は天にあり
鎧は胸にあり
手柄は足にあり
何時も敵を掌にして合戦すべし
疵つくことなし
死なんと戦へば生き、生きんと戦へば必ず死すものなり
家を出ずるより帰らじと思えばまた帰る
帰ると思えば、ぜひ帰らぬものなり
不定とのみ思うに違わずといえば、武士たるの道は不定と思うべからず
必ず一定と思うべし

▲春日山城の壁に書かれていたとされる文。上杉謙信とは何かの答えではないかと思われる。

上杉謙信公家訓16ヶ条「宝在心」 

  上杉謙信が遺した家訓。

心に物なき時は心広く体泰（やすらか）なり	心に物欲がなければ、心はゆったりとし、体はさわやかである
心に我儘なき時は愛敬失わず	心に気ままな振舞いをする気がなければ、愛嬌を失わない
心に欲なき時は義理を行う	心に欲が無ければ、正しい行いと良識な判断ができる
心に私なき時は疑うことなし	心に私心がなければ他人を疑うことがない
心に驕りなき時は人を教う	驕り高ぶる心がなければ、はじめて人を諭し教えられる
心に誤りなき時は人を畏れず	心にやましい事がなければ、人を畏れない
心に邪見なき時は人を育つる	間違った見方がなければ、人が従ってくる
心に貪りなき時は人に諂うことなし	貪欲な気持ちがなければ、おべっかを使う必要がない
心に怒りなき時は言葉和らかなり	おだやかな心である時は、言葉遣いもやわらかである
心に堪忍ある時は事を調う	忍耐すれば何事も成就する
心に曇りなき時は心静かなり	心がすがすがしい時は、人に対しても穏やかである
心に勇みある時は悔やむことなし	勇気を持っておこなえば、悔やむことはない
心賤しからざる時は願い好まず	心が豊かであれば、無理な願い事をしない
心に孝行ある時は忠節厚し	孝行の心があれば忠節心が深い
心に自慢なき時は人の善を知り	うぬぼれない時は、人の長所や良さがわかる
心に迷いなき時は人を咎めず	しっかりした信念があれば、人を咎めだてしない

上杉謙信女性説

生涯不犯（＝生涯未婚）であった為、地上の一般人より「こんな強い子が男の訳が無い」説やら「生えてない」説やら「男の娘」説やらが流布されており、異世界の同名の存在の中には実際に性別の異なる者も確認されている。

また、女体化の他に「タカラヅカ」化や「Gackt」化も近年確認されているが、軍神たる上杉謙信との関連性は不明である。

※その他「上杉謙信女性説」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事

（夢見る事は誰にも許される権利だから毘沙門天の怒りに触れない程度に楽しむのが良いと思うよ。） 

「戦国BASARA」シリーズで台詞がひらがなでしか書かれない理由

ちなみに、「戦国BASARA」シリーズでは上杉謙信の台詞はひらがなでしか書かれない。
(例：「毘沙門天の名において」→「びしゃもんてんのなにおいて」)

これは漢字が書けないのではなく「戦国BASARA」シリーズのスタッフが「上杉謙信女性説」を元にしているためである。
声優が朴璐美であるのも、この女性説が影響しているためである。

「信長の野望 天道」の伝承イベント

「信長の野望 天道」では、伝承イベントありのモードの場合、上杉謙信(長尾景虎)を女性とするオプションが選べる。

ニコニコ動画における軍神

ニコニコ動画における軍神・上杉謙信は、

• 「信長の野望」シリーズにおいて最強の戦闘力と突撃補正をもつ公式チート武将として架空戦記やプレイ動画で暴れまわる。
• 「戦国無双」にて無尽の野を駆けるかの如く蹂躙する。
• 「戦国BASARA」にて宝塚歌劇団の興行の主役を演じる。
• 「Gackt」の化身「神威がくぽ」となって舞い歌う。

といった姿が確認されている。

関連動画

▼主役を務めるニコニコ歴史戦略ゲーシリーズ 

▼「信長の野望」における”予想が容易なランキング”等。

▼戦国無双

▼戦国BASARAで宝塚

im@s架空戦記界の軍神「別所就治P」との「軍神vs軍神」な戦い

▼上杉謙信がアイドルになっただと！72ぃ！こんなに胸の平らな子が男のわけが無い！

 補足

「信長の野望」（PC）シリーズにおける上杉謙信の能力一覧 

		軍事能力						内政能力
戦国群雄伝(S1)		戦闘			100			政治	89	魅力	95	野望	67
武将風雲録(S1)		戦闘			100			政治	67	魅力	91	野望	15	教養	81
覇王伝		采配	99	戦闘	100	智謀	52	政治	69			野望	13
天翔記		戦才	200(A)			智才	120(B)	政才	144(B)	魅力	96	野望	75
将星録		戦闘			100	智謀	72	政治	70
烈風伝		采配	100	戦闘	98	智謀	63	政治	64
嵐世記		采配	125			智謀	57	政治	57			野望	74
蒼天録		統率	90			知略	54	政治	55
天下創世		統率	99			知略	72	政治	54					教養	72
革新		統率	120	武勇	105	知略	74	政治	54
天道	男	統率	120	武勇	105	知略	66	政治	62
	女	統率	120	武勇	84	知略	72	政治	80

 関連商品

 

関連コミュニティ

関連項目 

関連項目	縁者	二十五将		家臣
軍神 毘沙門 チート 敵に塩を送る 戦国時代 戦国時代の人物の一覧 上杉謙信女性説 武田信玄 織田信長 信長の野望 戦国無双 戦国BASARA ニコニコ歴史戦略ゲー iM@S架空戦記シリーズ くされ戦記 餓え過ぎ謙信 別所Pは軍神	長尾為景 長尾晴景 上杉憲政 上杉景勝 上杉景虎 上杉景信	柿崎景家 直江景綱 宇佐美定満 甘粕景持 長尾政景 長尾景秋 新津勝資 金津義舊 北条景広 水原親憲 安田能元 高梨頼包 山本寺孝長	斎藤朝信 本庄繁長 本庄実乃 色部長実 千坂景親 竹股慶綱 岩井信能 中条藤資 甘糟景継 吉江定仲 志田義秀 大国頼久 加地春綱	小島弥太郎 色部勝長 北条高広 河田長親 村上義清 山浦国清 新発田長敦 山吉豊守 吉江宗信 吉江景資 大熊朝秀 上条政繁 直江兼続