上沼恵美子怒られ枠 単語

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上沼恵美子怒られ枠とは、M-1グランプリに出場した結果上沼恵美子に酷評されてしまった不憫な芸人達である。

概要

 M-1グランプリの審査員の中でも、上沼恵美子の審査後のコメントは歯に衣着せぬ物言いで有名である。決勝に出場した芸人の中にはコメントでヒートアップしてしまった上沼恵美子に怒られてしまう出場者もいる。特にシュールなネタや天丼は怒られ枠入りの危険性が高まるようだ。そして上沼恵美子は怒ったこと自体を忘れるのがお約束である。

 何千組ものエントリーの中から決勝に残っているだけの実力はあり、決してM-1の決勝で評価されなかったからといってお笑い芸人としての実力が低いわけではないはずなのだが、日本で最も注目されるお笑いショーレースの一つであるM-1グランプリで審査員からダメ出しされようものなら、「実力のない芸人」「大御所にダメ出しされた芸人」というレッテルを貼られて1年間を過ごす屈辱の時がやってくる。

 ただし、最下位になったり、上沼恵美子に怒られることで、皮肉にも芸人としての仕事が増える場合もある。例を挙げると、マヂカルラブリーは2017年のM-1決勝で最下位になった挙句、上沼恵美子に怒られてしまったが、その後「M-1でスベって上沼恵美子に怒られた芸人」として仕事が増えたことによって収入が増えた。仕事が増えること自体は芸人としては「おいしい」と感じるかもしれない。しかし、本気で「面白い漫才」を突き詰めた結果「つまらない芸人」として仕事が増え、ネットでも「1番つまらない漫才師」と罵られたことは、野田クリスタル曰く「キツかった」とのこと。

上沼恵美子に怒られた芸人達

自分たちの審査後のコメント後に怒られた芸人

スリムクラブ(2016年大会)

 2010年大会で準優勝したシュールなネタが持ち味のコンビ。あまりにもシュールなネタだったためか、残念ながら点数は9組中8位だった。上沼恵美子は89点とそこまで悪い点数ではなかったのだが、コメントを聞かれた際に「無理がある」「飛びすぎ」「しっかりせんかい」と言われてしまった。ただし、スリムクラブはもともと上沼恵美子と親交があるコンビで、言い方も怒りというよりかは愛のムチといった感じであった。

カミナリ(2017年大会)

 頭を一発強烈にはたいた後、茨城弁でツッコミを入れるスタイルでよく知られるコンビ。怒られ枠として有名だが、怒鳴られたわけではない。2016年は点数が低かったものの、2017年では90点と高得点だった。コメントも「今日のはネタがとっても好き」と高評価。ただし、その後に「叩いて笑いが来ないのは」「あのドツキはいるんやろうか」「これなしでもドッと来ます」カミナリの芸風を全否定しかねないコメントをされてしまっている

マヂカルラブリー(2017年大会)

 おそらく、怒られ枠史上もっとも上沼恵美子にけちょんけちょんにされたコンビ。2017年大会ではもともと独特なネタばかりのマヂカルラブリーの持ちネタの中でも、かなりシュールで天丼芸なネタ「野田ミュージカル」を初登場にして披露。その結果か審査では最低点を記録。上沼恵美子は当初コメントを求められたときは聞かないで」「(審査員は)本気みんな挑んでるんで」とあまりしゃべらなかったが、野田の「本気でやってるから」という言葉に対して、すさまじい権幕で「本気でやってるっちゅうてんねん!こっちも!」と言い放ち、続けて「好みじゃない」「よう決勝残ったな」と散々なコメントで怒った。

 本人たちはかなり凹んだらしく、M-1グランプリ2017年大会直後の野田クリスタルは「もう漫才続けられないかもしれない」と放心状態だったとのこと。しかし、この苦難を乗り越えて2020年にこのコンビがM-1優勝を果たし、漫才か漫才じゃないか論争を巻き起こすとは誰も予想していなかっただろう…。

ギャロップ(2018年大会)

 ハゲいじりを武器に、安定感あるしゃべくり漫才を得意とするコンビ。ラストイヤーだったものの、残念ながら第2ラウンドには行けなかった。最初は「4分のネタではなかった」「これから15分楽しくなるんやろうなという(ネタだった)」と優しいコメントだったのだが、得意のハゲいじりで審査員とのコメントとウケを取っていたところ、「自虐言うのはあまウケない。自分を蔑むっていうのは基本的にはウケないというのをこれだけのキャリアあったら知っとかなあかんわ。何しとんねん。」と突然怒られてしまった。ハゲに厳しい世界である。2015年大会に上沼恵美子が審査員として出ていたら恐ろしいことになっていたかもしれない。

ジャルジャル(2018年大会)

 漫才においてはリズミカルなネタや天丼ネタが特徴。2018年度の第1ラウンドは「国名わけっこ」で挑んだ。多くの審査員が90点台と高評価だったもの上沼恵美子のみ88点だった。「振らんといて」確定演出去年のマヂカルラブリーを思い出させる発言。その後、「ジャルジャルのファンやけど、ネタは嫌いや。」とコメントした。

                  ・

ネタ中に一切触れられなかったオーストリア国民にも怒られないか心配である。

別の芸人の審査後のコメント後に怒られた芸人

和牛(2019年大会)

 決勝には何度も進むものの、毎回優勝を逃している次期笑い飯枠。2019年大会でも高得点を得ており、上沼恵美子からも92点を付けられていた。

 ところが「からし蓮根」のコメントの途中で「横柄な感じが和牛には対しては感じました。」「何のコンテストでも緊張感も何にもない、ぞんざいな感じが出てました。」とヒートアップ。ついには「決勝まで残りくさらんかった、それが腹立つって言うんですわ。」と巻き舌で怒鳴っていた。和牛は熱心なファンも多く、また発言のタイミングが和牛とは全く関係ないコンビの審査後だったこともあって、このコメントは特に賛否両論であった。

 ちなみに、和牛は最終決戦こそ行けなかったが、「からし蓮根」の審査のときは暫定2位だったので暫定ボックスでこれを聞いている。暫定ボックスの和牛は苦笑いしていたが、どんな心境で聞いていたのだろうか。

その他

ランジャタイ(2021年大会)

 ついにM-1グランプリ決勝に登場してしまった奇天烈コンビ。基本的に彼らのネタは荒唐無稽なネタばかりで、マヂカルラブリーとは比較にならないほど「漫才とは何か」を見る人に問うてくる。2021年大会は「風猫」というランジャタイにしては初心者向けのコントを披露。会場は失笑してたが、審査員は全員混乱状態だった。上沼恵美子ももはや怒る気力すらなく、ただただ頭を抱えていた。代わりに事務所の先輩の富澤に叱られた。

 なおその後、「ゆにばーす」のネタでは「気絶していた」と発言した。

関連項目

  • M-1グランプリ
  • マヂカルラブリー
  • ジャルジャル
  • ランジャタイ

最後に

 上沼恵美子のコメントは他の審査員よりも強い口調で発言することが多く、批判の的になることも多い。しかし、彼女は自分で述べている通り「本気でやっているからこそ」であり、なにも嫌いだから怒っているのではない。

 推しのお笑い芸人がいい成績を残せなかったことに対して、結果に対して納得いかないと感じる気持ちはわからなくもないが、だからと言って審査員に誹謗中傷することは避けるべきである

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最終更新:2025/12/21(日) 23:00

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