世界樹の迷宮V 長き神話の果てとは (セカイジュノメイキュウファイブナガキシンワノハテとは) [単語記事]

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歴	/	史/の/始/ま/り
	せかい
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P O T E N T I A L　F O R　D I S A S T E R

『世界樹の迷宮V 長き神話の果て』とは、2016年8月4日発売予定の3DダンジョンRPGである。
対応プラットフォームはニンテンドー3DS。発売元はアトラス。ナンバリングタイトルとしては『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』（2012年7月5日発売）以来およそ4年ぶりの新作となる。

概要

世界樹の迷宮V 長き神話の果て
基本情報
ジャンル	3DダンジョンRPG
対応機種	ニンテンドー3DS
開発元	アトラス
発売元	アトラス
発売日	2016年8月4日
価格	通常版：6,480円(税別) 特別版：9,980円(税別)
対象年齢	CERO:B(12才以上対象)
通信
すれちがい通信ニンテンドーネットワーク (追加コンテンツ：有料/無料)
ゲームソフトテンプレート

2014年11月24日のニコニコ生放送「『世界樹の迷宮』リアルタイムRPGニコ生」において、"世界樹の迷宮V 始動"が告知された。

しかし"始動"発表以降公式からの続報は一切なく、ユーザーの間では開発の遅れ等が心配されたが、1年以上の空白期間を経て、2016年3月1日に『世界樹の迷宮V 長き神話の果て』という正式タイトルと共に、2016年8月4日に発売予定だと発表された。
ちなみに8月4日は初代ディレクター新納一哉氏の誕生日らしい。

今作は世界樹の迷宮らしさと新しさを徹底的に追求し、シリーズの原点回帰とも集大成とも呼べるような作品になるとのこと。具体的には「自由度の高いキャラクターメイク」「冒険心をくすぐるダンジョン探索」「歯応えのあるバトルと育成」を深く掘り下げたとのこと。

制作スタッフは、これまでも世界樹の迷宮シリーズを手がけてきた、小森成雄（ディレクター）、日向悠二（キャラクターデザイン）、長澤真（モンスターデザイン）、古代祐三（サウンドコンポーザー）が担当する。

今作は世界樹の迷宮シリーズ初となる、通常版と数量限定のコレクターズパック(特別版)がそれぞれ販売される。先着購入特典としてシリーズ恒例の「サウンドトラックCD ラフスケッチver」がつく他、特別版の特典には「スペシャルアートブック・DLCコードセット(後日有料で配信予定)・特製BOXパッケージ」が付属する。

コレクターズパックは非常に多くの予約が殺到し、予約開始から僅か半日足らずで各オンライン販売店の予約受付が終了する程の勢いであった。その後、何度か追加生産が行われたものの、追加分も全て捌ききってしまったようで、公式から「全ての出荷が終了＆今後新たに追加する予定はない」と告知された。
結果的に、コレクターズパックを予約できなかったユーザーが続出することとなった。

システム

キャラクターメイクの自由度が大幅に向上し、肌の色は決められた12種類の中から、髪の色・目の色はRGB数値で自由に設定できる。なお、目の色は左右別々に設定できるため、オッドアイも可能。

また、新たにボイスも設定可能になり、全40種類（＋無口設定）のうちから選ぶことができる。君は戦いを賑やかにするためボイスを設定してもいいし、従来のナンバリングタイトル同様に無口設定にしてもいい。
ちなみに、キャラクタービジュアルに関係なくボイスを設定できるため、ダンディーボイスを発するロリキャラといったキャラクターも作成できる。「やるしかねぇか…（CV.川原慶久）」「これをプレゼントだ…（CV.中田譲治）」

今作で登場するモンスターは全て一新されており、歴代シリーズのモンスターは登場しない模様。

知られざる大地「アルカディア」

今作の舞台は剣と魔法に支配された世界「アルカディア」。
この地には"世界樹"と呼ばれる巨樹が太古の昔からそびえ立ち、そのおかげで世界の平穏が保たれていた。そんな世界樹には「前人未到の頂に辿り着けば、どんな夢も叶う」という伝説があった。

アルカディアには「アースラン」「ルナリア」「セリアン」「ブラニー」という4つの種族が住んでおり、世界樹についてそれぞれ異なる言い伝えがあったが、未だその真相を確かめた者はいなかった。そして彼等は、世界樹の麓にある城砦都市アイオリスに集い力を合わせ、世界樹の頂上を目指して迷宮に挑む。

アースラン: 大陸の各地に住まい、アルカディアでは最も繁栄している種族。外見だけを見ると最も人間に近い。基本能力は平均的に優れており、耐久力も高め。; 「フェンサー」「ドラグーン」「セスタス」「リーパー」の職業に就ける。
ルナリア: 北方の地"シドニア"で魔術の研究に勤しんできた、耳が長く細身の種族。他種族と比べて特に知性に優れており、魔術に長けた「ネクロマンサー」「ウォーロック」の職業に就ける。
セリアン: 山脈の峰にある山都の民。いわゆる獣耳が生えており、動物の先祖を持つという伝承がある。力と敏捷性に優れ「マスラオ」「ハウンド」の職業に就ける。
ブラニー: 大自然を崇拝し大草原を故郷とする、小柄で人懐っこい種族。自然の力や薬学の知識に優れ「ハーバリスト」「シャーマン」の職業に就ける。

職業

今作の職業は10種類。前作から全て一新した他、種族毎に就ける職業が決まっている。しかし、条件を満たせば種族の壁を越えて転職することも可能。また第1作「世界樹の迷宮」を意識し、どの職業もかなり尖った性能になっており、バランスの良いパーティーを組むのは難しいとのこと。

今作では特定の条件をクリアすると『二つ名』を習得することができる。二つ名は職業毎に2種類ずつあり、どちらを選んだかでその後習得できるスキルの種類や能力値が大きく変化する。
なお、二つ名はプレイヤーが任意で名付けることも可能(漢字英数字記号可・最大15文字)である。君は公式名称をそのまま使ってもいいし、『†漆黒の堕天使†』『剣ぶんぶん子ちゃん』『闇の炎のデス地獄』といったユニークな二つ名を付けてもいい。

フェンサー（種族：アースラン）: 鋭い剣を巧みに操る剣士。素早い動きで相手を翻弄する回避型のアタッカー。チェイン系のスキルを習得する。
二つ名は『幻影の剣士(回避特化型)』『迅雷の剣士(連携特化型)』。
ドラグーン（種族：アースラン）: 竜の如く硬い防御力を誇る、シリーズお馴染みの防御特化職。銃と盾を併せ持ち、攻防一体のスタイルで戦う。
二つ名は『金剛の竜騎兵(ガード特化型)』『砲火の竜騎兵(砲撃特化型)』。
セスタス（種族：アースラン）: 鍛え上げた拳を用いて戦況を切り拓く戦士。敵単体への制圧力が高く、打撃技以外にも部位封じ技も扱うことができる。
リーパー（種族：アースラン）: 死をもたらす大鎌で敵を狩り尽くす大鎌使い。"瘴気"と呼ばれる力を用い、弱体・状態異常で相手を弱らせるデバフ職。無論、大鎌で攻撃も可能。
二つ名は『死を振り撒く死神(状態異常・攻撃特化型)』『死を遠ざける死神(援護・補助特化型)』。
ネクロマンサー（種族：ルナリア）: 死霊を操る術を持つ召喚士。呼び出した死霊を使い、攻撃・防御・回復などをこなせる万能職。また死霊は戦闘以外でも呼び出すことができる。
二つ名は『召霊のネクロマンサー』『破霊のネクロマンサー』。
ウォーロック（種族：ルナリア）: 属性攻撃に長けた賢者で、本シリーズ初となる「魔法技術」を扱う職業。"圧縮術式"や"高速詠唱"などを用いることで、スキルの攻撃範囲や威力を変動させて戦うこともできる。
二つ名は『六属を操る導師(6属性習得型)』『炎と氷と雷の支配者(3属性強化型)』。
マスラオ（種族：セリアン）: 4本の刀を振るう武人。典型的な低耐久の高速アタッカー。パーティーの前列からの攻撃に特化している。二の腕に刀を装着することで4本の刀装備を実現させている。
二つ名は『四天一流の武人(多段攻撃特化型)』『一刀無双の武人(単体攻撃特化型)』。
ハウンド（種族：セリアン）: 鷹と猟犬を率いて狩りをする職業。使役するペット（鷹・猟犬）にも名前が付けられる。主に鷹が攻撃を、犬が回復と封じをこなす。外見に本シリーズ初となる老婆キャラが選択可能。
ハーバリスト（種族：ブラニー）: 薬草(ハーブ)を使った癒やしの達人で回復のエキスパート。毒草を用いて状態異常付与もできる。
二つ名は『慈悲深き薬草師(治癒術特化型)』『天真なる毒殺者(状態異常特化型)』。
シャーマン（種族：ブラニー）: 神秘の力で仲間をサポートする支援特化職。仲間の傷を癒すスキルや防御力を向上させるスキルなど、様々な支援スキルで味方を強化する。

登場人物

アイオリスの街の人々

ジェネッタ（種族：セリアン） CV：中村桜: 「ジェネッタの宿」を切り盛りしているセリアンの女性。シリーズお馴染みの糸目枠。今作の宿は回復・セーブ・道具の預け入れは勿論、迷宮内で捕らえた牛や鶏の世話もしてくれる。
セリク（種族：ブラニー）　CV：金田アキ: 「アイオリスの大市」で店主を務めるブラニーの男性。ここでは冒険に必要な装備や消費アイテムを購入できる。また武器を強化する"鍛冶"もここで行える。
メリーナ（種族：ルナリア） CV：岡村明美: 酒場「魔女の黄昏亭」を営むルナリアの女性。浅黒い肌の持ち主で眼鏡をかけているお姉さん。酒場では様々なクエストが受けられる他、他の冒険者から情報を得ることができる。
エドガー（種族：アースラン？）　CV：坪井智浩: 冒険者ギルドのギルド長を務める人物。全身に甲冑をまとっており、表情や姿は伺えない。