仙台市地下鉄東西線とは、仙台市交通局が現在建設中の地下鉄道路線である。
2015年内開業予定。仙台市もとより東北地方では2本目となる地下鉄である。
車両基地は荒井駅付近に設置される予定。
ホームは全駅で荒井方面が3番線、八木山動物公園方面が4番線となる予定である(荒井駅は3番線が降車専用、八木山動物公園駅は3・4番線ともに荒井方面)。
ほとんどの区間は地下であるが、広瀬川と竜ノ口沢を超える部分は橋梁となっている。前者は地下を通ると地下鉄が登れる勾配に限界があり、青葉山駅が深い駅になってしまうために橋梁となった。後者は鉄道道路併用橋として設計されているのだが、道路部分につながる都市計画道路が着工どころか用地買収すらされてない状態であるため、当面は鉄道部分のみの使用となる。
東西線自体は1970年代から計画があったのだが、当時は仙台駅から六丁の目方面に向かう新交通システム構想、仙石線を地下化させて仙台駅~西公園間は地下鉄新線を建設して直通させる計画、西公園~八木山~茂庭台間(最終的には愛子駅)を結ぶ「仙台市営モノレール南西線」構想の3つの計画・構想が存在していた。しかし、乗り継ぎが不便となることや、採算性が見込めないことから、1991年にモノレール・地下化計画を断念し、新交通システムとつなぎあわせた新たな東西線計画が生まれることになる(ちなみにこの計画の中で、八木山~茂庭台間は削除され、六丁の目~荒井間が追加された)。なお、仙石線の地下化は地下鉄直通を見越して、「仙台(西)駅(現:あおば通駅)」まで同時に延伸させることになったが、東西線がミニ地下鉄となったことにより直通不可能となったため、あおば通駅までの延伸で仙石線の地下化は完了している。
2005年の仙台市長選挙では、東西線を建設すべきかどうかが争点となったが、推進派が当選したため、東西線は建設されることになった。なお、東西線推進派が1人だったのに対し、反対・再検討派が5人も乱立して票が分かれると言う状態であったため、反対運動は急速に衰えていった。
その後、仙台市民オンブズマンが東西線建設の差し止めを求めて訴訟を起こしたが、費用便益比が1を上回る1.09となったため、仙台市側の勝利に終わっている(もっとも仙台市は費用便益比を2.63→1.62としていたが)。
その後、東日本大震災によって工事が中断したものの、その後再開され、2013年7月17日に全線が貫通した。
駅名は2013年12月24日現在、すべて正式決定したものである。
なお、カッコ表記の駅名は駅名検討委員会による駅名の最終案である(表記無しは仮称に同じ)。
なお、乗り換え路線に「バス」と表記されている駅はバス乗継指定駅となる予定の駅である。
| 駅名 | 読み(駅は省略) | ■乗り換え路線 ○駅周辺 | 所在地 |
|---|---|---|---|
| 八木山動物公園駅 | やぎやまどうぶつこうえん | ■バス ○仙台市八木山動物公園 ○八木山ベニーランド |
太白区 |
| 青葉山駅 | あおばやま | ○東北大学青葉山キャンパス ○宮城教育大学 |
青葉区 |
| 川内駅 | かわうち | ○東北大学川内キャンパス ○宮城県美術館 |
|
| 国際センター駅 | こくさいせんたー | ○青葉山公園 ○仙台市博物館 ○仙台城址 |
|
| 大町西公園駅 | おおまちにしこうえん | ○西公園 ○櫻丘大神宮 ○仙台市民会館 ○せんだいメディアテーク |
|
| 青葉通一番町駅 | あおばどおりいちばんちょう | ○東北大学片平キャンパス ○藤崎 ○ザ 仙台タワー |
|
| 仙台駅 | せんだい | ■JR東日本 東北新幹線・秋田新幹線 東北本線・常磐線・仙台空港アクセス線 仙山線 仙石線(あおば通駅または仙台駅) 仙台市地下鉄南北線 |
|
| 宮城野通駅 | みやぎのどおり | ○仙台サンプラザ | 若林区 |
| 連坊駅 | れんぼう | ○宮城野原公園総合運動場 ○宮城球場 |
|
| 薬師堂駅 | やくしどう | ■バス ○陸奥国分寺 |
|
| 卸町駅 | おろしまち | ○仙台市中央卸売市場 | |
| 六丁の目駅 | ろくちょうのめ | ||
| 荒井駅 | あらい | ■バス |
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最終更新:2025/12/11(木) 05:00
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