「待っていろ………マクギリス……」
仮面の男(鉄血第2期)とは、アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場の仮面の男その2である。
名前はヴィダールと名乗っている模様。
また、「ヴィダール」は北欧神話においてフェンリルを打ち倒した神である「ヴィーザル」の別名でも有る。
CV:松風雅也
様々な展開、ビーム兵器ではなく実体兵器で戦う激しいMS戦、魅力的な登場人物の葛藤により多くの視聴者をワクワクさせ、半年の沈黙を破り2016年10月2日の日曜日、第2期が放送された「鉄血のオルフェンズ」その第2期のオープニングに登場した仮面の男。
鉄仮面を彷彿とさせるフルフェイスマスクに、セブンスターズ関連のギャラルホルン将兵の制服に身を包み、苦しそうにもがき苦しむような動作、その後ろには謎のガンダム・フレーム「ガンダム・ヴィダール」が佇んでおり、第二期の物語のただならぬ展開を予感させた。
制服の色から(以前「モンターク」として仮面をつけてはっちゃけていた)マクギリス・ファリド絡みの人物であることは明らかだが、正体は全く不明である・・・・が、ここで第1期最終回を思い出していただきたい、かつて「チョコレートの隣の人」とか「ガリガリ」と変なあだ名つけられながらも、義理人情深く、誇りのために戦い、残酷な結末を迎えた彼のことを・・・・そのあまりにも悲惨な結末とその生死がはっきりと描写されていなかったことが相まって、過去の同時間帯のガンダムのとある登場人物が第二期で衝撃的な姿となって登場したことのパロディで「ミスター・キシドーとして再登場する」とTwitter等でファンの間で広まったネタがでたこともあり、ますますその正体に興味が湧いて夜も眠れない人もいるだろう。
二期第二話(27話)のラストで早速登場した際には、マクギリスとは半ば対立関係にあるエリオン候の配下である事、体調を心配されている事、マクギリスの行動をある程度読む事が出来る事、被っている仮面は目の部分が青色に光る事が、続く28話ではマクギリスと鉄華団に何らかの思い入れがある事とCVが判明した。
「復讐」を目的としている割に、ガンダム・ヴィダールの初陣ではそれを忘れるほどの一面を見せたり、ラスタルの部下であるジュリエッタ・ジュリスとの交流で仮面の内に穏やかな気質があることが垣間見えていた。実際作中でも終盤に差し掛かるまでは本格的に動くことは少なかった。ヴィダール自身の責任はないものの、彼の推察からイオク・クジャンが勝手に逸ったことで間接的にモビルアーマー・ハシュマルの被害を作り出してしまったこともあるが。
そして第43話。改革派筆頭としてクーデターを決行し、ガンダム・バエルが封印されたヴィーンゴールヴ地下へと足を踏み入れたマクギリスの目の前に地球へと降下していたヴィダールが立ち塞がり、あっさりと仮面を脱ぎ捨てる。
その正体は、エドモントンでのマクギリスとの戦いで戦死したはずのガエリオ・ボードウィン。彼は顔面に大きな傷を負いながらも生き永らえており、利害の一致から身分を隠した状態でラスタル・エリオンに協力していた。
ヴィダール自体はほぼほぼ視聴者の予想通りの正体であるが、もう一つの要素が続けて明かされる。乗機ガンダム・ヴィダールには同じく死んだはずの部下アイン・ダルトンの脳が疑似阿頼耶識システムとして組み込まれていた。ヤマジン・トーカがジュリエッタ・ジュリスに語った「アリアンロッドに来た時からヴィダールは一人じゃない」とは文字通りガエリオがアインと共にヴィダールで戦っていたことを意味していたのである。
地球降下の目的はマクギリスと再会し、彼の真意、即ち親しく接した者たちを裏切ってまで何を掴もうとしていたのかを確かめる事にあった。そしてその真意を悟ったガエリオは完全に袂を分かつことを決意し、バエルを起動させたマクギリスの演説に割って入り、彼を逆族として討つと宣言。ガエリオ・ボードウィンとして再び世界の表舞台に舞い戻った。
アリアンロッド艦隊総司令部のラスタル・エリオンの指揮下に入り、イオク・クジャンと轡を並べた彼は、かつて親友として接したマクギリス・ファリド、因縁の相手である鉄華団を敵とし、新たなキマリスとアインの魂とともに決戦に身を投じていく。
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最終更新:2025/12/11(木) 08:00
最終更新:2025/12/11(木) 07:00
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