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◆ 運命の切札 をつかみ取れ ! ◆ |
「仮面ライダー剣」とは、2004年1月から2005年1月に放送された平成仮面ライダーシリーズ第5作目にあたる特撮番組である。
なお、「仮面ライダー剣」と書いて「仮面ライダー”ブレイド”」と読む。
古代に封印された不死身の殺戮生命体"アンデッド"が現代に蘇った。アンデッドたちは本能の赴くまま、一万年前に行われたバトルファイトと呼ばれる戦いを再開する。
巻き込まれる人々を守り、アンデッドを再び封印するために作られたライダーシステム、1号ギャレンと2号ブレイド。
戦いの最中、突如現れる謎の仮面ライダーカリス。アンデッドの手によって作られた邪悪な仮面ライダーレンゲル。
本作はこの四人のライダーを中心に据えて、物語を展開していく。
| ※画像 | 左上:レンゲル | 右上:カリス |
| 左下;ブレイド | 右下:ギャレン |
人類基盤史研究所 (通称BOARD)の新人所員である「剣崎一真」とその先輩の「橘朔也」は古代から蘇った不死身の殺戮生命体"アンデッド"を封印するため、BOARDが開発した特殊兵器"ライダーシステム"を用い、『仮面ライダー』として日夜戦っていた。
そして今日も新たに出現したバットアンデッドと戦う二人。戦闘経験の浅い剣崎(仮面ライダーブレイド)は苦戦を強いられるが、ベテランである橘(仮面ライダーギャレン)の活躍により封印に成功する。
「やっぱり一流だよなぁ橘さんは、俺はまだ足元にも及ばないよ…」強く頼もしい先輩を剣崎は尊敬し、信頼しているのであった。
その夜、剣崎に同僚の広瀬栞からBOARDがアンデッドに襲撃されているという連絡が入る。
彼はBOARDへ急ぐが時すでに遅く、施設は破壊され、所員はほとんど殺された後だった…彼はかろうじて生き残っていた広瀬を発見し、彼女から「以前から所長と確執のあった橘がアンデッドを操りBOARDを攻撃させたのかもしれない」と告げられる。
共に戦っていた仲間である橘を信頼していた剣崎は広瀬の言葉が信じられず苦悩していた。そんな彼の前にBOARDを襲撃していたローカストアンデッドが現れる。剣崎は怒りに任せてブレイドに変身しローカストアンデッドに挑むが、敵は強く防戦一方のブレイド。
そんな光景を影から見つめる者がいた・・・。ギャレン=橘だ。
「橘さん!本当に裏切ったんですか!?」ギャレンの姿を見つけた剣崎は戦いながらそう問い掛けるがギャレンは何も答えず姿を消してしまう。「そんな…何故だぁ――っ!」剣崎は静かに去って行くギャレンに激昂する。
しかし今彼に出来る事は、目の前の敵と戦い、封印する事だけであった……
本作では『仮面ライダー龍騎』で好評だったカードを使った戦闘(必殺技)が採用されている。
ただ、倒した敵をカードに封印しそのカードを能力として使用したり複数のカードを同時に使用することで
さらに強い力を発揮できたりと『仮面ライダー龍騎』よりも当時人気のあったカードゲームを意識した仕様になっている。
比較的暗い雰囲気の展開と、レギュラー出演陣のキャリアの浅さなどからくる低い演技力などで、放映当初は評価が低く、玩具売り上げで非常に高い功績を残した前2作に比べても3分の2近くまで落ち込むなど、散々な状況におかれた作品だった。
とかく後述するネタに目が行きがちであり、リアルタイムで見ていない世代ですらもそのネタなら知っているという屈辱的な知名度の高さを持っている。このためネタとしての印象ばかりが先行しがちであるが、この知名度の高さが作品自体の再評価を促進している節もあり、非常に複雑である。
シリーズ後半から終盤にかけてのストーリーの盛り上がりと纏まりは高く評価するファンが多く、俳優陣の演技も完成されたという見方が多い。そのほか、希望に満ちた救いと暗い別離を同時に描き出す結末、脇を固めるベテラン俳優たちの重厚な演技など、全般にわたって見所の多い作品である。
| ライダー名 | 変身者 | スート | モチーフ | 武器 | 強化フォーム | 最強フォーム |
| 仮面ライダー剣 | 剣崎 一真 | スペード | ヘラクレスオオカブト | 剣 | ジャックフォーム | キングフォーム |
| 仮面ライダーギャレン | 橘 朔也 | ダイヤ | クワガタムシ | 銃→銃剣 | ジャックフォーム | 未登場(設定のみ) |
| 仮面ライダーカリス | 相川 始 | ハート | カマキリ | 鎌と弓 | なし | ワイルドカリス |
| 仮面ライダーレンゲル | 上城 睦月 | クラブ | クモ | 杖 | なし | なし |
ちなみに、ブレイド(0w0) ギャレン(0M0) カリス(<::V::>) レンゲル(0H0) と、簡単かつ再現度の高い顔文字があり、インターネット上でよく使用されている。
| ライダー名 | 変身者 | スート | モチーフ | 変身カード | 武器 |
| 仮面ライダーグレイブ | 志村 純一 | ワイルド | アルファベットのA | チェンジケルベロス(黄) | 剣 |
| 仮面ライダーラルク | 三輪 夏美 | ワイルド | アルファベットのA | チェンジケルベロス(赤) | 弓 |
| 仮面ライダーランス | 禍木 慎 | ワイルド | アルファベットのA | チェンジケルベロス(緑) | 槍 |
劇場版のライダーは、橘朔也の制作した新しいライダーシステムを使用し変身している。
第1話の主人公の「本当に裏切ったんですか!」という叫びが「オンドゥルルラギッタンディスカー!」と聞こえたことがネットで評判になった。
その後も出演者の滑舌の悪さからか様々な空耳が生まれた。それらは『オンドゥル語』と呼ばれ、今でもネット用語として散見される。
台詞が聞き取りづらい現象や、そういう役者自体を評して使うこともあり
「あの役者は(声優は)オンドゥルだ」「あのシーンは全員がオンドゥル連発だったなあw」などの用法が見られる。
なお、オンドゥル語については、主演の椿隆之は公認しており、しばしば冗談半分で用いる。
8月に公式ブログで行われたファンとのチャットでは、
「オンドゥル星、実在するかも?」
「最終回後の剣崎はオンドゥル星に帰ったかもしれない(笑)。実際は違うけど(笑)」
など、容赦なくオンドゥル語をいじるファンの声にも嬉々として応えていた。
仮面ライダーディケイドにおける「ブレイドの世界」について原典との相違点。
| 原典 | ディケイド・ブレイドの世界 | |
| 剣崎一真 | 主人公(仮面ライダーブレイド) | 剣立カズマ |
| 橘朔也 | ギャレンに変身する人物 | 菱形サクヤ |
| 上城睦月 | レンゲルに変身する人物 | 黒葉ムツキ |
| 相川始 | カリスに変身する人物 | カリスは伝説のライダーとして噂される存在。 正体はBOARD社長の四条ハジメ。 |
| 人類基盤史研究所 | BOARD | 国家予算にて運営されている企業 |
| カードに封印済 | パラドキサアンデッド | ディケイドにて初めてその姿を現す。 人間態は龍騎の世界から引き続き登場する鎌田。 |
「BOARD」は名称こそ原典と同じであるが、「ディケイド・ブレイドの世界」においては大企業となっている。
スペード、ダイヤ、クローバーの3つの部署に2~Aのランクがあり、ランクには待遇等に格差が出てくる。
Aランクに昇格した社員にのみライダーへの変身資格を与えられる。
ライダーに変身する資格を与えられたAランク社員がブレイド/剣立カズマとギャレン/菱形サクヤである。
アンデッドとの戦闘時においては本社からの承認が降りない限り変身する事が許可されない。
失態を演じたり、社則に違反した場合、変身資格を取り上げられる等、ランクが降格される憂き目に遭う。
広瀬栞と烏丸所長、白井虎太郎、栗原天音・・・等に相当する人物は登場せず。
また、原典に登場しない人物として、アイ、マイ、ミーの三人娘が登場。ディケイド/門矢士をチーフと呼び慕っている。
他の仮面ライダー同様本編は非常に削除率が高い。
前出したオンドゥル語の影響が強くオンドゥル語をネタにした動画が大半を占めるのが最大の特徴。
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最終更新:2025/12/24(水) 14:00
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